ラスカの観てきた!クチコミ一覧

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被告人~裁判記録より~

被告人~裁判記録より~

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/08/27 (火) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

世界観を楽しめた
個人的には、どの作品も世界観が確立しており楽しめた!
上演時間120分。

ネタバレBOX

どの作品もそれぞれの世界観を醸し出しており、楽しめた!
個々の物語の詳細は、他のレビューにお任せしたい。

226事件が一番印象に残ったかな。
日本社会党委員長刺殺事件の若い2人が作りだすやわらかな世界も好きかも。
そうそう、木嶋佳苗被告役の口からあのセリフが出たときは、正直びっくりした(笑)観た人なら分かると思う(笑)


さて、私が思ったのは主宰は今後どのような方向性の
舞台づくりを考えているのだろうか、ということである。

脚本・演出には力が入っているのは感じるのだが、
特に舞台セットや音響等は今回だけでなく
いつもシンプルに感じる。

小劇場で芝居の好きな人たちを中心の舞台つくりであれば、
よいかもしれないが。
通好みの公演にしようとしているのだろうか。

今公演は実験的な試みということであり、
個人的には良かったと思うが、そのあたりを今後注目したい。

巴御前 女武者伝説

巴御前 女武者伝説

明治座

明治座(東京都)

2013/08/04 (日) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

黒木メイサの立ち回りは見どころ!
的場浩司の木曽義仲が存在感があった。
黒木メイサの立ち回りはなかなかの見どころ!
今回の巴御前って、・・・そういう話なんだ。
公演後の挨拶で出演陣一同、深々とお辞儀し、黒木メイサがありがとうございました、と言ってていた。
こういう所は好印象。
上演時間2時間20分(休憩時間30分含む)

ネタバレBOX

黒木メイサは現代の自衛官。
爆発の影響で、何故か平安末期にタイムスリップ!
過去の歴史を変えようと奮闘する。
みどころは多いし、なかなか面白いが観終わって、
「・・・で?」と言いたくなるような感じも。。
10500円はちょっと高く感じるかな。
香華

香華

松竹

新橋演舞場(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/25 (木)公演終了

満足度★★★

大劇場らしい芝居
原作が有吉佐和子で、石井ふく子が演出、高橋恵子、池端慎之介が主演なのだから、つまらないわけがない。
セットもなかなか見どころがあったし、役者陣もメンツが揃っており、安心して楽しめた!
ただセット準備のための暗転時間が長すぎ!
それにしても年輩客、それも女性客が多かったなあ。。
3時間15分(休憩50分含む)

ネタバレBOX

3幕構成。
1幕と2幕の間に30分、2幕と3幕との間に20分休憩有り。
正味2時間25分の公演なのだから、1回の休憩で十分。。
年輩客が多いからなのだろうか、弁当や飲み物、お土産を売りたいからなのだろうか、休憩が妙に長く感じた。

池端慎之介演じるはちゃめちゃな母親と高橋恵子演じる、結構しっかり者の娘の会話が楽しかった。

最後のお母さんが交通事故で突然死んじゃうというのは、
原作がそうなのかもしれないが、唐突感があり、短い芝居の中では反則のように感じてしまった。。
そうやって終息させるの?みたいな。。

なので、12600円はちょっと高いように感じたかな。

アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ

アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/06/29 (土) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★

アガリスクコーヒーの味わい!
なかなか面白い。小劇場公演らしい雰囲気を感じた。上演時間100分。

ネタバレBOX

以前、アガリスクエンターテイメントは「みんなの部屋/無縁バター」、「大空襲イブ」を、コーヒーカップオーケストラは「青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう」を観劇。
どれも非常に面白かった!

