満足度★★★★
いやはや、楽しかった!!
昭和ムード歌謡、とても楽しめた!
歌と芝居、両方楽しめ、ちょっとお得感のある公演だった(笑)。
歌はほとんど知らないものばかりだったが、会場みんなで手拍子を行い、
コンサートに参加気分(笑)!?
心地良い芝居内容、上手い役者陣、丁寧な接客。
値段も良心的で、安心して人に薦めることができる劇団である!
上演時間105分。
ネタバレBOX
私はA公演を観劇したが、剣持さんはじめ、出演者の皆さん、
本当に自然な感じの会話で、自分の言葉のように話している!
いつもながら、見応えがあった。笑ったなあ。
近くの席の女性は、爆笑していた(笑)。
楠田敏之さん、ささいけい子さんの歌声、
そして5人のバックコーラスも楽しめた!
歌、分からなかったけど、楽しかった(笑)。
加えて、若手の荒井涼子さんがおじさま方に負けずに好演していた。
田舎の純情な娘という感じが伝わってきたなあ(笑)。
彼女が歌った松田聖子さんの歌は、さすがに知っていた。
当劇団の公演を観劇した後は、楽しく、リラックスした気分になれる。
心の栄養補給ができた(笑)。
そうそう、帰る際に、出演者全員が写ったブロマイドをもらえた。
本当にサービス、十分である(笑)。
満足度★★★★
メガバ最大級の衝撃に偽りなし!
今までのメガバの作風とは明らかに違った。
いつものような心地良さではなく、刺激的な作品であった!
臨場感のある、体験型芝居の印象を受けた!
見事な舞台美術があってこそである。
出演陣と一緒に体験している気持ちになりたいなら最前列、
客観的に観劇するなら後方列がオススメかな。
上演時間120分。
ネタバレBOX
劇団のチャレンジする姿勢がみえる作品であった。
今回の作品は、駅構内の事故現場が舞台。
役者陣が客席最前列の前を歩きまわるシーンも結構あり、
臨場感を感じる。
まるで事故現場にいる1人のような気にさえなった。
(言葉が適切か分からないが、個人的には体験アトラクション?
に参加しているような気持ちになった)
この作品はまっさらな状態でみた方が良いので、
細かなネタばれはしない。
個人的に残念だったのは、芝居途中で謎が推測できてしまったこと、
作品の終わり方に疑問を感じたこと。
メガバの役者陣は皆さん魅力的であるが、
当公演は前川史帆さんが素晴らしかった!
凄い惹きつけられた!
メガバの作風メニューに甘口に加え、辛口が増えた感じがする。
今回は野趣あふれた印象であるが、今度同様の公演をしたら、
きっと洗練された感じになるだろうと勝手に思っている(笑)。
満足度★★★★
満足度の高い公演!
好きだ、こういう公演!特に演出が。
歌にダンスに、華やかな女性陣。
出演者多かったが、全員の人柄が伝わってきた。
上演時間120分。
ネタバレBOX
実話に基づいた物語。どこまで本当なのかは分からないが。
主役の宮地真緒さんは、華やかで存在感があった。
脇を固める役者陣も、なかなかのもの。
歌もダンスももう少しとも思ったところもあったが、
公演料から考えれば、むしろお買い得だと思えた。
女子プロ野球の物語であったが、展開が分かり易く、
また、試合の演出が上手く、楽しんでみれた。
とにかく観劇して、元気をもらえた!
心の栄養補給ができ、満足した!
満足度★★★★
好きだなあ
いつもより、下ネタが多い(笑)。
”お約束”は健在で嬉しい!
この劇団、やっぱり好きだ~。
上演時間100分。
ネタバレBOX
前説の「やった、やった~」と、上半身裸+馬の着ぐるみはお馴染みで、
ポップンマッシュルームチキン野郎をみに来たという高揚感が高まる(笑)。
あと、芝居には全く関係ない、罰ゲーム的なコーナー、
これもお約束で大好物(笑)。
今回はコーラネタ。
一番前に座った人には、万一に備えタオルが配布されてた(笑)。
小劇場公演の粋、らしさを味わえる劇団なので、
個人的には好きだ!
ただ今回はちょっと下ネタが多かったかな。
ジャガイモ、玉ねぎ、地縛霊はナイスな役柄だった(笑)。
スタッフは受付、誘導係とも非常に丁寧で好印象である!
満足度★★★
なかなか楽しかった!
