満足度★★★
ラブダンディ観ました
女性版よりはるかにいい出来でした。役者さんが皆とても魅力的!しかし、ここまで完全に男女逆転劇とは思わなかった。両方観劇してつくづく感じたのは、お芝居というのはどこまで自分を投影できるか感情移入できるかが鍵であって、それが難しい場合は外国のお話として観た方がよほど理解しやすいし楽しめる、ということです。恋愛観や結婚観は国によってかなり違うので、それを真正面から捉えたこのお話は日本の話としてはやはり無理があったような気がします。ピザ屋のエピソードなどはアメリカでの話として観たほうがずっと面白いし、笑える。ホワイトハウスを取材する記者は事件の有る無しをピザ屋の動向によって察知する、というお国柄ですから。(何か事があるとピザのデリバリーが増える)私はこの劇、アメリカでの話として、完全な翻訳劇として観たかったなぁ。派手派手なママもわからずやのパパも、いかにもアメリカらしいもの。日本での話になるといきなりとっつき難くなります。アメリカ人と日本人の資質の違いを再確認した劇でした。