満足度★★★★
十三人目の陪審員。
『十二人の怒れる男』を拝見。脚本が良いのはもちろんですが、12人の陪審員を演じた力のある役者さん達の、それぞれの持ち場への誠実さが強く感じられた「善い」お芝居でした。
白熱して大きく動いていく議論の場に隣し、いつの間にか私自身が十三人目の陪審員。心の中で一緒に議論し、焦り、叫んでました。
一つ難を感じたのは、舞台がアメリカ設定でしたので、それを示すセリフで急に現実に引き戻されてしまった箇所があったこと。役者さんたちがアメリカ人を演じているようには見えなかったので、その点、脚本と演出の歩み寄りがあるとよかったかなと感じました。
2011/06/01 01:15
力のある役者さんたちに出演して頂けて、この世界を創ってみたくて、あえて、アメリカ人的な演出はせずに日本人で役者さんには演じていただきました。その違和感は演出の未熟なところだと思います。精進いたします。