思いの鳥 公演情報 CAPTAIN CHIMPANZEE「思いの鳥」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題146
    上期最後の観劇、どれにしようか直前まで考えあぐね、前日の夜遅くに予約。

    開場してながめると舞台が高いですね。座ってみるとだいたい顎のあたりです。左側に立っているのは車掌さんでしょうか、舞台にはベンチと駅名標、もしろん白く塗られた木製、ここは「思いの鳥」駅、隣の駅は「金乃森」「火漁丘(かながおか)」。スタッフのみなさんは横縞のシャツ。

    座っていると車掌さんの検札がありました。検札鋏というのでしょうか、ちゃんとパチンとやってくれます。ここでチケットをよくみると切符でした。「普通入場券」「全席自由」..舞台上に立ち入ることはできませんと書かれています。日付もちゃんと当日2011.9.30とありまり、これは凝っています。

    上手のほうから波の音が聞こえます、海岸線でしょうか。

    車掌さんの前説、暗転、蒸気機関車の汽笛

    以下、ネタバレしてます

    ネタバレBOX

    いきなりですが、死者と生者のお話でもありますね。先日、死んだ妹が兄に思いを伝えるというお芝居をみました。、お盆には先祖の霊が訪れる...ので、あぁ、そういうことなのかなと思いました。でも、これは最後でわかることなので、脚本と演出でどうなるのかですね。絵本を読んでいるような温かさを感じました。みな、懐かしい、ちょっびり胸を締めつけられる思いがある...

    ホームに男女各2名。1組は夫婦(ちゃんと指輪してます)。なぜかここに来るまでのことを思い出せない。そこにハンター風の男、なにかを探している...それは思い出。会場の壁をみると星空が書かれていますね、線路もあります。

    「Qちゃんとおばあちゃん」「おとなりさん」「ドラえもんのポケット」などのお話を各停車駅ごとに継いでいきます。忘れてはいないけど、記憶の奥底にひっそりと思いだしてもらうことを待っていた人たち。


    最後、思いを伝えた人たち、会場内に輝く星々の海をわたって汽車は行きます。

    ここで「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の思いを込めて汽車がゆく。」なんてあったら泣きますね。

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    2011/10/02 09:59

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