熱海殺人事件 NEXT
RUP
紀伊國屋ホール(東京都)
2011/02/04 (金) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
ブラボーー
つか作品はいくつか観てはいますが、そこは観劇新参者、この1973年に初演の「熱海殺人事件」は初見でした。
“紀伊國屋つかこうへい復活祭”と銘打たれて しかも、チケット代が2,500円と破格なプライス
チケットは既に完売らしいですが、一部当日券も出るらしいです。
山崎銀之丞さんに本格的舞台へ初挑戦という長谷川京子ちゃん
D-BOYS の柳下 大くん。 そして、現役北区つかこうへい劇団の武田義晴とキャストも魅力的でした。
いやぁ~、「つか作品」らしい あの流れるような機関銃的 台詞回し 最高でした!!
とくに山崎銀之丞さんは艶っぽくて、おかしくて カッコイイ~!!
BGMは懐かしい昭和のものもなんですが、それは現代版にアレンジされてい
て、これが、30年前の作品とは全然感じられませんでした。
上演時間 2時間 ラストにはググッときたり さすがに名作ですなぁ。。
カーテンコールは3度、そして最後には舞台中央の机に吸いかけのタバコから煙がユラユラ~・・・
そこにピンスポットがあたりました・・・
本来はそこにいるべきはずの人のために・・・
ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
OFF OFFシアター(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
初 バジリコでしたが
人形を効果的に使ってプチグロ・ナンセンスな芝居 っていうのは知っていたのですが・・
良かったです。
最北端のとある診療所でのワンシチュエーショドラマなんですが、たしかに人形を使っていくつもの場面転換と同じ効果があるうまい造りの作品でした。
非現実的なストーリーなんですが、役者さんたちも元気があり ガツン!!
という感じに仕上がっていたと思います。
ハッピーエンドに終わらせないのもこの劇団の特徴なのかなぁ??
サイドストーリーを広げすぎた感も若干ありましたが、でも後味は悪くはないので、十分に楽しめました!!
今回は川久保宏之くん、阿久澤菜々ちゃん お目当てが行くきっかけとなったのですが、川久保くんはおいしい役でしたねぇ(笑)
そして菜々ちゃんはかわゆす~でした!!もちろん演技もgoodでした。
また要チェックの劇団さんが増えてしまいました。
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
王子小劇場(東京都)
2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
噂通りの・・・
とっても心温まる"素晴しい作品"だったと思います。
しっかりとしたテーマが見えるメインストーリー、程よいバランスのサイドストーリの展開、メインキャストもさることながら、すべてのキャストのキャラがたっていて また、バランスも完璧!!!
生演奏のピアノも実に効果的に舞台の一部になっていて、上演時間2時間ちょっと めっちゃ楽しめました☆
関西メインの劇団ですが、次回の東京公演にも絶対に行きたいですね☆
流れ姉妹 たつことかつこ 〜エンド・オブ・バイオレンス〜
真心一座 身も心も
本多劇場(東京都)
2011/01/27 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
大満足の最終話(^o^)
日本の各地を流れ流れた 薄幸の姉妹 たつことかつこの終着駅は・・・
シリーズの最終章となる今回はゲストレイパーに古田新太さんと、池田成志さんのという2人をもってきて、期待しまくりで行ってきました。
オープニングにはナイロンの廣川さんのナレーションでいままでのザッとした流れを説明してくれるので、初見の方も十分に楽しめますよ。
アドリブ? もかなりあったし めっちゃ笑えました 。。
上演時間は休憩なしの2時間25分 あっという間に過ぎてしまった感じです。
本多劇場ということもあり、舞台美術も気合がすいっていてシーン転換の連続で 昭和感たっぷりの爆笑活劇といったところです。
とくにこのファイナルではお馴染みの「がや四人衆」の早替えもさらにエスカレート、台詞量もたっぷりあり、こちらの芝居を観るだけでもなかなか面白かったです。
ある意味 たつことかつこ を食うくらいの勢いありましたー!!
