*papasan*の観てきた!クチコミ一覧

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真心願

真心願

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/26 (月)公演終了

満足度★★★

ガチな時代劇
初参戦となった 快賊船さんのシネマライブ

「真心願」 と書いて マシンガン と読みます。 ん~、なるほど・・

竜馬を中心に土佐、長州、薩摩。 幕末の維新の登場人物がオールキャスト的にでてきます。

土佐の郷士と上士の確執、その差別的な身分などない 新しい日本を創ろう!!と 勤皇 尊王攘夷 討幕 の下級武士の目線で描かれています。

徳川幕府にたいする不満など かなり忠実な土佐弁 そして各地の方言をもちいての演出でした。

んー、久しぶりに ガチなお芝居を観た感じでした

1時間30分で休憩がはいり、後半は 1時間15分。  3時間に近い舞台は  大河ドラマの総集編的なイメージです。

セットもよくつくりこまれ ワンシツエーションっぽいけど 場面転換が "シネマライブ" と呼ぶにふさわしく  映画のワンシーンを近くで見ているような感覚でした。

迫真のシ-ンで ぐぐっとくる場面も何度かあって 初快賊船、 十二分に楽しませてもらいました。

ひとつだけ言うと 全編 地方の方言を使っての演技のためか かなりセリフが聞き取れない(何を言ってるのかわからない) シーンが多くありました。

かなり史実に基づいているとおもわれるので 口語でやっても良かったのかなー  なんて感じてしまいました。

あと 後半では かなり噛んじゃってたのでちょっともったいなかったかなぁ。。

裏切りは僕の名前を知っているVol.3

裏切りは僕の名前を知っているVol.3

舞台「裏切りは僕の名前を知っている」製作委員会

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2012/11/18 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

堪能しました☆
原作は小田切ほたるの 少女漫画。

その世界観を めまぐるしく変化する舞台美術や スピーディな場面転換、殺陣シーンなど 盛りだくさんの表現での作品でした。

vol.1 vol.2を見ていなくても なんとなく前回までの流れもわかったし このvol.3 は舞台用のオリジナルストーリーだそうで 休憩をいれて2時間30分、 2階席でしたが とっても楽しめました!!

悪魔悪魔(デュラス(悪魔) オーパスト(上級悪魔) ツヴァイルト,グリムワール・・

原作を知っている人なら 当り前の単語も *papasan*には ちんぷんかんぷん

でも物語が進むにつれ 段々 ワードも理解できてきて 世界観にどっぷり浸ることができました。

いわゆる イケメン系舞台 なのですが 原作のキャラクターがあるので 役作りも十分できたのかなあ!?

結構 皆 演技力もあって 「???」 的な部分はあまり感じませんでした。

各要素が十分考えられている構成になっていたし ムダなシーンなどもなく 2次元の世界を うまく舞台で表現できていたと思います

岩崎大くん(StudioLife) 岡田あがさちゃんは他の舞台でもよく知っているので 親近感あっけど、

法月康平くん 2面性をもった ヴァンパイア一族の長 を見事に演じていたと思います!!

ラストなんかじゃ 思わず ホロリとしちゃいそうだったもの。。

おそらく、コミックから抜けだしてきたような感じの衣装を身につけ、仲間との絆、そして愛する人を守るために戦う彼らの想い。
輪廻転生を繰り返しながら出会い、愛し、戦う“裏僕”ワールド。

堪能させてもらいましたよ

産まれた理由

産まれた理由

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/14 (水)公演終了

満足度★★★★

異色の演劇
社会派 といった題材を ガチなイメージでメッセージ性の強い作品が多い ワンツーワークスさん。

劇中にある "ムーブ"も好きなんだけど、 今回は "ドキュメンタリーシアター"とあるように 実際に数十人のインタビューをもとにまとめられています。

演出の古城氏だけじゃなく キャストも取材を行ったようで、作り物ではないノンフィクションの説得力がハンパなかった!!

じゃなきゃ 見ている側も 2時間10分は持ちませんからねえ..

