かごめ町ストライク 公演情報 新劇団松葉ステッキ「かごめ町ストライク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題101
    柏に来たのは初めてです。上野で常磐線に乗換え。商店街を少し歩いて会場へ。今日は商店街同士の「草野球」。出演者である加成さんが登録してくださったのでみに来ました。時間になり、会場に入ると...ベンチです。「ベンチだけで繰り広げられる」その通りです。青いベンチが2列。ペットボトル、メガホン、バットにボール。立派に...ベンチです。客席はというと、最前列の床は緑色、人工芝のようでもあります。どんなお芝居になるんだろうと思って待っていると、突然、前説が場内アナウンスで...、劇場内じゃなくてグランド向けです。ここまでやられると期待度は急上昇。暗転後、ベンチにはかごめ町の精鋭(?)が勢揃い。

    ネタバレBOX

    とにかく面白い。目の前はベンチで客席はグランドになります。バットの音、ミットにおさまるときの音は後方から聞こえてます。360°サラウンド。監督、マネージャ、プレイヤー、敵陣のスパイ、婚約者と多彩な人物が、ベンチを引っ掻き回します。隣町との統合が決まり、商店街は2つもいらないということで、負けた方が閉店..となるハメに。

    3組の恋、弱点の克服、内輪もめでベンチは大騒ぎ、だから守備についてるのにベンチが気になる選手たち。かと思うと負けが濃厚になると意気消沈、秘密の飲み物で暴走、敵陣の様子なども適宜織り込んだり、ルールの説明も随所に。

    ひとりひとりのキャラクターがイキイキとしていて、ホントに目の前で試合が行われているようです。ホームランの音、超剛速球の音がタイミングよく聞こえてきます。試合の展開はベタだけど、ただの草野球、大量失点からの大逆転は、わかっていてもワクワクものです。よくこれだけテンションを維持できるものだとビックリ。

    終演後、外に出て仰ぎみれば、そこには夏色の空。加成さん、そして出演者のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。

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    2011/08/28 21:38

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