満足度★★★
若年性アルツハイマーか
アルツハイマーを扱った作品は何度か観ているが、映画で 渡辺謙さん主演の明日の記憶が特に印象に深い。
本作も特に目新しい内容は含まれておらず、新鮮さという点にはかける。
しかしながら、最愛の人がどんどん代わって言ってしまうというのはつらいものである。
吉田鋼太郎さんが夫役でアルツハイマーに罹り、一路真輝さんがその妻という役柄である。
吉田さんはエネルギッシュな雑誌編集長役で、少しづつ記憶が失われていく役をうまくこなしていた。一方一路さんは、夫人役を静かに演じられていたが、もう少し感情のゆれを表現してほしかった。
他の出演者では、高橋由美子さんが光っていた。一路さんを食ってしまうほどの演技で、魅せてくれた。