凶悪な犯罪者だって、赤ちゃんの時から運命だっているわけではなく、そのあとの生活、環境、出会った人間によって形成されてしまうのでしょう。

通常のお芝居のような会話というものがほとんどありません。
インタビュー形式、さながらドキュメンタリー映画のような形式で、キャストが何人もの人を演じます。

演じるというよりも僕には 乗り移っている という風に見えました。

衣装もそれぞれ替えてるのもそうだけど、役者がやっているというより、インタビューを受けている本人がそこにいるような錯覚さえ覚えます。

出産、不妊治療、対外受精、代理出産、幼児虐待・・・

ほとんどの時間 こういった台詞で占められていました。
ストーリーはなく インタビューそのものといった構成なので
好みというよりか・・ 受け入れられるか否か といった感じです。

ただ、役者さんの表現も 見事で 何人ものキャストさんが 感情をむき出しに 涙を流しながら の 演技(演技にはみえないんだけど・・) でした。

ウィズ-オズの魔法使い-

ウィズ-オズの魔法使い-

パルコ・プロデュース

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2012/10/18 (木) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

観てよかった!!
オズの魔法使い を初めて見た記憶は 映画のジュディ・ガーランド主演のものかなぁ・・

そして ミュージカルとしての "ウィズ" マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロスのものは 見たことがありません。

なので 今回はAKB48の2期生 増田有華ちゃんのドロシー どうしても見たかったので行ってきました 国際フォーラム・C へ。。

主役 ドロシー役のオーディション風景から見ていたので なんだか思い入れがありました。

ミュージカルというと 圧倒的に女性が多いですが 客席には まさに老若男女。
いかにも AKBファン的な男子も混じっていて アウェー感がなかった*papasan*なのでした。

魔法の国 オズ の世界にぴったりのステージに主役の ゆったん のパフォーマンス。

さあっ、幕が上がります。

トニー賞を獲った "Wiz" そのままに R&B、ソウルナンバー満載のミュージカル ダンスもPOPで エキサイティング


彼女 地声はやや低めで 若干 かすれ気味なんだけど 声質を変えて、大阪弁のイントネーションも完全に消し去り 少女ドロシー役になりきっていました

さすがに 森公美子・小柳ゆき・良知真次くんらにはかなわないけど  ミュージカル的歌唱方をマスターして 伸びのある歌声でした

あえて言うなら 演技力をもっと磨けば・・ かなぁ。

AKBの2期メンバーとして ソロシンガーになる夢を追い続けてきた彼女、総選挙選抜にも1度は選ばれたけど メディア露出もそう多くないけど 頑張ってきた ゆったん。。

休憩20分はあるけど 全編 出ずっぱりで頑張りました!!

そして ラストシ-ンで ひとりステージで独唱する姿に 思わず涙が・・・

そして ほぼ満員の客席からの 最上級の拍手

カーテンコールの時の満面の笑顔は 本当の喜びだったのでしょうね。

宮本亜門氏が AKB48グループのメンバーでオーディションを行い ドロシー役を選びましたが、ダンスはそれほど多くなく やはり、歌唱力と演技力で選んだのだろうなぁ!?

他のキャストさんでは エハラマサヒロくんは歌・演技・ダンス かなりのもで驚きました!!

ISSAくんは 1曲だけソロ、ダンスが少なくってちょっと残念。

森公美子さんは 迫力がハンパねぇーー!!

