オレンジノート 公演情報 劇団TEAM-ODAC×演劇カンパニー曲者「オレンジノート」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    想い
    舞台は下町のチャイナタウン。町の中心にある教会に、一冊の古く汚いノートがあったことから始まる。このノートをオレンジノートと名付けた少女と青年の交換日記を軸に過去の彼ら達の思いや、青春が綴られていく物語だ。

    以下はネタばれBOXにて。

    ネタバレBOX

    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/


    チャイナタウンをシマとする中国マフィア・リュウ一家と下町をシマとする日本ヤクザ・天竜一家はかつて町全体を揺るがすほどのシマ争いによる抗争をしてきた。しかし、現在のリュウ一家は細々と中華料理屋を営み、かつての勢いはなくなっていた。そんな矢先、天竜一家は機会があればシマを広げたいと目論んでいたのだった。

    それぞれの暴力団の跡目継である二代目の息子たち、ヨンハと洋一は幼いころからの親友でもあり、お互いを信じ、いつか自分たちが組織のトップになったなら、こうした争いに終止符を打ち、平和な町を作ろうと考えていたのだった。そんな折、二つの組織を争うように仕向ける罠が待っている。

    分裂する組織の中でお互い想いを寄せる敵対する組織に配属する男女は逢う事が叶わず、交換日記として、それぞれの想いを綴る。この日記から浮かび上がる抗争とこれを止めようともがくヨンハと洋一。しかし、ヨンハは敵の銃弾に打たれて命を落とすも、ヨンハの思いはオレンジノートに詰まっていたのだった。

    終盤に描かれた友情のシーンで落涙した。物語自体はベタで解りやすい。しかし、泥臭い青春を生き抜いた若者たちの青春劇は、やはり心打たれるものがある。信じること。少年の頃からの友情を信じるという強さは、観ていてスカッとするのだ。

    天竜一家のヤクザがめっさ、カックイイ!笑

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    2011/12/08 01:29

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