当公演だけでなく、次週の「S.Q.S」も観たくなる(笑)。
上演時間100分。
ネタバレBOX
スーパーに勤務するおばちゃんが、裏の顔は作家(志望)。
そのおばちゃんが描く物語が舞台。
ゴールドラッシュの頃の西部劇。
「寂れた街に住む、地元を愛する人々」と「街の地下に眠る金塊を目的に、
追い出しを図る悪党」。
そこに、地元を愛する側につく、流れの人々。
果たして、どちらが勝つのか・・・。
結末は、「なんだこれっ」て感じで、笑える!
全体的にコントっぽくなっており面白いし、観やすい。
物語の中のスーパー&飲み屋のおばちゃんはとても存在感があるし、
おなかのお姉ちゃんの破壊力は圧倒的だった(笑)。
全員での最後のshow timeは本当にみものであった!
次週への「S.Q.S」への繋ぎ方もよかった!これ本当に気になる(笑)。
満足度★★★
まあまあ楽しめた
セレソンの解散公演。
今回は笑える芝居であったが、私はやっぱり「セレソン得意の泣ける、感動する芝居」が良かったかな。
上演時間約135分。
ネタバレBOX
松本明子さんの婦長の勘違いは楽しめた。
マイウエイも良かったかな。
宅間さんの存在感はさすがであった。
最後のダンスは解散公演らしくて良かったが、
観客のスタンディングは誘導しなくてもよいような・・・。
楽しめたが満足度は高くはなかったなあ。
満足度★★★
まあまあ楽しかった
一見サスペンス風であるが、本格的な雰囲気ではない。
上演時間85分。
ネタバレBOX
主が死んだという前提で始まった殺人事件は、
実は主は死んでおらず、警察と名乗っていた男たちは探偵であった。。。
楽しかったのであるが、江藤博利さんのギャグはちょっとしつこい感じが
したかな。
満足度★★★★
なかなか楽しい公演!
テンポの良い、楽しめる公演だった。
愛すべきキャラクターを役者陣が生き生きと、楽しそうに演じていた。
上演時間100分。
ネタバレBOX
物語の中心人物である梅ちゃんは、登場しない(正確にいうと、皆の推理の中では登場する)のだが、凄い存在感であった(笑)。
<特に良かった点>
一般客を意識したフライヤー。
これをみれば「簡単な内容」、「上演時間」、「座席情報」、「客層」等
知りたい情報が載っている。
他の劇団にも参考にして欲しいと思えるものであった。
チェック方式のアンケートも良いと思った。
劇団が何を目的にアンケートをとっているのかが、伝わってきた。
<私見>
面白かったのだが、無理に役者6名で25役もしなくても、と思えた。
そのせいで、ちょっと暗転が多かった気がしたし、ドタバタした感じもあった。
劇団の持ち味なのかもしれないので、あくまで私見であるが(笑)。
役者陣は、個人的に好みな面々で楽しめた!
個人的には、頑張って欲しいと思える劇団である!
満足度★★★
なかなか楽しい!
東西南北へ逃げる、逃げる!
何も考えずに観れば、楽しい。
上演時間約120分。
以下ネタばれで。
ネタバレBOX
①東へ②西へ③南へ④北への4編で構成される物語。
会社で翌朝のプレゼン企画書が完成してなく、
更に上司の仕事を押し付けられ、ピンチに。
仕事が嫌になり、衝動的に同僚2人で逃げることを決意。
会社前で彼女を待つ男の車に乗り込み、逃亡開始。
逃亡前にコピーを頼まれた派遣社員と彼女が
男たちを追いかける・・・。
きっとテーマは、”無責任”。
仕事を投げ出すことも無責任なら、逃亡中に出会った
人妻をその気にさせ、一緒に逃亡しておきながら”重い”と
投げ出すあたりも無責任。
そうそう、喫茶店のアルバイトを演じた役者さんの
”無責任でいい加減な感じ”が印象的で好きだなあ(笑)。
最初「家に帰って寝たい」と一見無責任であったが、
一番責任感があったのは、頼まれたコピーを持って、
追いかけた派遣社員か(笑)。
で、物語を通じて結局何を言いたかったのかは、よく分からない。
が、細かいことを考えなければなかなか楽しい。
コメディ色でいくのなら、徹底的にコメディの方が面白いと思えるのだが、
途中からなんだか”物語の軸”がよく分からなくなってきた印象だった。
ラスト、4歳年上の彼女のせつなさは感じられた(笑)。
あと人妻を演じた役者さん、一緒に連れて行きたくなる
雰囲気が出ていたなあ(笑)。
満足度★★★
なかなか楽しめた!
