Good Morning Everything 公演情報 elePHANTMoon「Good Morning Everything」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    伏線はりっ放しじゃん!とおもわれないために
    好きなんだ、この団体。前回公演の『業に向かって唾を吐く』で一気にファンになりました。で、好きだからこそ、言いたい放題いってみたいとおもいます。愛ゆえの暴言。

    ネタバレBOX

    まず冒頭。最近よく観るズボンおろしてパンパンする「擬似セックスシーン」。あんまり他の団体と比較するのは可哀想だなとも思うのだが(それを言われるのだけは勘弁、とアフタートークで言っていた)、この表現てあきらかにポツドール、smartball以降でてきた、アレなわけ。いや、真似ではないって言うかもしれないけど、やっぱりそう取られてしまうよ。いまのご時勢。もうなんかよっぽどの理由が無い限り、わたしには受け入れられない。だから何よ?なのだ。実際その後、ホモネタは話の本筋とは絡んでこないし。

    うーん、話の本筋と絡まないものが多すぎな気がしたね。選挙も、原発も、同性愛も、キャラクターを特徴づけるための「調味料」になってしまったのというのが惜しいな。

    いや、「ストーリー主義からの脱却→インパクト重視」こそが作風転換の本旨だというのであれば、それでもいいとおもうの。でもどうもそっちにも転べていない(気がする)。もっと俳優に「シーンを力強く印象付けられる」演技力がともなっていれば、違ったかたちに昇華できたんじゃないかしら、とも思う。実際女将がマネージャー役の男の顔を嘗め回すシーンは、シーンとしての重要性はまったくないのだろうが、かなり、いいなと思ってしまった。皆がこのクオリティでいけてればいいんでしょうけど(そういう意味では「擬似セックス」のシーンも、やりようなのかもしれない)。

    「漫画」っぽい。「演劇」でもなく「映画」でもなく。その「コマのインパクト」主義というか。トウモロコシでバタバタ死んでくとことかまさに。これはこれで独自のありかただとおもうから、是非その路線で突き詰めてほしいなとおもうけど。

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    2007/12/18 14:33

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