小柳ゆきちゃんは ほんとにラストに1曲だったけど 上手かった~。

さらば、愛しの映画ホテル

さらば、愛しの映画ホテル

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/06 (火)公演終了

満足度★★★★

良かったと思いますよ。。
とあるホテルのフロントを舞台に繰り広げられる ワンシチュエーション。

いわゆる前説もホテルのアナウンス風で、セットの細かい部分も表現されていて  どこにでもありそうな日常的な雰囲気を醸し出していたと思います。

他のサイトでの評判では かなり 賛否両論

ネタとして AVや 下ネタ用語が飛び交うないようなので、拒絶反応される方も多いのかなぁ・・

*papasan*的には 十分楽しめたかなぁ~。。

それぞれの登場人物に 様々な事情があって、 それが段々と一本の線へと繋がっていく・・・

感違いが勘違いを呼んで クライマックスまで引っ張る

なーんて割とベタな展開だけど、 そうすると やっぱり役者の演技力だったり、テンションだったりが 面白い -面白くない の分かれ目になるものですが・・

間 だったり 台詞の言い回しだったりが *papasan*的には ツボ っぽくて 笑えました

ホテルの従業員を演じた 池田愛ちゃん、 あるいみ一番正常な役なんだけど、
ストーリーが進むにつれ 存在感が重要になってきました。 ん~ goodjob

中には 滑舌が悪かったり 演技力がもう一息 のキャストもいましたが・・

太平、村杉満里子さんあたりの 演技で軽いだけにはなってなかったと思います。

スピード感ある ドタバタコメディ でしたが、 もうひとひねり!? ぐっとくるエンディングがあれば・・  最高だったのかなぁ・・

ムサ×コジ ハイパー【舞台写真UPしました!】

ムサ×コジ ハイパー【舞台写真UPしました!】

X-QUEST

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2012/10/02 (火) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

友人も大満足
めちゃくちゃ スピーディーなアクション殺陣 とでも言いましょうか・・

宮本武蔵と佐々木小次郎 の戦いと 武蔵が剣豪として成長していく途中の

様々なライバル達との凄艶なるバトル。

2011年の7月に観た 「ムサXコジ」 場所も同じ、 格闘技かと思えるような四角いリング

迫力満点の 竹光ではなくシルバーのパイプで繰り広げられる 高速ソードアクション

とにかく身体能力の要求されるステージなんです!! 芝居、ダンス、笑い どれもハイレベルなパフォーマンスは 2時間たっぷりと楽しめました☆

さらにパワーアップしたといわれる パイパーリミックスバージョン
DJの登場や アドリブ感たっぷり になってましたが やっぱり楽しい~!!

今回 初X-QUEST だった友人もめっちゃ大満足してましたよ。

小さなエール

小さなエール

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/10/02 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★

濃厚~
公演の情報をいくらみても 「劇場の照明を使用しないで上演します」 しか書いてない....

ん~、何やら興味が募ります。

その言葉通り いわゆる照明機材がなく 家庭用の照明が数種類配置されていて あとはキャンドルの灯り。

必然的に一般的な舞台に比べて照度がないので 薄暗い感じはしてしまいます。

でも、 それが時に効果的でもあったりするんですが・・

ストーリーは 親の威光でなに不自由なく暮す主人公が 使用人をこき使う全盛期と
父親の会社が潰れ 家も財産も すべてを失った後の "その後"を 交互に展開されていく形になっています。

召使いを 傍若無人に扱うシーンは嫌悪感を覚えてしまうような演技・・

それは 巧いということでしょう。  そしてすべてを失ってからの 正常な感覚を取り戻していくさまは  "共感"に似たものを感じました。

全体に 観念的な内容、表現のお芝居で 好みが別れそうですが たまには 笑いなし のこういった作品も良いかもしれませんね。

上演時間 1時間50分 かなり密度の濃いイメージのお芝居でしたが、キャストさんの演技力もまあまあで *papasan*もなんとか 持ちこたえられました。

理系ヲタが、船上で恋する確率

理系ヲタが、船上で恋する確率

ドリームプラス株式会社

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/09/26 (水) ~ 2012/10/10 (水)公演終了

満足度★★★★

軽快なテンポ
公演情報など見ていた印象は 「いわゆるイケメン系物 なのかなぁ??」 なんて思ってましたが・・・

確かにイケメンくん!
それも ヲタク系の恋愛経験ゼロ という いけてない男子たちが 修学旅行先での思い出に・・ が国家的な事件に巻き込まれるという  全体的にテンポ感あるコメディでした。

