満足度★★★★★
いやいや!!
あまりのクオリティの高さに 驚きの連続でした!!
江戸時代の人情噺のようですが、そこにある人間の"業" "欲" "したたかさ" いろいろな要素が作品の中にあるように思えました。
劇中、ほとんどが山形弁でのセリフですが、永作さんをはじめ素晴らしいです。
なにしろ20分の休憩をはさみますが、上演時間3時間35分 まったくといっていいほど無駄ものはありません。
1幕目は 起・承らしくテンポよくすすみます。かなりコメディの要素もはいって笑いもありますが、2幕目はスリリングかつサスペンス的なストーリーにくぎ付けになりました。
舞台は廻り舞台、高さも効果的につかっていて エンターテイメント性もたっぷり。というか芸術性かな。。
まさに喜劇と悲劇のクライマックスには息をのむしかありませんでした。
亀治郎さんは現代劇で1回みたことがありますが、歌舞伎の要素をとりいれた演技(たぶんそうと思うのですが)には、客席から 「おもだかやーー!!」 「お見事!!」 の掛け声もしばしば。
そして奥行きのある舞台なのですが、ラストの1場面のために 見事な演出を用意されていたり、凄すぎる!!!
*papasan*は意識的に「観た」と「見た」を使い分けて書いてるんですが、 これは「魅た」 という感じでした。
カーテンコールが終わって しばらく席を立つことができませんでしてた。
結構観劇しているつもりですが、こんな気持ちは初めてでした。