満足度★★★★★
筋が大変よくできている、様々な要素が観る者を魅了
筋が大変よくできている芝居とまず思いました。
いわゆる「推理物」で、最初は「幹事」、それから「不審人物」、そして「犯人」は誰なんだろう、と観客も考えさせられます。
しかし、大笑いさせる要素も取り入れており、とりわけ題名の通り(変な)「幽霊」が登場し、この人(?)と、この幽霊に取りつかれた人が爆笑の中心となっています。
「推理性」と「笑い」の両要素が取り込まれている点は、昨日見たライオン・パーマの「そんなの俺の朝じゃない!」とも共通していますが、こちらの方が「推理性」「筋」はより深刻です。(ナンセンスな笑いはライオンパーマの方が強いかな?)
そういうわけで、謎解きの面白さ、不安とサスペンスとハラハラ感、結末への求心力、そしてその中に散りばめられた笑い……と、様々な要素が観る者を魅了します。それがこの芝居の何よりの魅力かな!