長崎の沖合にある "軍艦島" へ向かう遊覧船にのるはずが・・・

一人の少女と あやしげな大人たち、痴呆の妻を持つ老夫婦、ワケありの女・・・

たまたま乗り合わせてしまった乗客たちが向かった本当の行先は・・・

前半は ヲタクネタもあり 軽快なテンポでかなり笑えました

後半は あの北朝●の 金正●氏の異母兄弟が日本に来た なんて展開になってきて

ほんのちいさな船上での出来事が 国家的任務に絡み合ってくるという 時事問題をオマージュしながら奇想天外な結末へと・・

ギャグわ交えながらのスリリングなストーリーに仕上がっています。

ラストは えっーー っていう黒幕なんだけど・・・ それは観てのお楽しみ。。

全編タグボ-トの船上というワンシチュエーション 暗転なし で1時間50分 ノンストップ。

キャストもほとんどハケなしで頑張ってました

でも *papasan*が観たのは 平日のマチネだったんだけど 小劇場で6割くらいの客入り・・

お花はたーくさん来ていたようですが、 チケット代\6,800 はちょっと・・・かなぁ~。。

CAT'S EYE

CAT'S EYE

劇団ゲキハロ

サンシャイン劇場(東京都)

2012/09/23 (日) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

可愛らしいキャッツ・アイ
杏里のあの 「見つめるキャッツアイ♪マジックプレイダンシング♪~」のコミック、アニメでもお馴染みの『キャッツアイ』のお話しなんだけど、

美人の三姉妹 怪盗キャッツ・アイ の活躍というより むしろキャッツ・アイは脇役で 一枚の絵画をめぐっての 人間模様が中心のストーリーとなってます。

1ヵ月ぶりの*papasan*としては 気軽く楽しめる作品でした☆

まぁ、ハロプロちゃん達の演技は ファンたちには受けてましたし、それなりに… って感じだけど、脇を固める役者さんたちと なかなかスリリングな脚本も しっかりしているので、普通のお芝居としても 十分見応えがあります。

「ゲキハロ」は、小演劇シーンの第一線で活躍するスタッフたちと、
ハロー!プロジェクトのコラボレーションによる舞台。
今回の公演は、「Berryz工房」と「℃-ute」の選抜メンバーの出演でした。

今回は 脚本、演出の異なる2つのパターンを日替わりで上演されていて、「盗む側」にスポットをあてた Aチームと *papasan*がみた 「盗まれる側」を中心に描いた Bチーム の物語です。

メインキャストは、「Berryz工房」「℃-ute」の選抜メンバー (*papasan*は誰も知りませんでしたが・・)

かわいいだけじゃない 何か!? もあったかなぁ。。


常夏の星

常夏の星

とくお組

駅前劇場(東京都)

2012/08/22 (水) ~ 2012/08/30 (木)公演終了

満足度★★★★

いい感じの!!
慶應義塾大学在学中に上演した10年前の作品のリバイバルリニューアル  ということでしたが・・・

きっとまだ 若さでドーーンといっていたパワーを 10年というキャリアを加味していたと思います。

自主製作の映像クルーと 地底人 という この上ないばかばかしさが テンポのよさと笑いを誘います。

とくお組のメンバー はそれぞれ やっぱり面白いし 作品ごとに入れ替わる キャラは いつも楽しみです。。

徳尾くんの演技時間も当時は多かったのかなぁ?? とぼけた役は めっちゃおかしかった~

6月の青春事情の「パンザマスト」では 影ある役だった 本折智史くんは また違った良さを感じれました!!

加藤啓くん も相変わらず おもしろかったです!! 怪しげな役は まさにハマリ役

そして、多分 *papasan*は初めてみたんかな?? 紅一点の 稲葉佳那子ちゃん

すっごく インパクトあるし いい女優さんでした。。 *papasan*要チェック役者さんリストに追加です


90分という ドタバタコメディとしては ちょうど良い長さだし、 「面白かったーー」の余韻をもっ劇場を出れました。。

「ヤミ金融」

「ヤミ金融」

RISU PRODUCE

SPACE107(東京都)

2012/08/01 (水) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい作品でした~!!
新宿は大久保の雑居ビルの屋上にある いかにも胡散臭い マチ金 「三井クレジット」

ウラ社会の金融屋に集まってくる 訳ありの客たち・・

RISU PROの新作は 殴るや蹴るなど 暴力的なシ-ンはないけど ある意味 "金"に支配されたもの達が それぞれ立場に立って 社会の底辺のリアルを表現していきます。

ストーリーの中には 伏線も張ってあり 次々に展開していくスリリングさが 時間の経過を感じさせません。

そんな中でリスさん(松本匠)演じる知的障害のある清掃員・黒田 が一番人間らしく 一番幸福に見えてしまうのが 現代の カネさえあればなんでもできる という社会を あざ笑うかのように思えました。

ラストの 無人の事務所に電話が鳴り続けるシーンは それでも 金社会は廻っている  そんなメッセージだったのでしょうね。。

お馴染みのキャストのみんな もぴったりのハマリ役だったし、安心して観ていられる舞台でした。。

RISU PROの代表作がまたひとつ増えたってかんじですね~!!