それと比較してしまうと、当公演の満足度は正直高くなかった。
アガリスクエンターテイメントとコーヒーカップオーケストラの持ち分は
随所にみられていたが、味わいが深くなかったような感じがした。
ただし、それは初めての試みだったため、味わいが熟成されていないように感じただけであり、今後も継続したら面白いと思える。
本公演に負けない、深い味わいになったら嬉しい(笑)。

個人的には、「シチュエーションコメディーレクイエム」が楽しかった。
役者の役名を帽子に書いてある手法は、確かアガリスクエンターテイメントの
お家芸!?

ナイトステーションは、面白いけど、ちょっと下ネタが芯に当たっていなかったような(笑)。
個人的には、小劇場らしくて下ネタは嫌いじゃないけど(笑)。

トリッパーは面白いけど、共同作品としての個性を感じなかったかな。

アンケートは選択方式で細かくなっており、劇団が何を知りたいのか、
明確に分かり、良いと思った。
お気に入りの役者も配役と役者名が書いてあり選択方式なら更に良いと思う(パンフレットに似顔絵つきで配役・役者名が記載してあるので、問題はないのだが)。

不思議の国のアリスより

不思議の国のアリスより

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2013/06/20 (木) ~ 2013/07/01 (月)公演終了

満足度★★★

【R観劇】ハイジャックの世界観から別世界へ
ハイジャックといえば、狂気の世界観というイメージだが、
Rバージョンは違ったかな。
アリスの話のように、通常の世界観から脱出したのか(笑)
上演時間100分。

ネタバレBOX

Rバージョンは
①メルヘンチックな世界観
②ギャグな世界観
③ハイジャックの世界観

個人的には、①3②5③2の割合に感じたかな。

見どころも多いし笑えて面白いとは思うが、ハイジャックに期待している内容とは違ったかも。
カレーを注文して、いつものような激辛カレーを期待していたら、甘口カレーが出てきたような。。。

100分の中で短編3本立てなら、俄然食いつくがこの内容で100分は
ちょっと長く感じてしまった。
笑えて楽しめたのだが、違うものを期待していたので。

新しいことにチャレンジすることは大賛成であるが、2バージョン公演なら公演名のつけ方も工夫した方が良いかも。
例えば、ハイジャックバージョンとか実験バージョンとかコミカルバージョンとか。
それかパンフレットに記載している内容をネットにも記載しておくとか。

以前、非常に笑える劇団の公演に「笑えて面白い劇団だから!」と言って友人を連れていったら、その公演は一転シリアスな内容でほとんど笑えず、参った経験がある。。

他の人も私のような経験をしないよう改善した方が良いかも。

最初から、そのつもりで観ていたら評価は違っていたと思う。
面白いことは面白かったので(笑)。

最後に、今までも他劇団の観劇コメントや掲示板でこんなことをしてみたらと記載してきたが、公演後、観客を舞台に上げ写真撮影を可としていた。
賛否両論あるかもしれないが、非常に良いと思う!

テレビが一番つまらなくなる日(2013年版)

テレビが一番つまらなくなる日(2013年版)

劇団 東京フェスティバル

駅前劇場(東京都)

2013/06/19 (水) ~ 2013/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★

傑作!観るべし!
素晴らしい脚本に、この役者陣とは、まさに鬼に金棒!
観劇初心者から観劇上級者まで、オススメできる芝居!
次から次へと興味を惹かれる展開に、グイグイ惹き込まれる!
当作品は2010年に続き、2回目の観劇。
私は基本的に同じ作品を同じ劇団では観ないのだが、
この作品については、また観たい!と思える。
大いに笑えて、考えさせられる良作!
上演時間100分。

ネタバレBOX

今回は2回目の観劇とあって、個人的に新鮮味にはやや欠けたが、
知っていても惹き込まれてしまう凄さがあった!
TVの選挙特番の開始までを裏側からみた作品。

役者陣の息がぴったり合っていて、観ていて非常に楽しい!
全員客演とは思えない。
8人の出演陣全員が主役級の見せ場があり、セリフにムダがない。
観ていて爽快である。

この作品は観た方が良いので、細かなネタばれはしない。
朝倉伸二さんのことを「アナゴさんに似ている」というセリフは、ツボ(笑)。

主宰のきたむらけんじさんの前説は楽しいし、空調に対する気遣いは、very good!
場所により熱くなりそうな座席には扇子、寒くなりそうな座席にはブランケットを配布する準備まで!

