満足度★★★★★
ざっつえんたーてーめんとっ
話の面白さ、殺陣や衣装、音楽も素晴らしかった。
いろんな要素がつまったこれぞエンターテーメント!!という舞台でした。
花道を使った殺陣は、距離感もあってお見事。
ありがちな「弱きもの→善」「強きもの→悪」という単純な記号ではなく、それぞれの人間はそれぞれ背負うものがあり、それでも生きていかなくてはならないといったメッセージを感じました。
本筋以外でのサイドストーリー、嫌な奴であるはずの新しい村長弥之助のお綾に対する一途なまでの愛、月影石影の兄弟愛、月影三影の儚い恋、羅刹たちの友情、赤谷衆の血を超えたお互いへの想いにもそれは現れていました。
それらのエピソードが上手くからみあって終盤の壮絶な殺陣へとつながっていく様は見事でした。
また、花道、舞台中央、奥などを使い全くの暗転ではなく、スポットライトで表現した場面転換などは映像的だなぁと面白く観ました。
大満足の観劇でした。