ひとよ 公演情報 KAKUTA「ひとよ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    人よ・・・
    良いお芝居を見ると、幸せな気持ちになります。
    この日も、しみじみ幸せをかみしめながら帰宅しました。
    ありがとうございます。
    友達にも勧めました。たくさんの友人に観てもらいたいです。

    全米が泣いてもまず泣かない私ですが、最後泣いてしまいました。
    不覚。でも、気持ちの良い涙でした。

    特別な一夜から始まる話であり、素敵な人たちの話でした。
    タイトルはやっぱり「一夜」だけでない、「人よ」のダブルミーニングですね。
    一人ひとりの登場人物が愛しく魅力的な存在でした。

    良い芝居をありがとうございました。

    ネタバレBOX

    子どもたちの為に父親を殺したお母さん。
    冒頭から、いきなり衝撃的な一夜を目の当たりにして、そこからグイグイ物語に引き込まれました。

    岡まゆみさんというと美人女優、お姫様女優(大河の細川ガラシャからか?)のイメージがあったので、最初驚いたのですが、すぐに気にならなくなり、いつしか「お母ちゃん」にしか見えなくなりました。
    確かにおばちゃんと言うには不自然なほど美しいのですが、息子のためにモナカを投げつけるところなど、「お母ちゃん」そのものでした。
    離れて住んでいる母親のことを思い出し、何度も涙が出そうになりましたが、そのたびにものすごく良いタイミングで、笑わせてくれた「ヨシナガさん」。最高です。ありがとうございました。
    私は、芝居でも映画でも、他人がそばにいるときに泣くことをよしとしません。
    芝居中に鼻をすするなんてとんでもない。(自分がするのもNGだけれど、他人のその音を聞かされるのも、実は嫌)
    そんな私ですが、最後の、それまでずっと笑っていたお母ちゃんの号泣シーンには、涙の堰が切れました。
    アンケートを記入しながら、鼻水ダラダラたれ流してました。不覚。

    まいど豊さんの泥酔からその後に続く暴行シーンはとても演技には思えず、本気で怖かったです。
    (あの場面があったので、死んだ父親がどんな男だったのかも想像できました)
    芝居が終わってから「改めて役者ってすごいな」と思った次第です。
    大満足のお芝居でした。ありがとうございます。


    自分用覚書
    「自分にとって特別な夜でも、他の人にとってはただの夜だよ。でも、自分にとって特別ならいいじゃないか」
    「膝小僧もなか」
    「代わりについてきたものもいっぱいある」
    「牛が踏んでも泣かない」
    「転換期です」

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    2011/10/23 08:42

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