更に座席は足を伸ばせる程、前列との間隔が空いており、goog!

座席前から3列は移動式の座席であったが、可能であれば座席は偶数列と奇数列で交互に半分ずつずらした方が更に良いと思える。
観え方が良くなるからである。

それにしても、楽しめる公演であった!
この劇団の作品は、本当に満足度が高いものばかりだ!
次回公演も楽しみ!
「夢の水底、泡沫の檻」・「夢幻廻廊」

「夢の水底、泡沫の檻」・「夢幻廻廊」

風凛華斬

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★

夢の世界
物語は分かり易く、楽しめた!
全8部(物語5、ライブ3)で構成され盛りだくさん。
その分、役者陣がちょっと忙しすぎたか(笑)。
上演時間1時間45分。

ネタバレBOX

劇場に到着し、受付。この劇団の受付はいつも笑顔の対応でgood!

前説で脚本・演出のSINさんが挨拶。
グダグダでちょこさんに「何回やってんの!」と怒られていた(笑)。

チャレンジに溢れた公演であったが、8部構成はちょっと忙しいかな。
役者陣も着替え大変だっただろう。

ライブは楽しめたが、3部ではなく1部に集約しても良かったかも。
殺陣シーンも良かったが、ちょっと多く感じた。。

物語はどの作品も印象に残っているのだが、「サイレントクリスマス」が
好きかな。ありきたりでベタな作品になるかもしれないが、これだけで1本みてみたい(笑)。
「英雄」もサワリだけでだったので、もっと観たかったな。

「同棲始めました」もなかなか。
冷やし中華始めましたみたいなタイトル(笑)。
作品自体は面白いし、皆さん好演していたがもっとコント仕立てで弾けた感じに仕上げないと笑いは半減してしまうかな。

「夢の底」、「夢の檻」
役者陣の役柄がはまっていた感じがした。
あれっ?と思うところもあるが、明るい結末で良かった。
少し暗い感じのする肇、元気な双葉。
アリス思ったより、いい人すぎ。ちょこさんには悪役でいて欲しい(笑)。

体調が良くなかったのであるが、何とか観劇できて良かった。
いつものように飴ちゃん袋(出演者の写真、コメント付き。収益は被災地へ全額寄付。)を購入し、帰途へ。

浦安ロック

浦安ロック

昭和芸能舎

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/06/12 (水) ~ 2013/06/17 (月)公演終了

満足度★★★★

【これは買い!】昭和の香り漂うエンターテイメント!
この内容で、この役者陣で、しかも赤坂RED/THEATERで2800円!
芝居として、エンターテイメントとして楽しめた!
細かいことは考えずに楽しみたい人には、オススメ!
上演時間120分。

ネタバレBOX

<あらすじ>
浦安の海は公害のせいで、黒い死んだ海となった。
漁業中心であったたため、貧乏な町となった。
市長が町を生き返らせるため、東京○ィズニーランドを誘致。
かつて、海で働いていた男たちの中には、東京○ィズニーランドで働くことを決意するもの、反対するものとに分かれる。

かつての組合長が10年振りに大漁祭りを行うことを企画するが、
果たして・・・。

<感想>
ピンクレディ-、天才バカボン、アラレちゃん等、昭和のキャラクターを
散りばめてていた。バックで流れる音楽も懐メロばかり(笑)。

ピンクレディ-のパチンコは、かなり楽しかった!
最後の大漁祭りも、海パン姿の役者陣がダンス?で盛り上げてくれた!

<役者陣>
出演陣は18名と多かったが、皆個性的で楽しめた!
印象に残るキャラクターばかりであったが、
個人的には、組合長、組合長家族のお兄さん、天才バカボンの弟役の役者さんが良かった!

