三月の5日間 公演情報 チェルフィッチュ「三月の5日間」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    新しいパフォーマンスとして
    演劇という枠には収まりきらない、現代美術パフォーマンスとも言える作品。
    超リアル演劇とも称される、「無駄な」言葉と動きが繰り返される独特の手法は、今までの演劇の概念なんてひょいっと飛び越えていく。
    逆説的ですが、この手法だからこそ、人間が発する「言葉」の包容力と柔軟性、また人間の日常における「身体」の表現力と可能性がくっきりと見えてくると感じました。
    とにかくこの逆説的な感じと緻密な仕組み、新しい物好きの私としてはたまらなく好きです。

    俳優たちもすばらしく魅力的。
    あと、特徴的だなと思ったのは、観客。友達2人が話しているのを興味半々で、横から聞いているというゆるい感じ。他の芝居では観られない表情だなあ、と思わず感心してしまいました。

    ネタバレBOX

    東京の若者の現在をテーマとするチェルフィッチュということで、作品に東京の地名や場所がたくさん出てくる。
    「~ってのがあるじゃないですか」と同意を求められると、関西に住む私としては、ちょっと違和感を感じてしまう。そんなことはたいしたことではないのですが。
    そういう意味では、時代性とか、地域性とか、世代感とかいうくくりの中で、本当には理解できてない部分があるのかなあという感覚=海外の芝居を観ているような感覚もありました。

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    2007/12/22 12:58

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