浸染物

浸染物

血沸肉踊隊

シアター711(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

あいかわらず難解
ネタバレBOXにて

ネタバレBOX

第一回公演「刺激物」も難解だったけど この「浸染物」も ある意味 とっても難解なお芝居でした。。

まあ、でも もともとストーリー性を求めては観に行ってないので

実力ある役者さんの 個性を楽しむ のが目的だったので それはそれで良かったです。

初めて観た人は・・・ 好き嫌いがはっきりでてしまうのかな~・・
一緒に観た同行者も 「全然わからなかった」 って言ってました。 







口紅を初めてさした夏 (再演) 無事公演終了致しました!ありがとうございました!

口紅を初めてさした夏 (再演) 無事公演終了致しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

秀逸な作品でした!
古い話ですが 1971年公開の「思い出の夏」 ゲーリー・グライムス&ジェニファー・オニールが主演でしたが たぶん2-3年落ちでやってきた名画座で見た記憶があります。

そして 1988年公開の「君がいた夏」 ジョディ・フォスター&マーク・ハーモン主演。

どちらも 思春期の男の子が 年上の女性に憧れて ひと夏の 甘く切ない ノスタルジックたっぷりの作品でしたが・・

papasan 『○ ○の夏・・』 的なものに滅法弱いという下地があるんですよぉ(*゚ー゚)ゞ

こちらは タイトルでもわかるように 一人の少女の夏休みの出来事と
自称 場末のBarのママ マチコ との
"女同志の確執" が過去の伏線、自分の小さい頃とオーバーラップさせながら 徐々にわかりあえていく というストーリーです。

ほんとは 細かくストーリーを書きたいんだけど、まだ公演も続くので あえて書きません。。

マチコ ママ役の吉村玉緒さん 不思議な感じの魅力ある役者さんでした!!
雰囲気を持っている って感じでした。

それと 小学校3年生の少女を演じた 斉藤花菜ちゃん。
子役さんですが めっちゃ良かったです  

上演時間は 1時間45分  軸がしっかりしていて サイドストーリー的なものや 笑いなどの要素も バランスが良い感じだったし、 奥行き感のある作品だったと思います。

この作品は2010年の再演 とのことですが その7年後という設定の

『夏の終わりを告げた手紙』 という作品と 交互に上演されているんですよね。

ん~・・ もうひとつの 「夏」も見てみたいーー

後はネタバレBOXで


ネタバレBOX

それと 小学校3年生の少女を演じた 斉藤花菜ちゃん。
子役さんですが めっちゃ良かったです  

調べてみたら 実年齢は11歳だとか・・

早替えしての 2役を演じたり とっても将来が楽しみな若き役者さんですね☆

「早く大人になりたい!!」 のセリフは ズシンと心に響きました

そしてラストシーンで テーブルにおかれた指輪のケースにピンスポ1本・・

カーテンコールなしで 拍手もなし だけど・・  余韻を感じられたので違和感はありませんでした。。 

ブロードウェイミュージカル『ピーターパン2012』

ブロードウェイミュージカル『ピーターパン2012』

ホリプロ

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/08/01 (水)公演終了

満足度★★★★

大人も十分楽しめる
皆さんもご存知のファミリーミュージカル「ピーターパン」そうです古くは郁恵ちゃんとかが演じたものですが・・

1981年に榊原郁恵ちゃんのピーターパンからスタートして32公演 そしてpapasanが見に行った7/31は ぴったり 1,500回目だったのですよ

今公演はウェンディ役がAKB48のチームK仁藤萌乃ちゃんとチームBの佐藤すみれちゃんのWキャストなのでした!!。

ディズニーランドでショーの中でちょっぴり見たことはあったけど、正直ピーターパンをちゃんと全部観たのは初めてかも。

お子様ミュージカル なんて思ってたんだけど・・・

なかなかどうして 楽しかった~

子供向けなのかもしれないけど、なかなかのクオリティ!!