気軽に楽しめるコメディーで、個性的な役者陣が楽しませてくれた!
上演時間約120分。
ネタバレBOX
主人公あきこの体内で起きている物語が中心だが、
現実世界で繰り広げられる物語も並行で行われる。
ヒーローショーっぽくもあり、子供も楽しめるエンターテイメント。
役者陣の体当たりな熱演&殺陣は楽しめたなあ(笑)。
ただ、この内容で120分はちょっと長く感じたかな。
同じような場面の繰り返しが多かった気がしたので、
90分位にコンパクト&スピーディの方が個人的には好み。
役者陣は皆さん楽しませてもらったが、あきこ役の加藤由佳さん、
マーおばば役の石神まゆみさん、コリ役の吉川暁士さん、
シュウ皇子役の下町けんぢさんが特に印象的だった。
スタッフの対応は良かった。
特に、クーラーが冷えた場合の膝掛けまで用意してあり、
希望者に事前配布していたのは、◎。
配布パンフレットの主宰の話(うんちはなぜ黄色いの?)は、なかなか面白いし、テラ・アキコ全体図は事前に目を通していたのでイメージがついた。
アンケートも観客への満足度を確認しつつ、
劇団として知りたい項目をチェックさせる方式は工夫してあり良かった。
役者陣の顔入りチェックもアイデアだなあ(笑)。
満足度★★★★
なかなか面白かった!
舞台裏コメディー。
ベタな設定だったが、なかなか笑えて楽しめた!
好きだ、こういうの(笑)。
ネタバレBOX
主役を務める座長が、劇団員が犬のために作って持ってきた、
栄養ドリンクを誤って飲んでしまった。
公演途中に下痢になり、まともに公演が続けられない状況に。
舞台裏で急きょ、脚本家が脚本を書き換え、公演続行するのだが・・・。
舞台はどこへ向かって進行していくのか、果たして無事終了するのだろうか。
出演者6人の公演であったが、6人とは思えないほどのフル活動で、
楽しかった!
皆さん、顔の表情が臨場感があり、良かった(笑)。
舞台裏の事務所?がセットになっており、舞台は見えないが、
すぐ横が舞台という設定だった。
主役の座長が舞台に出てこれないので、
時間稼ぎのために、舞台上で味方が悪役を切るシーンがあるのだが、
切っても切っても死なないくだりは、ホント可笑しかった(笑)。
私見であるが、スタッフが笑顔の挨拶、キビキビしていてとてもいいと思った。
公演後は、役者陣が必ず観客を出迎えて挨拶をしてくれるのも、
なんだか嬉しい。
一般客への配慮が、かなりされている印象で特に評価したい。
(アンケートの内容も観劇客を意識していて良いと思った)
ちょっとオマケで☆4つ。
満足度★★★★
MCRの世界観を堪能!
劇団初見。
「MCRがMCRであることを最も示しているような作品」と
主宰が思っているという作品。
味わい深いというか、不思議というか、ありそうで無いようなテイストだった。
「言葉&演技のプロレス」というか、凄い表現の公演後、
役者陣が挨拶で深々とお辞儀をしたのが印象的。
上演時間約105分。
ネタバレBOX
おそらく「友情」がテーマの作品。
大学時代に知り合ったダメ人間3人が同居している。
それぞれの置かれている状況(深夜のコンビニアルバイト、ダメサラリーマン、賽銭泥棒のバンドマン)は様々。
居心地の良い仲間は何があろうと、また友人になるという姿を描いた
作品のように思えた。
そして主宰が自分の劇団に重ね合わせているかのようにも思えた。
芝居の色々な場面が頭の中で駆け巡る(笑)。
お地蔵さんに「自分の記憶」を売るという設定もなかなかユニークであった。
観れて良かった!
満足度★★★
これはいいよ、面白かった!
D-BOYS、やるね!柳浩太郎さんが突出している(笑)。
公演後の残業ミーテイングも楽しめた!
上演時間135分。
ネタバレBOX
高度経済成長期のサラリーマン社会を描いた作品。
難しいことは考えずに気軽に楽しめる作品。
柳浩太郎さんの独特の雰囲気、話術はいいなあ。
凄い楽しめた。
芝居終盤の、のし上がるために情報を売った、
キャバレーボーイのくだりは、スパイスが効いてて楽しめた。
値段が7000円といいので、☆4つ(値段以上の価値あり)はつけずらいが、
値段相応の公演だと思う。
客層ターゲットは20~40代の女性だと思うが、
この層には高確率でかなり楽しめると思う。
満足度★★★
なかなか楽しめた!
