満足度★★★★
ごまかしのなさが美しいこのタチが悪いとさえ言える腹立たしいまでの誠実さ、そして過不足のない美しさ。決して万人に薦められるスタイルではない。ではないがしかし、やられた。言葉にできないエモーションを舞台で表現しようとすることは常道だ。しかしたぶん言葉でも(もしかしたら言葉のほうが)正確に表現できてしまうことを、言葉にならないものにまでわざわざ分解し、それをもういちど言葉にむかって蒸留させようとする、こういう芝居はよぶんな色気やごまかしがあっては作れない。
0
2011/09/30 22:46
このページのQRコードです。
拡大