人涙(じんるい) ★ご来場、誠にありがとうございました。 公演情報 劇団印象-indian elephant-「人涙(じんるい) ★ご来場、誠にありがとうございました。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    妖精は涙を食べる
    妖精の登場するSFな話だけど、世の中でめずらしくない出来事を扱った正統的な演劇だった。
    演技はそれぞれ上手く、飽きることはないが、ややまっとう過ぎるきらいがある。

    ネタバレBOX

    目の手術(レーシック)をした奥寺今日子(龍田知美)は、妖精が見えるようになる。そこに妖精・フデキと今日子の目の妖精・ナエとナロも加わる。
    今日子は30になるが結婚するような男もなくどこか不満な日々を送る女性。今日子の母(石橋美智子)は、今日子と同い年の青年・里中健(深尾尚男)と恋愛中(年の差約20歳)。健の姉・小達未茶来(岩崎恵)は、お腹の子のことで夫とトラブル中。みな、大なり小なり悩みを抱えている。

    基本会話で物語が進行する形式。小達の悩みがどうなったかはわからなかったが、母と健は、障害を乗り越え人生をともにするんじゃないかなと感じた。ラストの今日子の晴れ晴れとした表情が印象的だった。

    70分で描くには、若干難しいテーマな気がする。妖精の涙を食べる話もあり、そこらへん、もう少し本筋と絡めてもらいたかった。

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    2011/06/12 22:08

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