<ちょっと気になった点>
・音響が大きすぎて、役者陣の声が聞きとりずらい場面があった。
私は前の席だったので大丈夫だったが、後ろの席は聞えなかっただろう。
セリフ内容は重要ではなく、聞こえなくても問題ないのだが。。

最後に、期待どおりの公演であった!
これだけの内容をみたら、次回公演も観たいと思った。
IST-イスト- 〜終わらない夏祭り〜

IST-イスト- 〜終わらない夏祭り〜

nitrock

上野ストアハウス(東京都)

2013/06/05 (水) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

パワフルな芝居!
役者陣、凄い動いていたなあ。
特に殺陣が見どころ。演出も楽しめた!
そうそう前説も楽しかった。
撮影できるのは今だけ!というのは笑えた。
上演時間100分。

ネタバレBOX

あらすじは、説明文のとおり。
ダンスの演出、殺陣は特に楽しめた!

透明人間のキャラクターは笑えた。
あと、かぐやのくだりはちょっと唐突にかんじたなあ。
キエンノキ

キエンノキ

おちないリンゴ

小劇場 楽園(東京都)

2013/06/06 (木) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

笑えて、哀しく切ない物語
とても笑えるシーンがあるのに、観ていて悲しく切ない気持ちになった。
不思議な世界観に惹き込まれた。
役者陣が好演!
上演時間100分。

ネタバレBOX

子供が欲しいのにできない夫婦。
旦那に愛人ができたことを悟り、旦那が愛人を選んだと思い、家出する。
旦那の愛人は身ごもるが、旦那は愛人を選ばない。

こういう話はありがちな感じがするが、描き方がうまく、物語の世界へ惹き込まれた。
老女が語る、つばめとへびの話も深い感じがした。

でも、もやもやが残る内容かな。
きっと伏線というか謎が拾い切れていないからだなあ。

時間どおりに開演。
当たり前のことだが、とても良いと思う。

役者陣は皆好演しており、魅せてくれた。
個人的には、愛人役の役者さんが良かった!
モーテルの女主人の存在感も!
ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

おぼんろ

d-倉庫(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★

独特の世界観!
芝居好きなら一度は観劇した方が良いと思う劇団。
他には無い、独特の世界観をもった劇団のため、合う合わないは自分で判断して欲しい。
役者陣も個性的な演技で本当に上手いと思う。あれだけ走り回って、セリフを噛まないのは凄いと思うし、役柄に独自性を持たせているのはいい!
上演時間約120分。

ネタバレBOX

おぼんろの最大の魅力は、臨場感ある席でその世界観に浸るところにあると思う。達者な役者陣が物語を紡いで、その世界へ惹き込んでくれるからだ。

舞台の雰囲気もとても良い!おぼんろの世界観を醸し出すのに最高であった。

ただ、今回は雛段後方席から観劇した。
思ったとおり、惹き込まれ方が弱かった。
客観的に物語を観劇できたが、離れた席では臨場感が薄まってしまった。
多分、舞台上で座ってみる席であれば、高評価になったと思う。

非常に魅力的であるが、今の作風、世界観のまま、シアターコクーンを目指すのは難しいような気がする。
青山円形劇場のような所であれば、良いかもしれないが。
それに好きな人は嵌るが、万人向けとは言えない作風も気になる。

個人的には、このような印象を持ってしまったが、応援したいと思える劇団であることは確か!
そんなことは杞憂だと、ギャフンと言わせて欲しいと思う。

<独り言>
最後に、写真撮影OKというのは、とても良いと思う。
友人を誘うにしてもブログで口コミするにしても、絵があった方が効果的であるからだ。

例えば、リピートしてくれるお客さんやDVD等を購入してくれるお客さんのみの特典として、役者陣と一緒に写真撮影が可というのはどうかな。
こういうサービスは難しいのかもしれないが、ファンにとっては嬉しいと思う。
特に学生を中心に効果的な口コミを期待できると思えるなあ。

