満足度★★★★★
横浜に現れた異空間
劇場に入ってステージセットを見てウワァと感じるインパクトやアクの強さ、危ない感、あやしい感は、関東地方の劇団の中ではピャー!が5位以内に入るのではないでしょうか。是非、劇団のウェブページに写真を載せて欲しいです。大きな宣伝になると思います。
作品の中身はというと、中二病とか自らを矮小化しているのとは反対に、『2001年宇宙の旅』を彷彿させるような(特に最後の5分間)命や存在の根源に迫る大スケール(←私の勝手な解釈)。
アングラ、アバンギャルド系劇団として、やりたいことをとことんやりまくってるのと同時に、理解の助けとなるような解説を配布したり(←これがあって良かった)、終演後にゲストを交えたトークや質疑応答コーナーを行なうなど、視界の中に観客がしっかり入ってる点にも好感が持てました。末永く応援したい劇団です。