なかなか楽しいが、長い~。
上演時間約150分(休憩なし)。
ネタバレBOX
<私見>
脚本は正直言って、長い割に内容が薄いという印象。
演出はダンス、歌も取り入れ楽しめた。
照明は鮮やか、音響もなかなか。
軸をかためた役者陣は、上手い!
スタッフの応対は丁寧。
<あらすじ>
元サラリーマン(主人公)が会社を辞めて、お笑いを目指す。
入ったところは、笑われ専門の事務所。
テレビで素人を装い、笑われるコメントをするのが仕事。
その事務所の一番の古株は、以前大手事務所に所属したお笑いタレント。
ブレークしたわけではないので有名ではない。
大手事務所を追われた理由は、所属事務所のアイドル歌手と恋仲になりそうであったため。
所属事務所を辞めた後、笑われ専門の事務所に入り、古株はアイドル歌手と交際することになるが、事務所間の違約金問題で交際は公にはできない。
そんな中、古株は元サラリーマンとお笑いコンビを組み、
お笑いの大会に出て優勝することを目指す。
賞金は1000万円。違約金を払ってもお釣りが来る。
大会で順調に勝ち進むが、アイドル歌手は重大な病気を患い、
そして・・・。
どんな結末が待っているのか。果たしてどのように”笑われ”るのか。
元サラリーマンの会社員が何故お笑いを目指したのか、
印象が薄かったなあ。
不要なシーンが多かった印象で、出演者の見せ場を作っていたが、
分かり易過ぎた(笑)。
あと、舞台の中での漫才、なかなか笑えた!結構好きだ(笑)。
新宿モリエールでタレントさんが出ていて3500円。
フライヤーもいいし、観劇初心者も連れて行きやすい印象である。
公演時間が100分程度であれば、こういう公演は好きだ(笑)。
劇団初見であったが、今後も注目したい劇団である。
満足度★★★
まあまあ楽しめた
季節外れのホタル、まあまあ楽しめた。
上演時間約1時間50分。
ネタバレBOX
<感想>
ファンタジーは好きなジャンルだし、なかなか好きな作風なのだが、
物語の展開が一体感を感じなかった。
お盆の時期に、あの世からこの世に来る場合、
仮の人間の体を借りて自分の大事な人に会いに来るという設定であったが、
突拍子もない感じがしてしまい、残念ながらあまり共感できなかった。
本線の話はいいと思うが、途中の話が・・・。
直球勝負した方が良いような話なのに、変化球を多用した感じかな。
最終的に3つの物語が1つの流れに集約される様は良かった。
個人的には、主人公の男性とおかまっぽい役を演じた役者さんが良かった。
2段に分けた舞台美術は工夫してあって楽しめた。
他のレビューは高評価のようなので、そういう意見もあるのだと
思ってもらえると幸いである。
満足度★★★★
これはオススメしたい!
役者陣の味のある芝居に惹きつけられ、良い時間を過ごせた!
主役不在、全員脇役なのにそれが心地良い。
舞台美術も雰囲気があって良かった。
オススメしたい芝居である。
上演時間1時間50分。
ネタバレBOX
新宿中央公園のホームレスの物語。
技量の高い役者陣が、そこに生きる人々の人間模様を魅せてくれた!
ホームレスになるときの先輩から受け継がれる”心構え”は、
印象的であった。
<気になった点>
・気になったのは、もう少し汚れた服の方が良かったかな。
ちょっと清潔感あり過ぎ(笑)。
・あとタイトルのナイアガラが、会話のみで絵がなかったことかな。
・タバコの演出があったが、その案内が事前になかったこと。
本物のタバコなのか、観客が吸っても問題のないタバコなのか。
今のご時世気にする人もいるので、考慮した方が良いかも。
満足度★★★★
力作!凄い作品だ!!
テレビ放映はちょっと難しい、劇場でしか観れない凄い作品だと思う。
上演時間3時間20分(休憩なし)。
全く長く感じなかった、むしろ集中力が切れないため休憩なくて良かったと思えたくらい。観て良かった!
ネタバレBOX
震災や原発をテーマにしているが、
綺麗ごとでは無い裏側をスコープに物語化してしている。(追記予定)
「プロローグ」、「蠅」、「背水の孤島」の3構成。
作・演出の中津留章仁さんの名前を覚えた!