ソウルドリームズ

ソウルドリームズ

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/05/28 (火) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

まあまあ楽しめた
普通にまあまあ楽しめる作品かな。
ただし、エンターテイメントとして、何を主眼(脚本、演出、ミュージカル)にしたいのかは分からなかった。上演時間110分。

ネタバレBOX

脚本は分かり易いが、なんだか淡々としていてありふれた物語のような気が。
ミュージカルといわれると、素晴らしい歌声を期待していたので、ちょっと違和感を感じてしまった。
タンゴのシーンが一番盛り上がって感じだったのは、ちょっと残念な感じかな。

役者陣では、個人的には主役級の女性2人が良かったかな。


仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★★

とにかく楽しめるエンターテイメント!
これは何も考えずに楽しむ公演!
芝居としてではなく、ポップンマッシュルームチキン野郎の公演として楽しむもの!!
これはいかんだろ!けしからん!と言いたくなるようなシーンもあるが、
そんなところもひっくるめてポップンマッシュルームチキン野郎の魅力だろう。
なお、上演開始前から楽しめるため、開場したらすぐに着席して待とう。
早く行くに限るよ!
よもや、あのアイドルのなんちゃって公演が楽しめるとは(笑)。
始まる前から笑顔になれた。
ちなみに私がみた回には、観客に女子高生が複数いた(一人で来ている人も)。
そのようなファンがいるほど分かり易いし、楽しめる公演なのだ。
上演時間100分。

ネタバレBOX

開場すると、いつものケンタウロスが舞台にいない。
あれ、カップル(男と女装した男)が座っている。

と思っていると、ももいろ○ローバーZの公演が(笑)。
いや~、楽しめたなあ。

芝居の細かなネタばれはしない。
観に行って、これは体感しよう(笑)。

とある兄弟の30年後の物語であるが、主人公は、その弟の息子。
バンドのボーカルであり、デーモン○暮のような姿の主人公。
それから、脇を固めるのが、天狗の夫婦、ケンタウロス、傘妖怪、団子じゃないけど三兄弟、ばばあ妖怪等。
色々出てきたなあ。
それに映像等も使い、効果的な演出だった。

<ちょっと惜しいと思ったこと>
・販売グッズの誰も得しないブロマイド。
なかなかアイデアだと思う。
ただ可能であれば、劇団のカメラで出演者とお客さんを一緒に写真におさめて渡すとかのサービスの方が人気は出ると思った。
でも難しいのかなあ・・・。

・舞台挨拶後、役者陣が客席出口へ出て行った。
この公演内容で見送りまでされたら、観客に対してのサービスは、ほぼ完璧だと思ったが、実際はそこまでではなかった。
ちょっと残念なような・・・。

恐怖が始まる

恐怖が始まる

ワンツーワークス

劇場HOPE(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★

自分の生き方、信念、誇り
タイトルや内容からして、気になっていたが、
時間ができたので、観劇することにした。
役者陣の熱演、物語の演出は楽しめた。
上演時間約2時間。

ネタバレBOX

東日本震災後の原発県連の作業員を取り扱った芝居。

原発の現場で働き、白血病になり亡くなった夫。
未亡人とその家族を描いた物語。
並行していまだ原発関連の仕事を続け、病に倒れるのを待つ夫を持つ妻と家族を描いている。
また、政府や会社社会の理不尽さを描いていた。

作業員たちの「自分の生き方、信念、誇り」を描いていた。
「誰かがやらなきゃいけないんだ。俺は逃げない。そんな卑怯な生き方はできない。」と亡くなった旦那が話すシーンがあった。

しかし、彼が白血病に倒れ、亡くなる前、1人病院のベッドで
声を殺して泣いていた。
自分でみないふりをしていたものを最後に直視し、後悔していた。
これは死後に妻が語ったものである。

