本当に怖いものは
『奇ッ怪』其の壱に圧巻されて、其の弐も期待して拝見しました。
其の壱では、小泉八雲の原作を時代劇的な感じで取り入れた着物でのシーンがあったり、エンターテイメント感の強い中で怖さを感じていたのですが、其の弐はぐぐっと現代にフォーカスされていて、新鮮な気持ちで見ました。
語りからテンポよくシーンが移り変わり重なっていく手腕はやはり見事で、楽しい。
笑いもったぷりあって思わず吹きだすシーンもたくさんあったけど、終幕に向けて、壱とは違う角度の怖さがじわじわと少しづつ積もってゆきました・・。
無念さ、無常感、という意味では、今回いっそう怖かった気がする。