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ぽこ
丁寧なお返事ありがとうございました。 台本。確かに雑な部分はありました。日本の歴史についての捉え方は、中学生の歴史レベルです。もしかしたらそれ以下かもしれない。今回の作品はそのような知性的な方向性とは逆の方向に書くことを念頭に置いていた作品でしたので(「バカバカしい」「愚かな」人類を愛をもって描く)、その見方はまぎれも無い事実です。 そして、演出力。 戯曲をどう具現化するのかという構成力について、完全な虚構を「リアル」に感じられるまでのパワーが足りなかったという事でしょう。(一部のアングラはこのパワーの最大化しての演出を念頭に置きますが、舘にはこの部分の演出をまったく強調する意識が無かったと思います)現代人を描くのと、縄文人を描くのでは縄文人の方が「リアル」に跳ぶための推進力というか演出構成力が必要になってきます。しかし、そこへの説得性をあえて持たせずに、ある種のギャグとして消化できないか?と考えて演出したのが今回の作品だと思います。 この試みがうまく機能しなかった結果が、作品の低評価につながっていると思われます。制作としても演出の意図を十分に飲み込めずにミスディレクションした部分もあると思い。反省しております。 ただ、充分にやりきった感があるので、この試みは、同じ形では行なわれないと思います。 舘そらみは、いろんなことを演出してみたい人なので、今後も冒険すると思います。 しかし、 来年の「のぞき見公演」は「恥知られたら恥ずかしい」の路線のもの。再来年1月のアゴラでの公演は原点に戻っての具象劇になる予定です。 また観に来ていただければ嬉しいです。 ご来場いただき、ありがとうございました。
2012/12/11 19:13
ぽこ
演劇をなめているとは、具体的にどのような部分について指摘した文言なのか。もし具体的に指摘下さるならばありがたいのですが。 少なくとも私は「生首がかわいい」とか、そういう表現は、演劇をなめていたら出来ない表現だと思います。全般的になめているということは、批評になっていない。単に好みではなかったということではないのですか? また、私自身、意図的に演劇をなめている表現だなあと感じる箇所もあるので、別に非難するつもりはないですが、あまりに漫然とした言い分なので、具体的にお聞きしたいです。
2012/11/23 17:33
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前回の公演は、作者エドワード・ボンドが、日本ではまったく知られていない存在なので、作品を精確に上演するという演出意図のもと上演されました。 ですから、俳優のセリフが痛いほどストレートに飛んで来るのに、大きな氷壁を登るような、そんなお芝居だったと思います。面白みよりも熱量と言うというのか。 今回の上演は、作品の理解を踏まえたうえで、演出によって大きく解釈していこうという意図のもと、上演します。色気もケレン味も現代的なとっつきやすさも、前回とは大きく異なってくると思います。 演出によって、作品の見え方が変わる醍醐味を味わえるのではないでしょうか。 ご来場されることを心よりお待ちの申し上げます。
2012/02/10 20:55
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