役者陣に少しバラツキがあったように思えた。
満足度★★★
会議メンバーのごとく(笑)
郷土愛を感じれる物語。
テーマがテーマだけに、所々思わず熱くなってしまった(笑)。
面白いと思う。
上演時間75分。
ネタバレBOX
日本を「道」と「州」に分ける「道州制基本法」をめぐり、 国民の意見が推進派と反対派の真っ二つに割れている 近未来の日本。
道州制のメリットを若者にアピールする為、 推進派は「道州フェス」を企画し、 各地から実行委員を選抜する。
その実行委員による「道州フェス」の内容を巡る、会議(会話)劇。
構成は「12人の怒れる男たち」に、ちょっと似ている感じがしたかな。
実行委員の中には使命感を感じているものばかりでなく、、
「早く会議を終わらせて帰りたい、自分の仕事や生活を優先したい」
という面々も。
一方、「もっと話しましょう、納得がいかない」と熱くなる実行委員も。
何が正しいか分からない答えを見つける過程が、
紆余曲折しながら描かれていた。
組織の会議であれば、役職上位が決定権を持つが、
フラットな者同士だと”会議参加者の納得”という曖昧なものとなり、
迷走しやすくなる。
郷土の問題となれば、いっそう拍車がかかる(笑)。
演出では、蝉の鳴き声(小さい音声で)や夏の日差しを感じる照明の使い方が、お盆時期の会議設定に合っていた。
役者陣は、皆さん好演していた。
南東北代表(福島出身)の役者さんが特に印象的であった。
「女性ならではの感情表現だけではなく、自分が悔しい思いをしたことに対して他の人に同様の想いをさせたくない」という強い感情がダイレクトに伝わってきた。
近未来の日本、あながち無い話とも言えないなあと思いながら観劇したが、
神奈川代表として、郷土弁当にはシュウマイは入れて欲しいところ(笑)。
満足度★★★★
島田歌穂さんは凄いなあ
平日公演なのに、約650席がほぼ満席。
公演が始まってからすぐに、物語の世界へ惹き込まれた。
上演時間約100分。
ネタバレBOX
山川彌千枝さんが元気であった8歳から結核で亡くなる16歳までを
朗読&歌で綴った物語。
公演の原作である「薔薇は生きてる」は彌千枝さんの母親が彌千枝さんの生前の日記、短歌、散文を遺稿集としてまとめたもの。
島田歌穂さんの公演は初めてであったが、とにかく歌が上手い!
結構広い会場なのに、1人で行う朗読なのに(ピアノ、バイオリンの生演奏はあったが)、惹きつける力が凄い!
あっという間で60分~70分の公演に思えたが、実際は約100分で
びっくりした。
これはきっと再演?すると思うので、もししたらオススメしたいなあ。
満足度★★★★
うまく言えないが、好きな作風
人生において次のステップへ進むために、人がとる行動やぼんやりとした抽象的な感情を整理して物語化していた。個人的に好みの作風。
上演時間90分。
ネタバレBOX
物語のあらすじは、説明文どおりであるが、
下世話な言い方をすると、内容的には、上品な昼メロ風(笑)or
ちょっとトレンディドラマ風??
物語の中心として「姉の失踪」や「奇妙な3人の同居」を描いているが、
それは言いたいことの本質ではなく、あくまでツールに感じられた。
「自分の落ち着ける場所が欲しい」、「ただいま!をいう役、おかえり!を言う役」といった主旨のセリフのところは、印象的。
3名の役者陣は、魅力的で惹きつけられた!
優一役の大石憲さん、両手に花状態でうらやましい(笑)。
自然な演技が魅力的なのだが、ちょっとコミカルで観ていて笑みがこぼれた。
綾子役の伊佐千明さん、一見恰好いいがちょっと精神的に不安定で
幸せになれない女性を好演していた。雰囲気あるなあ。
由佳役の安川まりさんは、表情がかなり豊かで、喜怒哀楽での使い分けが
上手い。姉の失踪関連、元カレ優一との再会/再失恋等を情感豊かに演じていた。
物語の中で出てくる、コーヒーに練乳を入れるというのは、面白い発想。
試したい(笑)。
ちょっと残念だったところは2点。
①会場が暑かった。外が涼しく感じると言ったお客さんがいたほど。
この時期の空調調整は難しい。
②静かな物語であり、 劇場入口付近を舞台にしていたため、
新宿の車や雑踏の声が結構聞えたところ。
入場した時、入口付近を舞台にするには何か理由があると思ったが、
物語の中でトイレを使用するためだった。