VIANの観てきた!クチコミ一覧

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【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★

だまされた
何だったんだろう?最後の約20分は。理解し難い。周りで渦巻く笑いとは裏腹に私の内部には怒りのようなものがこみあがる。(常連への媚びにはうんざり。)気を取り直してさあラストはいかに!と期したところで終幕。このエンディングにはただ唖然とするしかなく、ほとんど何の感慨も残らなかった。最後の二人コントとエンディングを除けばまあまあ面白くそこそこに楽しめたが、果たして「今年はこの作品一本に全力を注ぎ」「私たちの考える最も妥協なく心を揺さぶる作品作りを試み」たようにはまるで感じられない作品だった。ただの宣伝文句だったらしい。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

もっともっと上へ
モノローグは、話し手がいろんな意味で100%その言葉を自分のものにしなければならない。長台詞は、言葉に観る者の想像力を煽ぎ続ける力がなければならない。当たり前のことだが、今回マキノが無痛覚になった情況を語るシーンは、それを満たしていなかった。引き付けられた人もいるようだが私は不覚にも眠気に襲われた。ミミの卒業式の日の演技と台詞は、あれほど執拗に繰り返す理由(母親の「ずっといっしょにいてあげる」を引き出すためだけとは思えない。)が見つからず、疑問だけが残るすっきりしないシーンとなった。ずっとジェットコースターに乗っているかのような心地で観劇できた前作と比較するのは避けられないし、当然前作以上のものを期待してしまうわけで、それは叶えられなかった。5☆は次回以降に持ち越し。

素晴らしい一日

素晴らしい一日

自転車キンクリーツカンパニー

駅前劇場(東京都)

2012/03/07 (水) ~ 2012/03/13 (火)公演終了

満足度★★★

素晴らしい一日?
原作でも素晴らしい一日とは思えなかったし芝居でもやっぱり素晴らしい一日とは思えなかった。原作者がおもしろくなかったらただではおかないというようなことを言っていたがそれはクリアしただろう。原作にはない女優のシーンはもっと違うキャラ&シーンにできなかったか?反面妻の設定はほっこりさせてくれた。今回のお目当てイセカヨは期待通りのパフォーマンス。イキウメ以外でももっともっと舞台に立ってほしいものである。

スケベの話

スケベの話

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/02/29 (水) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

涙出た
笑いすぎて。高校球児だけあってみんな健康的で溌剌としており明るいし、「あるある、きっとある」と思わせるような場面ばかりなので自然と笑いが生じる。いつの時代にでもある10代後半男子の(異)性に対する複雑な思いが錯綜するのだが、昭和の匂いというかノスタルジックな気持ちにさせられたのはなんでだろう?

ネタバレBOX

男性俳優は全員気合十分の短髪。それを見ただけで(きっとこの芝居いいものになる)と予感させたし、これが長髪だったら観劇後の清々しさは得られなかったと思う。だからたまたまおやじ臭い高校生が集まったと思えばそれらの高校生役(多少の無理はあっても)は観劇前から分かっていたことでもあるし許容範囲。だが旅館のおばさんはミスキャスト。マネージャー役をもできるくらい可愛らしい佐藤は、実年齢は近かろうと人生経験豊かな32歳ばついち子持ちおばさんには見えない。ここは色気があって豊満な肉体の実年齢ももっと上の俳優にすれば高校生達の悶々ぶりに拍車をかけられらたと思う。そんな佐藤ではあるが、現役か?とも思わせるマネージャー変顔大サービスの川村共々、男子高校生達の股間をそして芝居を盛り上げてたことは確かだ。続編は試合に負けたところから始まる?
ジレンマジレンマ

ジレンマジレンマ

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

噛みすぎだろ
主要登場人物はほぼ全員しかも何度も噛んでた。初日だからという言い訳はきかない。噛むととにかく白ける。ある程度は許せるが今回は度を越えてた(と感じたのは私だけか?)。俳優がダメというより稽古が足りなかったか?

ネタバレBOX

米の話で真相にいたる経緯が安易(実際にありえるにしても)だったのが残念。容疑者?をずっと舞台に載せていたのも疑問。演技せず(スポット当たってない時も演技してたのかもしれないが効果なし)とも役者にとってあれは苦痛だろう。(だから噛んだ?)3つのシチュエーションの共通項に監視カメラを置いたこととオープニングと3つの部屋の表現(美術)が良かった。
dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス

dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

期待通りも・・・
黒の章を観劇。私は前回観ていないが今回の長編化は失敗だったのではないだろうか?短編の時はなかったであろうシーンを省いて頭の中で整理するとそちらの方が断然面白いからだ。要するに笑いをとるためだけのといった無駄なシーンを増やした感が否めないし短編が好評だったからといってそれを長編化することに疑問を感じた。恐らくは短編だったからこそ好評を博したのだ。それゆえこの作家の最初から長編を意識して書いたものは観たいと思った。たぶん観る。

