満足度★★★★★
裁きの日
なんといっても臨場感あふれる舞台だった。そして咳払いもはばかられるほどにズッシリと重い空気が充満した会場。テレビなどの映像では味わえないリアルなテンション。これこそが小劇場の、やり直しのきかない、生ならではの、訴求力ってものだろう。ルデコのタイトな空間も効果的だった。裁判員に選ばれた市井の人々の苦悩が旨く描かれていた。台詞や動きなどの演出だけでなく、見るからにキャラ設定が分かるキャスティングも良かった。惜しいのは座る席によって役者の背中を見ることになるのが残念。机を囲んだ舞台なので、仕方が無いことだが、いい演出方法は無いのだろうか?
2011/06/18 15:13
一緒に居るような空気を感じて頂けたのなら嬉しいです。