満足度★★★
地震で東京公演6ステージを中止。大阪公演に伺いました。
東京公演の3月11日昼公演を観ている時に地震が起きました。制作さんの冷静かつ適切な誘導により、観客は全員無事に劇場の外に避難することができました。外に出てからも出演者の皆さんが気さくに声をかけてくださったおかげで、落ち着いて行動できました。チケットの日時変更や払い戻しについての連絡方法もその場で説明してくださったので、小劇場公演の主催者への信用が増したと思います。本当にありがとうございました。
3月11日からほぼ20日後の大阪公演では、劇団のファンらしいお客様も多数いらしてアットホームな雰囲気。東京公演よりも役者さんの演技が洗練されていて見やすかったです。
大がかりな装置はほぼなく、主な小道具はパイプイスとテーブルぐらい。登場人物は同一色のつなぎルックにビジュアルを統一し、セリフと動きでストーリーを進めていきます。
レタスだけを栽培する工場のレクリエーション部という設定には、閉鎖的で奇妙なイメージがあり、“新入り”の不審な行動が謎を呼ぶのも面白いと思いましたが、その後の荒唐無稽な展開にはついていけず。