それもそのはず、演出・潤色には KAKUTAの桑原裕子くんが担当していて ちょいちょい 小劇場っぽさもあったりして。

そのつながりか、海賊の手下にはブラジルの辰巳智秋 くんが出ていました!! 笑いをとってましたよ。。

小手伸也くんも出てたみたいだけど 遠くてわからなかったなぁ・・残念。

タイガー・リリー役の 皆川まゆむ ちゃんは ダンスも歌も良かったです

40分、60分、40分の三幕で休憩が二度はいるけど、ちびっ子には長時間は耐えられませんからね。

萌乃ちゃんも動きもキレがあったし、歌もgoodでした。

ただ赤ちゃんに近いお子様もたくさんきていて、ワーワー泣いたりしちゃう子が何人もいたりして、乳呑み児を抱えての観劇はちょっとねぇ… 大人の方が観るなら夜の部がオススメかも

やはり、なんといっても ピーターパンと言ったら 空を飛ぶシーン。。

完成されたワイヤーアクションは 子供じゃなくても テンション上がります

同時に4人が飛ぶなんて どんな仕掛けなんだろ~

大人も(papasanはしっかり楽しんじゃいましたが) 十分楽しめる ファンタジーミュージカルですねぇ!!

A席 3,000円 で3階席だったけど 大満足!!

そして 1,500回のサプライズとして 初代ピーターパンの榊原郁恵ちゃんが カーテンコールに登場

しかも ちゃんと衣装を着て しかも 空まで飛んじゃいましたーー!!!

初めて観たけど カーテンコールのフライングは客席の上までくるんですね~!!  あー楽しかった~


雷神 -RAIJIN-

雷神 -RAIJIN-

CORNFLAKES

俳優座劇場(東京都)

2012/07/27 (金) ~ 2012/07/31 (火)公演終了

満足度★★★

期待が大きかったけど・・
会場には 普段の小劇場の客層とはちょっと違って イケメンくん、キャストさんつながり、アイドル系おっかけ と様々な雰囲気のお客さんがいました。

感想としては
AKB48の近野莉乃ちゃんは AKBファン的には 普段のAKB48としてのパフォーマンスとは違う一面を見れた感じがそます。歌やダンスなしの 「演技」を楽しめました

ただ、演劇ファンとしては・・・・ 演技力はまだまだだし、台詞のない場面では 棒立ち に近い感じだし・・

これから もっと勉強して 頑張ってほしいレベルだったかなぁ・・・

元AKB48→SDNの 小原春香ちゃんは 台詞量は少なかったけど 声量もあったし 舞台上では映えてたし お芝居の分野でも これから頑張ってほしい と思いました

TRASHMASTERSの カゴシマジローくんは 典型的な いやーな奴 役だったけど きっと彼を知らない人は みんな

「やな奴!!」 と思ったに違いないくらい キャラを演じきっていました!! goodjob

アイドル系の舞台には やっぱり演技力のある人を入れないといけませんよね~。。


上演時間 1時間45分 殺陣のシーンは思ったより少なかったかなぁ・・

初日のせい?? 序盤 台詞が何度も被ってたりしてたけど もうちょっと迫力がある演出のほうが

一般受けするんじゃないのかな~ なんて思ってしまいました。。

でも ラストの武智健二くん絡みのシーンはカッコよかったですよ!!


みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/26 (木)公演終了

満足度★★★★

高いクオリティ
社会問題などを独特の雰囲気で魅せてくれる ワンツーワークスさん。

作・演・主宰の古城さんは 元新聞記者の経歴があるんですね!?

