本当に久々。で、面白かった。
話が聞こえてくる事もないし脆弱化してるんじゃないかと期待せずに観に行ったら、これが普通にちゃんと面白かった訳です。やんなっちゃう。ちょっとー、これまでのDMの文面とかもっと強気に宣伝してくれて良かったですよー。しばらくの間このレベルのものを見逃していたかと思うと残念でならない。
脚本・演出・役者がそれぞれにマックス値で仕事をこなしていたのがよく見えた。役者は能力に個人差があったけれど、それでもこの演目における役どころとしてのマックス値はしっかり出してくれていたと思います。上手い人も面白い人も可愛い人もいて、ちょっとこの座組バランスは恵まれすぎてるんじゃないかってくらい。登場初期は身内受けで笑われていた役があったけど、時が過ぎるにつれて治まった。飽きられたんじゃなくて、しっかり演じてるからちゃんと観ようと意識してもらえたのでしょう。熱演。
惜しいのはただ一点。パンフの配役表が分かりにくくて、どれが誰か分かんなかった。劇中でそう頻繁に全員の役名を呼称していた訳じゃないし。「この人が出るならまた観たい!」っていう人が何人もいたのに、どれが誰か分かんなかった。自分が誰のファンになったのか自分で分からないジレンマ。身内客しか想定してなくてキャストの本名を五十音順に並べたんだろうけど、新歓公演って事はやっぱ新入生は先輩の名前は知らないだろうし。そこだけ惜しかった。