音無村のソラに鐘が鳴る 公演情報 演劇企画ハッピー圏外「音無村のソラに鐘が鳴る」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    個性豊かな役者ぞろいですね
    ひとつの「型」(個性・雰囲気とでも言い換えられる)を持った劇団の強み。
    しかも、個々の役者さんが個性的であるとしたら、個と全体とがうまく調和して、観客はどんな劇も安心して
    その世界に浸ることができるものです。
    今回の劇は、そんな劇団の典型。
    寝てしまうことなしに楽しむことができました。

    内容は、かなりハチャメチャ、破天荒、ドタバタ、「ありえな~い」、荒唐無稽なものです。
    開幕してしばらくは、「ああ、学校のお楽しみ会的なものなのか・・・」と思ったくらいですから。
    自分たちだけが楽しんで演じている・・・当初の印象は、劇が進むにつれて変わってきました。
    バカバカしいと思いながらも、私自身、思わず笑ってしまうのです。

    ネタバレしない程度に書かないといけませんが、宇宙船の開発に携わる面々の自信に満ちた「頼りなさ」、奇妙な食堂、やくざもどきのヘッドハンター、茨城なまりの公安(親類が茨城にいますが、ちょっと違うような)、はまり役のスーパーヒーロー、走る・跳ぶ・・・汗だくの場面・・・・
    冷静に考えれば、なんともアホらしいのですが、私も途中から、クスクス、フフフ、ケラケラ、ゲラゲラと笑ってしまいました。

    きっと役者さん自身も「ノリにノッて」演じていたに違いありません。
    劇団も、脚本家も、観客も、ともに楽しんだ。そんな印象でした。

    前記の通り、個性豊かな役者が揃っています。(客演の方もいたのかな)
    まだまだ伸びていく要素を、たくさん持った劇団だと思えました。

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    2011/06/12 05:00

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