満足度★★★★★
感動をありがとう!【☆20】
<“帝劇開場100周年記念公演”>
観客、演者さん、劇場のスタッフの皆さん他、熱気&活気があり、舞台・音響・照明・衣装等々、威厳と重みを感じる至高の舞台でした。着座で4回、スタンディングオベーションで3回、計「神7(セブン)」の領域でした。まさかでしたが、本当に、涙とハナミズが滝の様に溢れ、みっとも無い状態になってしまいました。【☆5×2】です。「別所さん」「今さん」の2トップは双璧、別所さんは良い意味で大先輩山口さんの“pp”の歌唱法を旨く継承され、聴き応えがありました。「笹本さん」「新妻さん」は勿論、「三波さん」に加え子役の皆さん方も凄く良い演技をされてました。あたり前の事なのでしょうが、全ての台詞が音符上に乗っかった、正に『ザ・ミュージカル』を久々に堪能しました。
<この国の行く末は・・。>
人間不振に陥り荒んだ心根を持たざるを得なかった『悲惨な人々(レ・ミゼラブルの意)』を代表する主人公が、“無償の愛”に目覚め“生き直し”最後は聖人となって天に召されるという、ナポレオン1世没落後の1815年からルイ・フィリップ王迄の18年間の物語(ふぅ~ん)。然而、いつの時代も“無償の愛”で人々を導く救世主は現れず、共産圏・自由圏が崩壊し、そして今、搾取民族の知略・戦略で待った無しの疑心暗鬼なグローバルなんちゃらの“勝ちor負け(Yes or No)”2極しか無い世界に捲き込まれ・・最後に本音と建前をモットーに『世界で唯一完成された社会主義国家』を形成したこの国が崩壊する(あっもう崩壊してんのか?)・・大企業(見せかけの大樹)、政治家(霞ヶ関のパシリ)を盾にせず、表に出て来てなんとか・・出てくる訳けないか(一昔前、表に引きずり出されかけたが、賢いので、出されない方法を会得した方々=この国の文化・歴史の象徴、約540万人の組織の顔なき上層部の面々)・・いつの世も個々人で、耐え凌ぎ、自分自身で家族を守るきゃ~ない。そして心にゆとりがある人、心に乾きを感じる人等々、皆でお芝居を観に行って、怒り・驚き・ときめき・共感し・泣き・笑い“無償の愛”の美談に涙する・・自分が出来ない事を擬似体感し、時に感動を得、それを明日への糧としながら心豊かな実生活を営む・・皆がそうすれば、この国の行く末は・・。。(飛躍した上、短絡的すぎました。反省(^ω^)ゞ)
<ハナモズクさんのコメント>
『満点!!☆5個×2』さすが~プロの役者さん、脚本も演出も最高に良かったです、自分自身の心の葛藤を他人(牧師さん)との関わりの中で変え、無償の愛に生きる姿を観て感動しました。