満足度★★★★★
わからなきゃいけない(裁きの日)
息づかいを感じれるほど役者さんと近くて、緊迫と臨場感を与えてくれる狭さならではの魅力。物理的な狭さもあるし、演出の見せ方もあるし。この空間が魅力的、そんな中で繰り広げられる濃密な法廷劇でした。そこには人が人を裁く事への葛藤があり、社会情勢で起こっている現実の重みがあって、賛否とか善悪ではなく、社会と自分の在り方でもがく人間性がじわじわ出るなって思いました。説明台詞的に感じる部分もありましたが、事実をきちんと調べて書いてるんだろうなって好感が持てますし、今一度『裁判員裁判制度』を見つめ直して受け止める必要があるなと感じる意欲作でした。スッと胸に落ちるセリフもたくさんあって、たくさんの人に見てもらいたいなと思いました。
2011/06/01 01:21
演出的に動きを極力排しました。視覚的な不自由は申し訳なかったと思います。
しかし、そのなかで楽しんで頂けたのはホントに嬉しいです。
分からない・・・僕も分からないです。