栄華舞踊団「やすらぎの丘を目指して」 公演情報 栄華舞踊団「栄華舞踊団「やすらぎの丘を目指して」」の観てきた!クチコミとコメント


  • 50分、途中で飽きたりはしなかったけれど…。

    ネタバレBOX

    身体は動いているのだけれど、軽やかさが感じられてない。なんだか重い。
    お一人だけ(最後に紫の衣装の方)、とても軽やか、丁寧な動きで、気持ちのいいダンスだったけど。

    登場する人が少ないので、1人ひとりの動きを凝視することになるのだが、一見簡単な動作、例えば、歩くとか、腕を振るとか、そんな動作が、人によってはぞんざいになっているように見えて仕方がなかった。ちょっとした動きが目立つので気になる。
    もっとすべての動作に気を張って丁寧に動けばなあと思う個所があった。
    4人が揃って舞台を回るシーンなどは、腕の動きや足の運びがもっと揃っていなければならなかったのではないだろうか。中途半端に揃ったり、揃わなかったりは気持ちが悪い。

    「声を出す」に反応したり、ラストのコーラスのような部分には面白さを感じたが、「発声」がもっと活きてくるとよかったのではないだろうか。

    全体的にピンとこなかったのは、強烈に何か伝えたい、と言うか、コレをやりたいという想いが感じられなかったからだろう。
    いろいろな要素を散りばめた、としか見えなかったのだ。
    舞台に強さがほしい。アクと言ってもいい。

    頭巾の男性たちとのコラボ、交流についても、まるで別モノのようであまり一体感は感じられなかった。

    シアターX提携の公演だから仕方がないのだが、今回の公演に関して言えば、会場の選択はこれでよかったのだろうか、と思う。
    それは、ひとつには舞台の広さをもてあましていたように感じたからだ。この半分のサイズだったら、凝縮された空間となり、エネルギーが散逸しなかったのではないだろうか。
    また、前後の動きやミカンが散らばるなど、演出が、舞台を見上げるものではなく、舞台全体を見下ろすようなものになっていたからだ。
    演出と舞台の設定が合っていないと思ったのだ。

    これは公演そのものではないのだが、一番前の端の席でビデオ撮影をしていた。しかし、あの場所はないと思う。なぜならば、撮影のために前傾となるので、撮影者が視界の妨げになってしまう。すぐ後ろの席ではなかったが、そこだけシルエットになって舞台を隠してしまうのはずっと気になった。

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    2011/07/09 07:48

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