満足度★★★
5分の重さ
なるほどなぁ。学校という特殊な空間の中,梶浦先生の「5分」はとても大きな意味を持つ。ただし,自分にしてもそれは今であるからこそわかることだし,自分が学生のころやましてや小学生の親であったとしてもわからなかったことだとは思う。そしてそんな状況に絶望しての爆弾であるが・・・。55分という上演時間以上に,結構,重い思いの話にも思えました。イベントの映画「ミロール」もそうですが,疲れている身体と心には応えますね。悪い意味じゃないですよ。クールです。過去の上演のように短編集の中の1本として人気が出たことはわかる気がします。初見の劇団(前から観たかった)でしたが,この作風以外の作品にも興味がわきました。