鎌塚氏、放り投げる 公演情報 森崎事務所M&Oplays「鎌塚氏、放り投げる」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    笑いが怒涛の如く襲ってくる…!
    とにかく笑いと勢いでぐいぐい押していく、そして舞台も呼応するように
    360度回転して最初から最後まで慌ただしい雰囲気。 
    こっちも思わず流されるように、食い入るように観て笑って…。
    こんなに屈託のないコメディは久々にお目にかかったよ。

    倉持さんは、「審判員」もそうだったけど脱臼コメディの方が断然
    向いているような気がしてならないですね。 

    ネタバレBOX

    しかし、いっつもながら片桐仁の、突拍子も無い動きとすっとんきょうな
    発話は、それだけで客を沸かす特効薬だよなあ。 今回は、それに
    三宅弘城の掛け合いが加わって、笑いの点でもう収拾のつかない事に
    なってました。 二人して、テーブルを叩き合う場面はウケたなぁ。

    三宅さんの、仕事がめちゃ出来るのに、融通がきかなくてなっかなか
    素直になれないアカシ、

    ともさかりえの、ほんの少し強気で意地悪だけど、ふと見せる愛らしい
    態度がとんでもないレベルで可愛らしいケシキ、

    この二人の、まるでかみ合わないけど、お似合い過ぎる応酬が
    繰り広げられる度に、私はすっごくウキウキしてました。
    なんかすっごく微笑ましいんだもの。 

    劇中ほんの少しだけ明かされる二人の過去話とか、昔を想像させて
    ホントその辺り上手いなぁ、と。 というか、倉持さんは言外に潜ませた
    背景とか関係とかなんか色っぽいと感じます。

    ひたすらみんなしてドタバタ、本筋からずれまくった展開してたのに
    綺麗に収拾がついて、しかもあのラスト。 最後の最後で、鎌塚氏、
    素直に男を見せて、もとい魅せてくれました。 もう、最高に綺麗な場面。
    幸せに、って感じです♪

    今年の暮れの新作もコメディらしいし、倉持さんはこのままの路線が
    一番しっくりとしている気がするのだけど、どうでしょ?

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    2011/05/19 23:37

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