ネタバレBOX

ほんの遊び心と銘打たれた作品は、あまり稽古してないなと思われるシーンが少なくなかったが、それはもしかしたら○○ごっこを演じていたのかもしれないしほんの遊び心なのだから許容範囲。定型のどんでん返しも定型の非情なラストも全部ひっくるめて十分楽しめた。○○ごっこをする大人達。○○ごっこをする大人を演じる俳優達。実に滑稽だ。バカバカしい。どうしてそんな彼らを観て胸が熱くなるのだろう?松田優作のせい?
カップルズ

カップルズ

鵺的(ぬえてき)

「劇」小劇場(東京都)

2012/01/27 (金) ~ 2012/01/31 (火)公演終了

満足度★★★

疲れた
心地よい疲れではなかったがつまらないものを観せられた際の疲れとは当然異質のもの。ベッド上のシーンのほとんどが「本気っぽく見えるか?」と問いかけてくるような演技だったので白けた。中途半端な性愛の表現は全然性的にはなっていず興醒めするだけ。あれならしない方がよい。もちろん演技ではなく演出の問題。

『渡り鳥の信号待ち』

『渡り鳥の信号待ち』

世田谷シルク

シアタートラム(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

地方バージョンも観たい
東京の小さな劇場で凱旋公演しないか?途中難解なシーンあったが多分原作に隠されているのだろう。再読してみよう。チラシ写真からは想像できない主宰の可愛らしさに驚いた。お気に入り団体(主宰)に即決!

ガールズロック!

ガールズロック!

lovepunk

テアトルBONBON(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★

ああモヤモヤした
今回は歌手活動する彼女たちの宣伝が主体だったのだろう。宣伝だったと決めつけることで、内容等に対する不平不満も押さえつけられる。芝居も歌もどちらかといえば気力でこなすタイプなのだろうと思っていたがあにはからんやそこそこに(何人かは)実力もあったので、しっかりと台詞読みするしっくりしたドラマも観てみたいと思った。

【ご来場ありがとうございました!】俺という宗教、女神のSEX

【ご来場ありがとうございました!】俺という宗教、女神のSEX

あんかけフラミンゴ

しもきた空間リバティ(東京都)

2012/01/07 (土) ~ 2012/01/09 (月)公演終了

満足度

残念!
招待していただいたので何かしら褒めたいのだがほとんどない。「旗揚げとしては」と注釈して評価してる人がいるが、旗揚げならばもっとやれただろうという思いの方が強い。タイトルとさわりのあらすじで想像した幾つかのストーリーのまさかこうじゃないだろう展開に見事にはまってしまった。つまりは想像通り。印象に残ったのはカーテンの開け閉めする音のみ。古くさいのは使用した音楽のせいだけではない。とにかく古くさい。古くさい。当初は1部構成だったのを「なんかものたりえねな2部構成にしてみっか」的2部構成は意味なし。

STRIKE BACK 先輩

STRIKE BACK 先輩

芝居流通センターデス電所

ザ・ポケット(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★

ちょっと期待はずれ
歌って踊る集団と聞いていたのでそこそこのものを期待していたが、歌も踊りもレベルが低かったのが残念。玉石混交の内容も小石が多かった印象。実際にあった事件も事実は違えどまた事件そのものを描きたかったわけではないだろうがこんなふうに洗脳され感化されていっただろうと想像できたことと歌いながら踊りながら死体を切り刻むさまを見せられたことでその残忍性非現実性を改めて思い知らされた。ミュージカル部分を除いて映画にするとおもしろいかも。
近くに未就学ではないかもしれないが10歳未満と思われる子供がいてそいつがずっと雑音を発し続け普通に喋っていて観劇を妨害してくれたが、芝居の内容が子供に不向きということは二の次で、こういう者の入場を許可したことに怒りを覚えた。そのくらいの子がこの芝居を2時間大人のように観続けられないことは一目瞭然だったはず。

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

お薦め度は☆☆☆☆☆
個人的にはその時代のその地域のその身分の生活にはあまり興味を覚えない(これを題材にした企図も読めない)ので内容に不満は残るが、脚本演出演技いずれも秀逸(とりわけ木下祐子さんの演技)だった。

ネタバレBOX

まず劇場に入って思ったのがこまばアゴラ劇場ってこんなに広かったのかってこと。最大限に空間を利用していたが、なかでも何箇所かに配置された天井に届く細い数本の角材群、舞台から客席へそして外に突っ切る花道はこれから始まる芝居に気持ちを昂らせた。木々(花々)は表現できないにしても星、花びら、雪はできたはずでそれらはしてもよかったのはないのだろうか。日本版桜の園?はあっというまの2時間だったので、そのことだけ(芝居に入り込めたこと)でも評価に値する。
ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

ご来場ありがとうございました!!『増殖島のスキャンダル』

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2011/12/08 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

本公演も観てみようかしら
こちらの団体初見です。今回の最大の関心事はユーリンタウンのビンボーがホームでいかに躍動するかだったが特異な公演スタイルと役どころのせいもありユーリンで放った輝きが失せていたのが残念。風変わり演出さまざまな試みは実験と呼ぶに相応しく効果が顕著に現れていたものもあれば逆効果だったように思えるものもあった。芝居はじっくり観たい方なのでこのテは苦手なこともあり、舞台なき舞台であったため観ることに疲れてしまった。最後の歌で癒されはしたが。

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