いつも誰かのせいにする 公演情報 箱庭円舞曲「いつも誰かのせいにする」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    個人的にいたたまれなかった
    役者の皆さんとてもお上手で、照明、場面転換なども計算されていて、すばらしい舞台であることは間違いないのですが、このお芝居が好きかどうかと聞かれたら、「好きじゃない。ちょっと苦手」というのが正直な気持ちです。

    いろいろなセリフで、チクチクと痛いところを突かれました。というか、ほじくり返された。

    片桐はづきさんが演じる徳川修子が30才のころの自分に重なりました。
    同族嫌悪を呼び起こすくらい。リアルに嫌な女を演じられていましたね。

    他の登場人物にも、ちょっとずつ(もしくは、かなり)嫌な面があって、それが過去の自分と重なって、いたたまれなかったです。
    まあ、「過去の」と言えるくらいに年とって大人になっているのが今の自分の救いです。30才で見たら、何も気づかなかったと思います。
    え、あれ、何が悪いの?的な(笑)

    脚本に込められたテーマが重くリアルなんでしょうね。
    背景はデフォルメされていますが、ものすごくリアルに感じました。
    次は、また違う脚本で観てみたいです。

    嫌な人物を演じられていても、役者の皆さんは、本当に素敵でした。
    個人的に小林タクシーさんとザンヨウコさんが気になります。とてもvv

    上質なお芝居をありがとうございました。

    ネタバレBOX

    開演前のアナウンスはよくわかりませんでした。
    あんな風に自分の名前を連呼したり「ごめんなさい」を繰り返したのは、何かの演出ですか?
    内輪受けっぽくて、初見の自分には少々耳障りでした。
    (すみません。正直な感想として、あしからず。)



    徳川さん同族嫌悪集(自分用覚書)
    ・上司という立場で年上の男性にも嵩に懸かったもの言い
    ・自分のことは棚にあげ、他人の欠点や限界についてえらそうに説教
    ・自分の知らないもの、見ていないものについては、無かったこと
    ・試写会に応募してくるタダ見客を乞食扱い
    ・自分がやったことでも「あれで本当によかったの?」と被害者ぶる
    ・あなたって××と指摘(否定)された時、言われた内容を省みる前に「誰が言ってるの」と聞くあたり

    けんのん けんのん

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    2011/11/05 21:58

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