ついに 千葉さんのピンクのバスタオル姿も見納めか~・・
あの黒いセカンドバックの●●が■■だったとは・・・
そしてラストのあの▲▲は一体だれの・・・??
もう一度観に行く予定です☆
マッチ売りの少年だった男の結末の最後の幸せ
劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
ある意味とっても・・
メルヘンチックなお話しでした~!!
童話的なメルヘンじゃなくって現代の日常っぽさの畳部屋に起こる幻想的な空間、現実と非現実がクロスオーバーして 人の大切な部分を描いてくれてました。
とっても心温まる作品に出会えて、良かったです☆
チェーホフ?!
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2011/01/21 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
幻想的な世界
お芝居を観た、というよりも 影絵のような世界感を体感できた!と言う感じです。
チェーホフのことをほとんど知らないせいもありますが、手の動きひとつひとつまで、ARTな印象でした。
ステージというよりか、一枚の絵がつぎつぎと 生命を持ちながらうごいている といった印象でした。
しかしながら、これを理解して楽しめる域に自分が達していない ということが残念でした。。
ONEMAN
ルドビコ★
サンモールスタジオ(東京都)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
3本立てのオムニバス
と思っていたのですが・・
30分ドラマをみているような感じでした。それぞれのオープニングには歌とダンスがあったりして、メリハリがありました。
3本がラストですべてが繋がっていたことに気づく伏線的なストーリーは、面白かったです。
深夜に放映のドラマっぽくて なかなか楽しめました☆
世界の百貨店
サモ・アリナンズPRODUCE 劇団ワンダフルズ
駅前劇場(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
とにかくサイコー!!
におかしかったーーっ!!!
けっこうアドリブっぽいところがありましたが、大笑いの連続で最高でした!!
ちゃんと最初とラストがつながっていて、作品としても芯があったし。。
でもキャストのキャラクターがなんといっても良かったですよねぇ☆
リビング★デッド
劇団BOOGIE★WOOGIE
イマジンスタジオ(東京都)
2011/01/23 (日) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★
なにしろ・・
登場するキャストさんの数が多かったですねぇー。
ストーリー、メッセージ性はなかなかだったと思うので、ドタバタ・小ネタの笑い・アドリブなどいれずに 演ったほうが良かったのではないかなぁ・・
初めて観させてもらったので、次回作も観てみないことには・・・
投げられやすい石
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
ハイバイ、岩井ワールド!!
平日のソワレにもかかわらず客席は立見もでていました。
ハイバイへの関心度が高いんですねぇ。。
息苦しくなるくらいの弱者への偏見や、もどかしさなどを岩井さん自らが好演!!
何気ない普通の会話の中にもそれぞれの立場の内面が伝わってきました。
90分があっという間過ぎた感じです☆
トリリオンモンスター
ザッパー熱風隊
萬劇場(東京都)
2011/01/20 (木) ~ 2011/01/25 (火)公演終了
満足度★★★★
奇想天外なストーリー^^
トリリオンモンスターという当たれば一兆儲かる伝説のスロットマシンを打つ!! を中心に様々な男たちの事情が絡み合ってテンポよく展開していきます。
ザッパー熱風隊の番外公演第4弾は男性俳優が多く、男の世界を打ち出していました。
TVや映像でも活躍している若いキャストさんたちは、動きもシャープでかっこよかったですねぇ
真っ赤なイメージの舞台はシンプルだけどいろいろなシチュエーションに変化していき、非現実的な世界を巧く、そして
最後は『世界征服』 まででてきて、ロマンスもありながら奇想天外な展開は上演時間2時間15分 たっぷり楽しめました。
イケメンくんたちもよかったけど、普段は時代劇が多い、劇団め組の新宮乙矢くんのほとんどコメディ路線はめっちゃ楽しませてもらいました~。
コメディでも マジかったです。
日替わりでゲストも登場してアドリブ寸劇もまじえてのひと時も楽しめました☆
SWEETS
ehon
座・高円寺1(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
衝撃のラストシーン!!!!
