欲望という名の電車 公演情報 劇団青年座「欲望という名の電車」の観てきた!クチコミとコメント

  • パロディ芝居以下の出来栄えに思う
    唖然・呆然・愕然!!!

    期待が大き過ぎた分、落胆度が大き過ぎて、心の中は、ずっと3階席で仰け反り通しでした。

    舞台上に、ブランチいないもの。ただバラエテイでも御馴染みの高畑さんがいるだけだもの。

    ブランチとスタンレィの二人の迫真の山場、ブランチとミッチの愁嘆場が、ドッと笑いが巻き起こる「欲望という名の電車」なんて、生まれて初めて観ました。
    まるで、コメディみたいなんだもの。

    これが、私が大好きな鵜山さんの演出の筈はないと、何度も、チケットを確かめてしまいました。
    これが、岩谷時子その人を体現してくれた、名女優?「セイムタイムネクストイヤー」で、私を益々、演劇の虜にした、あの高畑さん???
    と、我が目を疑ってしまいました。

    神野ステラ以外、観るべきものなし!!!

    ネタバレBOX

    内容があれでは、幾ら、小曾根さんが、ピアノで、盛り上げても、逆に、舞台の陳腐さを露呈するだけのように感じました。

    テネシー・ウイりアムズ、泣いていないかしら?

    悲壮感も、悲哀も、微塵も感じさせてくれないブランチに、絶句しました。

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    2011/12/23 02:00

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  • KAE様

    おっしゃるとおりですね。

    私が高畑さんに注目したのは「女たちの十二夜」で、太っちょののんだくれのおじさん役を楽しそうに演じられ、劇評でも「美人女優がよくぞここまで」と絶賛されました。

    役柄としてコミカルに大真面目に演じておられ、たしかにいまのような「素の高畑さん」とは違っていました。

    元に戻っていただきたいですね。

    2011/12/27 16:47

    きゃる様

    高畑さんは、大河ドラマ初出演の時は、とても良かったのに、最近の「篤姫」の時は、やや演技過剰な感じがしましたでしょう?

    何だか、あまりにも、バラエティとかに出すぎて、高畑淳子という面白キャラを増幅し過ぎて、演技に歯止めがきかなくなってしまったのかもという印象を受けました。

    昔は、大柄でも、ちゃんと演技で、儚い女性も演じられた方なのに…。

    今や、劇団のトップ女優になられたから、先輩に意見されることもないでしょうし…。

    いつぞや、トーク番組で、宇津井健さんが、「最近、若い先生にヒップホップを習っていて、楽しい。僕ぐらいの年齢になると、誰も、注意したり、怒ったり、指導してくれたりするヒトがいないから、人間幾つになっても、先生がいるというのはありがたい経験…」と話されていて、改めて、宇津井さんのファンになりました。

    せっかくの才能豊かな女優さんなので、慢心せずに、進化し続けて頂きたいものです。

    2011/12/25 16:23

    KAE様

    私は、ブランチというと、やはり杉村春子さんや晩年のヴィヴィアン・リーの映画の印象が強く、パロディーという感じのものは、想像もしてなかったですが、KAEさんのニュアンスも伝わってくるんですよ(笑)。

    ヴィヴィアン・リーは、ブランチ役のため、精神病院の間者を観察に行ったり、自分の内面の悩みも役の表現にこめ、命を削ったと言われているので、もし、観ていたら、違和感があったかもしれません。

    フライヤーの高畑さんの写真は美しかったんですのにねぇ。

    お話を伺ってると、まるでNHKの朝ドラ「つばさ」出高畑さんが演じた奔放な母親役みたいだったのかも。あれにもセレソンの主宰が共演してたし、劇中劇に見えちゃったかも(笑)。

    2011/12/24 23:56

    きゃる様

    私もそう思って期待満々で観に行ったんですよ。

    何しろ、私、もう30年ぐらい以前から、高畑さんの大ファンですから…。

    それだけに、今回は、あまりにもショックでした。もう、この方は、儚げな役は演じられない気質になってしまわれたのかしら?と。

    セレソンの主宰さんの方は、想像した通りの役作りで、とても、ニューオリンズに住むポーランド人には見えず、セレソンの芝居の登場人物そのままでしたけれど…。
    二人の、レイプ前の丁々発止のやりとりが、面白すぎて、これがコメデイだったら、大向こうから掛け声でも掛かりそうな程、お客さんに受けていました。

    ミッチとブランチのシーン、ミッチが明るい所で、彼女の顔を見て、実年齢を知る場面も、まるで、吉本新喜劇みたいでねえ。(笑い)

    よく、深刻な場面で大笑いする観客に唖然とすることがありますが、この舞台に関しては、笑う客に非があるわけではありません。だって、キャストが、そういう演技をしてるんですから。私も、後半は、パロディの「欲望という名の電車」を観劇しに来たつもりに気持ちを切り替え、大いに笑わせて頂きました。

    もっとも、私が密かに愛読してる、ある初老の映画愛好家で、観劇人の方がたぶん臨席で、その方の感想を拝読したら、見事なブランチ誕生とかって、大絶賛されていましたから、これは、あくまでも、私の感性で、きゃるさんがご覧になれば、感動されたのかもしれませんが…。

    2011/12/24 15:16

    KAE様

    高畑さんのブランチも脂がのってきたいまだからこそ必見かとは思ったのですが、行けそうな日が夜の部のみで、終演がかなり遅くなりそうなので、あきらめました。

    で、KAEさんのこの批評を読み、ビックリ!

    文章からおおよそ想像がつきますが、高畑ブランチが不在状態とは意外や意外ですね。

    チケット買わなくてよかったかな、とも思ったりしました(笑)。

    2011/12/24 05:05

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