陛下に届け 公演情報 ポップンマッシュルームチキン野郎「陛下に届け」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    笑いと感動が確かに・・・
    そう。笑いと感動が、確かにあったのです。
    が、そのどちらも私には強引過ぎて、戸惑った・・・というのが正直な感想です。
    といって、面白くなかったというわけではありません。
    むしろもう少し観てみたいと思ったので、前作「よーいドン!!死神くん」のDVDも購入しました。これから観るのが楽しみです。

    後はネタバレで。
    (かなりネタバレしているので、これから観る人は読まないでください)

    ネタバレBOX

    笑いのとり方が強引だなぁというのは、あくまでも私の個人的な感想です。
    人によって受け止め方は、当然、違います。
    実際、亀甲縛りもイジメ(罰ゲーム)場面もウケてました。
    もちろん、私も笑いました。(←笑ってんじゃん)
    しかし、せっかくちゃんと芝居ができる役者さんたちなのに、たけし軍団やダチョウ倶楽部がやり尽くしたようなギャグで無理やり笑わせているのは、「もったいない」とも同時に思いました。
    私的笑いのツボは、「豆知識部の先輩後輩」という前振りがあったずいぶん後に「リスのしっぽの話」を聞かされると「あ、このふたり豆知識部だった!」と思い出して思わず吹き出した・・・・・・そのへんにあります。
    他にも、ちょっとした会話や間の取り方で笑える場面もたくさんありました。
    例えば、陛下が源氏物語の曲を国家にする場面で「君が代しか聞いてないから新鮮だったよ」みたいなことをサラッと言ったところとか。
    身体で取る笑いよりも、そっちの方が好みです。

    感動の場面については、その前のギャグシーンとの振れ幅が大きくてすんなり入り込めなかったというのもありますが、陛下の気持ちがいまひとつよくわかりませんでした。
    どうして最後あのように変わっていくのかというのが、不明。
    夢を繰り返し見ているうちに色々考えたのでしょうが、最後の扉を開いて知った事実は、もっと衝撃が大きかったはずです。
    あのラストでいいのかなとか、考えてしまいました。
    源氏物語の若紫との出会いが、どんな影響を及ぼしたとか、その辺も今一つ分からずじまい。

    すみません、色々辛口になってしまいましたが、それだけ期待が大きかったのです。大きすぎたのです。

    繰り返しますが、決して面白くなかったのではありません。
    面白かったのです。
    次回作もぜひ見に行きたいです。

    0

    2011/10/08 18:17

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大