前回の「ジレンマ・ジレンマ」は福島原発を題材にされていたけど・・

今回のテーマは「人はなぜ凶暴化するのか」そして、
「どういうプロセスを経て、言葉の暴力を含め『暴力』を『よし』とするのか  という 今社会問題となっている いじめ にスポットを当てています。

内容は「ネタバレBOX」 にて

ネタバレBOX

企業のある新規プロジェクトに たまたま招集された 8人のサラリーマン。

第一線バリバリの女課長や総務、経理しかしらない女子社員、 できる!といわれている若手や
「アイツはダメ」と言われている社員・・・ などなど

実社会でも 十分ありえるシチュエーションなんです。

その中で、まさに 執拗以上に暴言、中傷、パワー・ハラスメント。。。

言葉という誰もが簡単に使える凶器を これでもかっ!! ていうくらい浴びせまくります。

ちょうど大津のいじめの問題なども報道されており 子供の世界だけでない いじめ の問題にスポットをあてつづけます。

昨年に初演された作品だそうですが 改訂版としての今回は より身近に感じました。

ただ・・・どうでしょう・・  いじめる側と それを受ける側 

papasanも そうだったんだけど 観ている人の大半が いじめられる側の目線になってしまうのじゃないかな・・

いじめられる者への エールや 頑張ればその先に光がある!! とかが最後まで無いので

観終わった後のモチベーション がめっちゃ下がってしまい劇場を出る感じでした。。

作品としては、暗転のかわりに ワンツーワークスさん独特な"動き"で時間の推移などを表現していき

かなり思いテーマの2時間ですが 長い!!とは感じませんでした。

どういう見方をするかによって 賛否両論ありそうですね。
ミュージカル ドリームハイ

ミュージカル ドリームハイ

TBS

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/07/03 (火) ~ 2012/07/20 (金)公演終了

満足度★★★★

楽しかった~!!
原作とか知ってたら もっと よかったかもしれないけど でもでも 十分楽しめました。。

今のK-POP を象徴するような芸能高校を舞台に、将来のスターを目指す若者たちの夢そして友情。

なんといっても ダンスがキレがあってカッコいいーー!! 

楽曲も 今のK-POP的な ノリの良い曲とバラードがふんだんに盛り込まれていて 音楽だけでも 十分堪能できると思います。

主役の6人は 歌も上手いし お芝居としても演技力もなかなか

若い女性だけじゃなく おじさんのpapasanも うっとりしちゃいました

*panish*の土屋くん は演技担当 それも笑いの要素たっぷりで goodjob

MAXのNANAちゃんも お芝居うまかったな~。。

歌唱、演技、ダンス と巧くキャスティングされていて 緩急ある作品だったと思います。 

休憩ははいるけど 上演時間 2時間30分 時間を感じさせない脚本も さすが葛木 英ちゃん

観終わったあとも るんるん気分になれた とーーっても楽しいミュージカルでした。

リンダリンダ

リンダリンダ

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

ノリノリ♪♪
ブルーハーツの楽曲にのせた音楽劇
会場に入ると・・ おぉ-!!

両サイドの壁面はライヴハウスばりにコンサートのフライヤーがビッシリ。

ん~テンションあがる~

ブルーハーツの曲にのせて いったいどんなお芝居になるのか期待感も高まります!!

以下は「ネタバレBOX」にて!!

ネタバレBOX

プロのミュージシャンを目指して10年、なかなか芽がでない ロックバンドの面々。

そんな折、ボーカルだけがスカウトされて、解散の危機に面したメンバーは

福島原発から20Km範囲の警戒区域に に置き去りにされた家畜の牛を安楽死させるため、集められている施設の門を爆破するという話し持ち上げる・・・

突拍子もないストーリーがけど、軽快にそして 間に響くブルーハーツのナンバーがテンポを持たせます。

歌唱力もあるキャストだけに楽曲もノリがいいし、レベルの高い音楽劇になってました。

鹿殺しの 丸尾くんは 笑い担当な感じでしたが、途中の台詞で

「牛を殺すな、鹿を殺せー!!」 反応した人はのは少なかったけど、プっと吹いちゃいました

高橋由美子ちゃんもたっぷり 4曲くらいソロあったし、大高さんは やっぱり存在感あってビシッとしめてたし それとギターがめちゃウマ~

休憩15分をはさんで 後半は 爆破決行に向けて それぞれの夢や現実 が交錯してスリリングな展開に。。

上演時間 2時間50分 とにかく笑いも一杯だったし、楽曲がストリーにとてもマッチしていて 長さを全く感じさせませんでした。

こおいう作品は普段はお芝居を観ない人にも 特にアラフォー、アラフィフ の方にこそ 観て欲しいな~。

実はpapasanも ん十年前 カラオケでよく「リンダリンダ」を唄ったものです。。
そんな良き時代が甦ってくるみたいな 素敵なお芝居でした!!!

