満足度★★★★★
「マイノリティ」と「マジョリティ」
最高です、面白いです、流石です。
鶴屋南北戯曲賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、芸術選奨新人賞、読売演劇大賞優秀作品賞、読売演劇大賞優秀演出家賞など受賞しているのは伊達じゃないですね。
「マイノリティ」と「マジョリティ」の話として観ました、強者が偏見や差別を作ってしまう、マイノリティの考え、思いが、分からない、分かろうとしないから、理解出来ない。 彼らの芸術的感性は素晴らしい、私にはそんな感性は無い、素晴らしい・・・よく聞きますよね、こんな言葉、 エスキモーをより小さな民族に区切ってイヌイットと呼んでみたり、「マイノリティ」を、あえて作ろうとしている様にも感じる事が有ります。 日常の至る所によくある強者の偏見や差別による誤解、理解されない思い、たとえば 学歴、趣味、郷土、クジラ保護、等、差別はしていないと言うが、理解をしないのは、差別と思います。
このお芝居は、そんな今の日常、身近な生活に起こる現れる、そんな出来ごとにダブりました、それだけに怖いです、恐怖を感じました。 完成度の高い脚本とそれを演じきる役者さん 面白いお芝居をありがとうございました、次も楽しみです。