満足度★★★
A班を観た。胸がザワつく企画だ。
タイトル聞いただけで、ザワザワ、ワクワクする企画だ。
しかも、今年に入ってからの企画ではなく、昨年始動したものと聞くと、その先見性には恐れ入る。
だって、常に「日本の問題」はあるのだが、こんなに「日本の問題」が噴出した年もなかったのではないかと思うからだ。
つまり、去年もしこの企画が行われていたとしたら、観客の受け取り方はまったく違ったものだったのではないだろうか。
それは、もちろん上演側にとっても同じだ。
「日本の問題」について、こんなに多くの人たちが、真剣に語っている「今」、上演する劇団側は、「果たして(この状況の中)自分たちに何が語れるのだろう」と自問自答したはずだ。
受け取る観客にしても、まったく同様で、「何を語ってくれるのかな」と、腕組み、あるいは腕まくり(笑)して劇場に臨んだ方もいるのではないだろうか。
まずはA班から観た。