そして、そして、カーテンコールからの 観客席も総立ちでの 「リンダリンダ」
ライヴ感たっぷりのお芝居でした!!
ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★

圧巻!!
この季節になると 太平洋戦争物が色々なところで上演されますが・・

やはり日本人として 過去の事実をちゃんと受け止め 年に一度は "戦争"というものに向き合っていかなければならない!! と実感します

太平洋戦争末期の沖縄での戦いで 今で言えば女子高生くらいの 「ひめゆり学徒隊」

実話としても悲しい話ではあるけれど papasanがイメージしていた以上に 力強く たくましくもある作品でした!!

ほとんど台詞がなく 全編 歌になっているもので、普段ミュージカルを見慣れないpapasanですが  壮大な物語を ステージから浴びせまくられた感じでした。

全編41曲 (資料に書いてありました)  1曲が3分から5分くらいでしょうか??
「これでもかー!!」というくらい 心に打ち寄せてきます。

何より驚きは かなりにキャストの人数なのですが・・・ みんな歌が上手い!!!
ステージを見ていなければ 合唱団のコンサートのようです!!

また、 ほぼ1曲ごとにやってのける 場面転換と照明の変化!!!
シンクロする動きもシャープです。

いったいどれだけ稽古していたんだろう?? と思うくらい複雑な舞台演出 にも驚きの連続でした。

今回がミュージカル初主演だそうな神田沙也加ちゃん。
「薔薇とサムライ」で観たことがありますが・・ やっぱり歌 めちゃウマでした。

ミュージョカルとして はわかりませんが 声量、低音から高音まできれいな歌声と思います。

どうでしょう?? ミュージカルはド素人なので papasan的には どうしても お芝居よりライヴ感覚で観てしまいます。

演技や台詞での役者さんの表現よりも 「歌・音・動き に集中してしまうなぁ」と思ってしまうのですが・・   やっぱりもっと数をこなさないと語れませんよね~。。

甘い感情

甘い感情

キミエドリ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度

いろいろと・・・
平日は 20時 開演はありがいので 初見の"キミエドリ"さんの公演に行ってきました。

20時開演ものなので、せいぜい1時間半 かなぁ?? と思っていたら・・

ネタバレBOX

それと他の方も言ってましたが 金曜のソワレだったけど このときも10分遅れでの開演。おそらく予約していた人を待っていたとおもうけど・・
大半のちゃんと時間を守って来ている客に失礼じゃないのかな。。

内容はというと・・・    ん~・・・・ 何て言ったらいいのか・・・

学生の頃 宿題で 岩波新書の哲学の本を読まされたような感覚でした。。
高尚な文章がいっぱいあったりするんだけど、全然 頭に入ってこない。

そんな感じのお芝居でした。

上演時間 2時間20分 最後まで 作者が何を言いたいのか・・ 何を見せたいのか ストリーの意味も??? 結局papasanには わからずじまいでした。。 

自分に 作品を理解する力量がなかったのでしょう・・・

まあ出演者に知り合いでもいれば もう少し違う見え方もしたのかもしれないけど・・

久しぶりに 「途中で出ようか!?」 とも思ったのですが、かなりシーンとした場面の連続で  なかなかチャンスもなく・・・

ただ、若い役者さんたちは 一生懸命 演出者の意図を演じようとしている感は伝わってきました。

ただ、おそらく演出なのでしょうが 大半の台詞はボソボソ っとした言いまわしで どんどん気分も

チケット代は2,000円 というのは すばらしいことだけど・・・

かなり 作品の印象度に個人差があったんではないかなぁ。。。

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