満足度★★★★★
生きてるって、みっともないね。
初の座・高円寺2。
初の「lovepunk」ラブパンク観劇、全員が女性の劇団。
死んだ女友達の幽霊のおかげで、若い体を得た77歳のハツネは、
再び人生をやり直すため、幽霊とともに東京へ行き、
素性を隠して孫と暮らし始めた。
体を許すことにこだわらず自由に生きる孫娘、幼馴染の若い男、
同窓会と偽って訪ねてきたその母(主人公の娘)、
携帯電話を片時も手放さず男に貢ぎ続ける女、
「普通」を布教しようとする謎のグループ、女性AV監督、
周囲の変人達の人間関係の歪みは、やがておさまりきれずに…。
「ラブ・パンク」というからもっと激しくて毒っぽいかと
覚悟していたんですが、意外!とってもわかりやすい。
始まってすぐに、ストレートに「愛って何だ!」と真正面から
みんなで歌いだしてびっくりしました。
観ているこちらが気恥ずかしくなるくらいに、まっすぐで。
セリフでは下ネタっぽいのに、女性ばかりの割に色気が全く無い。
とんがってたり、鋭かったりするところがないのが
見やすくっていいんですが、ちょっと物足りないかも。
全員女性の中、唯一の男性の登場人物もケテコでは女性だった
とわかりましたが、本当にうまくて男優さんかと思ってました。
次、また観たいですね。