一見すると現代にありがちな普通の家庭を描いたドラマにも思えるんですが・・
広い座・高円寺1の舞台に子供部屋・居間・いろいろなシーンを演出する回転舞台。
立体的な舞台装置はなかなか凝ったものでした。
かなり頻繁に場面転換する映像的なお芝居でしたが、ほんわかムードのホームドラマっぽいたちあがりから、徐々にその家族に隠された真実が、謎解かれていくんですが・・
中盤からはなんとなく展開が予測はできるんですが、
ラストに向かっては背筋が ぞぞーーっ とする感じがしました。
結局家族全員を殺してしまうという結末なんですが、ラスト30分くらいは、息を殺して舞台を観ていました!!
葛木さんて女性の書いた脚本って気がしませんでしたねぇ。
ストーリーに対しての好き嫌いはあるかもしれませんが、作品として、キャストさんの演技という点からは 凄すぎる!!!!のひと言です。
モダンスイマーズの古山くん、クロムの幸田ちゃんは期待通りに良かったんですが、佐藤みゆきちゃん(こゆび侍)は凄かったですねぇ~!!
自分自身の悲惨な過去を内に秘めた二番目の父親の連れ子役だったんですが、彼女の演技をずっとガン見してました。
円城寺さんも優しい母親から、狂気的な母親へのベールがはがれた時、ゾクっとしました。
後味いいか? というとそうでもないんですが、作品のクオリティとしてはハンパないものだったとおもいます。
大人は、かく戦えり
シス・カンパニー
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/01/06 (木) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
予想に反して・・・
外国作品、役名がカタカナってちょっと苦手なんですが・・
このキャストからは 大人の会話劇 というイメージで観に行ったのですが・・予想に反してめちゃめちゃ笑える作品でした!!
さすがマギーの演出っていう感じです。
ウリエ夫妻の居間で子供のケンカのことについて2組の両親が被害者の親と加害者の親 という暗転なしのワンシチュエーションものなんですが・・
誰が主役とかじゃなく4人が実に絶妙なバランスです。
前半はあえてなんでしょうね、わりと堅い台詞まわしですすめて行き、中盤から後半は動きもドタバタしてきて、めまぐるしいテンポで笑いを誘います。
4人のキャラも際立ってていて、客席は大爆笑でした。
大竹しのぶさんの舞台ははじめてだったんですが・・ 拍手喝采です!!!
上演時間1時間25分、これくらいがちょうどいいんでしょうねぇ・・
めっちゃ笑って会場開場を出て20時30分なので、アフターなんかも楽しめる。大人にぴったりの作品でした('-^*)/
僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★
いよいよメジャーか!?
鹿殺しは、「スーパースター」「電車は血で走る」と3作目ですが、段々とスケールアップしてきますねぇ!!
いよいよ本多劇場 キャパ386名に初登場のこの作品。
客演陣も気張っていましたねぇ~!!
粟根まことさんはやっぱり存在感凄ごすぎ!! 動き・迫力・楽器の演奏(マジ凄いです!!!)まで完璧じゃないですか!!
ナイロンの廣川さんや花組芝居の谷山知宏くん、西田夏奈子さん・東 加奈子ちゃんなど*papasan*にはおなじみのキャストもとっても良かったです。
さすがに本多劇場にあわせたのか、舞台セットも工夫されていたし、サブタイトルにあるようにかなり歌や踊り(ダンスではないかなぁ) を取り入れてメジャー感は出ていましたよ!!
ただ・・・過去に観たごくごく身近な世界にある若さ・エネルギー・希望・挫折なんかを題材にした 鹿殺し ならではの雰囲気の方が好みかなぁ~ (あくまで私見ですが)
こういった若い劇団がメジャーに成長していくことは、演劇界にとっては素晴しいことなんでしょう!!
