満足度★★★
第四弾
とてもシンプルで、ゆえにそのままむき出しのつかさん世界でした。
始まってしばらくは、戯曲をそのまま読み聞かされているかのよう。
つかさんの言葉がそのまま舞台上から流れてきているだけという印象で。
新聞で顔を隠した複数の人を相手に台詞のやり取りするなど、リーディングっぽいこういうやり方もありはありだなとも思いましたが。
表現力において物足りなさを感じ、このまま2時間はしんどいな・・・とも思ってました。
が、男性二人が揃ったとたん、熱量が急激に増し。
山崎役の方から飛び出るシャワーで、最前列だと傘が必要なほど(笑)
熊田役の方もそれまでの場面と打って変わって、活き活きと。
熱いのが揃うと、いっそう燃え盛るという象徴のようなおふたりでしたw
お話しは、やはりこちらもおもしろかったです。
非人道的なことや、非常識的なことが、常識的にそこには存在していて。
建前なんて、うわべの綺麗さなんてそこにはなくて、人間の本能がそこにはある。
一見ひねくれているようだけど、とても素直なんですよね。本音に。
観に行っておいてよかったです!
つかさん作品をまたひとつ知ることができて満足です。