満足度★★★★★
最高のお芝居!
大阪八尾の地場野菜の勉強させていただくのがメインの大阪行き。
いつもなら「市内をブラブラ→呑み食いそして靴購入」なのだが・・・今、大阪では、新歌舞伎座で中村勘三郎丈の興行がある!
おでんのコロや絶品ホルモンは、今回は我慢・・・フリータイムは観劇三昧じゃ。
まずは、昼の部を鑑賞。世話人が、とちり席を用意してくれた・・・マジウレシイ!
勘三郎さんの『お祭り』がある夜の部は、今夕のお楽しみ。
まずは『御摂勧進帳』から。
十八番の『勧進帳』と設定は似てるっちゃあ似てるんだけど、ラストの弁慶の大立ち回りが豪快というか、ハチャメチャというか・・・ま、大爆笑の芝居なのだ!
この演目は、今年の正月に新橋演舞場で観てるんだけど・・・弁慶の橋ノ助さん、さらに練れておった!完璧なる馬鹿馬鹿しさ!もう笑うしかないよっ!笑
『男女道成寺』は、勘太郎さん&七之助さんでじっくりと。
ただ、この兄弟・・・差が出てきてるような。。。
どちらがとは言わないけど・・・ちょっと痩せ過ぎだね(←言ってるようなもんか!笑)
そして!勘三郎さん!
そして!お目当ての芝のぶが演る『文七元結』じゃ!
落語の名作と言って良い『文七元結』。
人情話のジャンルに入るんだろうけど・・・しっかりと笑わせてくれる!
夫婦喧嘩のおもしろさは、『火焔太鼓』と双璧じゃないかなー。
左官長兵衛を演じる勘三郎さん・・・ほぼ戻った!
舞台に出てくるだけで華やぐように感じるのは、ボクの「勘三郎好き」がなせるものなのかもしれないけど、おおらかで余裕のある演技、たたずまい・・・舞台が明るくなるんだよなー。
そして、芝のぶ。
今回は、孝行娘のお久を演じる。
芝のぶの町娘は、絶品だよなぁ。(ま、お久は、遊郭で花嫁修業中?なんだけどね)。
とっても綺麗で可愛いんだけど、親しみが湧く・・・それが、せいちゃんの魅力なのだ!
なんともぜいたくな時間。
「江戸の庶民は、こういう芝居を心から楽しんだんだろうな」って感じさせてくれました!
あ~、夜の部楽しみだー!!!!!