初めて観た方やこれから鹿殺しを観ようとする方には、はずさない! ってことは言えると思います☆ だからオススメです。
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微笑の壁
城山羊の会
ザ・スズナリ(東京都)
2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★
リアルな大人のコメディ
城山羊の会としては初観劇でした。
今回は吹越満さん、ハイバイの金子くんや三浦俊輔くんと魅力的なキャストにひかれて行ってきました。
広告業界?の男、吹越さん演じる"恭司"のマンションの一室で繰り広げられる いかにもありそうでなさそうな 大人のお芝居でした。
いわゆる「三角関係的な男女とその取り巻き」という設定は シリアスと笑いのメリハリが効いていて テンポのある内容であったと思います。
業界の知り合いが次々と飛び降り自殺をしてしまうなんてちょっと強引な設定もありますが、緩急を巧く取り入れられていたと思いました。
キャストさん達もキャラの住み分けができていて皆 Good job!!
でした。
ちょっとリアルな大人のコメディ といった感じで たまにはこういうのもいいですねぇ
動かない生き物
らくだ工務店
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/10/23 (土) ~ 2010/10/28 (木)公演終了
満足度★★★★
ほんわか温かい感じ
らくだ工務店は「黄色い湯気」からなんですが、毎回楽しみにしています。
今回の作品 かなり良かった~です。
おなじみのキャストに味のある客演陣が動物園の飼育係りという設定が、実にうまくMIXされていたと思います。。
林さん、古川さん、今村くんの3人で絡むシーンは いつもめちゃおかしいですわ。。
古川さんは、お得意のおとぼけ役でしたが、山場では こっちまで涙もののガチンコ演技でした!!凄い!!
今村くんは かなりの笑い部分をこなしていて 実にいい仕事してました~
動物園の飼育係り室にあつまる登場人物のエピソードを前半で振ってきて、後半につながるんですが・・・
上演時間1時間40分では やや、きつかったかなぁ~感がありましたねぇ。。
気持ちとしては、もう少しエピソードを掘り下げても良かったのかな?? って気がしました。
特に、象のカズオが檻からでてこない理由が最後まで明かされずにいたのが、いやはや もやもやしちゃいますぅwww
でも観終わったあとは、ほんわかした気持ちになれる いい作品だったと思います。
らくだ工務店 次回は2010年の5月みたいです。まったりとして暖かいコメディ楽しみです
: 宝積有香ちゃん めっちゃかわゆす!!でした。。
神様さん
MCR
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★
いつもとは違うMCR
MCRが三鷹に登場しました。
普段小劇場での公演が多いはずですが、あの高さもある星のホールでMCRがどう観せてくれるのか、そして客演の有川マコト氏、KAKUTA桑原裕子さんもMCRとの絡み、楽しみにして行きました。
まず、三段に組まれたステージに「おおっ~!」 という感じです。
そのため客席も、床からかなり高い位置にセットされていました。
今回のテーマは「神様」だったので、桑原さん演じる姫が三段の一番上に位置していて、
いわゆる階級的なものをステージセットで象徴しているのでしょう。
今まで観たMCRはとっても身近な空間での話しが多かったのですが、今回は「ローマの休日」ならぬ
住む世界が違うよ みたいな世界観が観れた気がします。
国の象徴である姫 の桑原さん 良かった~!!です。
10月はじめの『ルートビアーズ』では桑原さんの作・演で櫻井くんが好演してたし、今度はMCRで桑原さんがめちゃ良かったですww
有川さんも持ち味十分 発揮されていたし、MCRではおなじみの中川智明くん石澤美和ちゃんも いいキャラでていたと思います。
櫻井くんは作・演に徹していたのか わりと出番が少なかったのが やや残念ですか・・
劇団の公演としては これでいいのかもしれませんね。。
カーディガン
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2010/11/01 (月) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
秀逸な大人のコメディ
ずばり!! めちゃめちゃ楽しい舞台でしたー。
2時間の上演時間があっという間でした。 幕開けから中井・市原のコンビにぐっと引きこまれましたから。。
エンディングへのもって行き方も「え~!! な~るほど」的なかんじに、思わず拍手です。。
中井さん演じる気の弱いサラリーマンが徐々に怖い性格に変貌していくときは、ゾクッとするくらいなんですが、そのギャップが抜群に笑えます。
中井さんのコメディ感覚は抜群ですねぇ!!!
