くるみ割り人形 公演情報 松山バレエ団「くるみ割り人形」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    カラフルで華やか
    原典のプティパ&イワーノフ版とは異なる振付・演出が施され、より一層クリスマスにふさわしい華やかな雰囲気の作品になっていました。

    1幕でくるみ割り人形が王子に変わるシーンは人形の着ぐるみがバラバラになって中から王子が出てくる演出になっていて面白かったです。原典版よりコミカルな雰囲気が強くなっていたと思います。
    冒頭から第2幕の水の国までは落ち着いた色調だったのが、お菓子の国のシーンに入った途端にカラフルな衣装と明るい照明になり、強烈なインパクトがありました。キャラクターダンスが続くシーンではそれを観ているという設定のアンサンブルのダンサー達にも少し振付が施されていて、楽しげでした。『中国の踊り』が長い帯をなびかせるダンスで良かったです。
    第2幕の終曲に入る前にヴァイオリンのソロがフィーチャーされた曲でクララと王子が踊る、ちょっと切ないシーンが追加されていて、あまりドラマ性のない第2幕にもそれを与えようとしているのは面白い試みでしたが、少々長すぎると思いました。

    アンコールとしてクリスマスメドレーがあり、出演者全員(100人近くいたと思います)が舞台に登場しクリスマス気分を盛り上げていました。欲を言えば、アンコールでももう少し踊って欲しかったです。

    セットや衣装が手の凝んだ立派な作りで可愛らしく素敵でした。普通は船で表現される雪の国への乗り物が上から降りてくる木馬のゴンドラになっていたり、くるみ割り人形とネズミの決闘シーンでもお互い木馬に乗っていて、木馬が大活躍なのが印象的でした。
    オーケストラに目立つミスやメロディーと伴奏の音量バランスの悪さがが散見されたのが残念でした。

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    2011/12/24 23:28

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