市原隼人くんもまた、初舞台の一生懸命さが伝わってきて好感度UPです。
カーテンコールでは、いい表情してましたよ。。
それにもまして、今回はなんといってもキムラ緑子さん最高でした!!
中井さんやイッチーとの絡みがめちゃくちゃ笑えます。。それがストーリーにもテンポが加わって
まさに巧いってかんじでした。
今回は中尾くんは出番がやや少なめだったのが残念だけと、存在感はありましたよ^^
タイトルでもある「カーディガン」 実はこれも重要なキーワードになっているんですねぇ~
実に秀逸な大人のコメディ いゃあ、堪能しましたぁ^^
りんご 木村秋則物語
シーエイティプロデュース
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2010/11/05 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★
質は高いと思います、が・・
1970年代、大阪では万博で賑わう時代、青森のりんご農家を舞台に、無農薬りんごをつくろうとする、家族の物語です。
実際に青森で自然栽培のりんごを生産してらっしゃる「木村秋則」さんをモデルにしたノンフィクションに近いものだと思いますが、
V6の長野くんをはじめ キャストの皆津軽弁を使ってのお芝居 真面目なストーリーでした。
当時はオーガニックやエコなんてまだ現れてない時代、周囲から白い目でみられながらも、何年もガマンして、苦労して やっと実った2つのりんご・・
質の高いお芝居だったと思います。
が・・・ 上演時間は休憩をはさんで2時間30分、ところどころに笑いもありましたが
わりと起伏がなく、平坦なイメージがしてしまいました。
後ろから2列目だったせいもあると思いますが、隣の人は途中 コックリでしたから。。
でも、サトエリちゃんもなかなかいい演技だったし、大鷹明良、梅沢昌代さんが さすが、ベテラン!!
いい具合に息抜きっぽい演技で 柔らかさをだしていたと思います。
おそらくジャニーズ系、V6ファンが多かったはずですが、お芝居としても 良かったと思います。
平日のソワレ、ほぼ満席でしたからねぇ。
*papasan*的には もう少し、盛り上がりと時間が・・・ 感はのこりましたけどね。
りんごりらっぱんつ
劇団競泳水着
サンモールスタジオ(東京都)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★
タイトルは・・しりとりだった!!
7月の下北での「女ともだち」以来の競泳水着でした。今回は3人娘が揃っての公演ということで期待してはいたのですが・・・
良かったですよ~
ステージは色々なシチュエーション展開にあう、いたってシンプルなつくり、抽象的なセットで観せてくれました。
暗転をあまり使わずに、かなりハイテンポで場面転換されていくんですが、それが観ている方に 違和感なく入ってくる演出はなかなかのものです。
大げさな振りや怒鳴るような場面はなく、淡々ストーリーがすすんでいくんですが、競泳水着の独特な空気感のなか、気がつくとどんどん引き込まれていきます。
いくつかのストーリーが実は伏線となっていて、ラストにはそれがひとつに繋がっていくんですが、
個々のエピソードなんかもちゃんと答えが出ていて 実にうまくまとまっていたと思います。
登場するキャストさんもみな役にぴったりのGood job 上演時間2時間、 最後には真剣に拍手しちゃってました。
なかなか、文章であの雰囲気を伝えるのはとても難しいんですが、競泳水着の世界を劇場で観てみてください。