また、「会社から仕事がなくなるから、労災申請しないでくれ」と言われ、
仲間のことを考え、申請しないことを語るシーンも心に残る。

原発社会に対する問題提起の物語だと思う。
観ることにより自分なりに考えさせられる内容である。

最後は、もう一方の妻の夫が倒れるというところで物語は終わる。
繰り返される悲劇。
未確認の詩-ウタ-

未確認の詩-ウタ-

ライオン・パーマ

王子小劇場(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

癖になる味わい(笑)
「肩肘はらずに気楽に観て」という雰囲気を感じる舞台。
いつもながら不思議な魅力のある芝居だ。
なんだかんだで楽しい気持ちになるんだよなあ(笑)。
上演時間約2時間。

ネタバレBOX

銀河警察と短パン刑事、ボスが中心に繰り広げる刑事ものは大好物(笑)。
このほか、ラーメン屋の行列の話やオオカミ少女、お母さんの誕生日会等、いくつかの物語が並行して繰り広げられるが、どれも大爆笑ではないが、
「ふふっ」と思わず笑ってしまう。

勝手にお約束と思っていた、SMっちっくなマスク、仮面の場面がなかったのは残念(笑)。
この劇団が創り上げる世界は、癖になる味わいであり、以前の公演と似たようなキャラであっても楽しめる(笑)。
というか出てきて欲しい(笑笑)。

一緒に観劇した友人(芝居観劇は2回目)の感想は、
「面白いんだけど、話が色々と並行していて、ついていけなかった。
玄人好みの作品なのかな?テーマを絞っていて、時間がもう少し短い方が楽しめたかな」であった。

公演終了後の挨拶で、いい歳だしいつまでやれるか分からないと
おっしゃってましたが、これからもぜひ楽しい公演を続けて欲しいと
思う。

ライオンパーマさんは、私が掲示板に掲載している「【ご参考】残念な公演の共通点」を参考にして下さっているような気がする。
そうであれば嬉しいかぎりだ。

ハッピークイーンとイバラの姫

ハッピークイーンとイバラの姫

カラスカ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

脚本が面白い!
相変わらず脚本が面白い!
分かり易い物語で楽しめたし、笑えた!
会場からも笑い声がかなり聞えた。
上演時間約1時間40分。

ネタバレBOX

<脚本>
細かいネタばれはしない。

簡単に言うと、双子の姉妹の話。
性格の悪い茜が葵を虐めているのかと思いきや、
結局は、ド変態の物語だった(笑)。

シリアスな展開の中にも笑いが溢れていた!
最後の方は、笑いが多い展開に。
楽しい気分になれる作品だった。

<役者陣>
残念だったのは、役者の皆さん、噛んでる人が多かった。
テンポよく進むはずのところが、ちょっとスローに感じた。
個人的に良かったのは、花村晃子さん、大仲マリさんかな。
2人とも細かいところまで演技していた。
特に表情はgoodだった!
タイクツな爆弾[本日当日券あります!!!]

タイクツな爆弾[本日当日券あります!!!]

劇団冒険倶楽部

駅前劇場(東京都)

2013/05/06 (月) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★

なかなか面白いよ!
今回もうちやまさんの創り出す世界に、自ら飛び込み浸っていた(笑)。
ラーメンで言ったら、「昔懐かしい醤油ラーメン」のテイストのイメージかな。
好きな人は美味しく頂けます(笑)。
今風のラーメンテイストを味わいたい人はイマイチに感じるのかも。(ラーメン好きなもんで、こんな表現に(笑))
キリン急便の歌が耳に残る(笑)。
上演時間2時間。

ネタバレBOX

目指したのは、1980年代の芝居とのこと。
私はその頃の芝居は分からないが、好きなテイストだ(笑)。
元気をもらえた!

あらすじは皆さん記載しているので割愛。

個人的に、舞台上で役者さんが、楽しんでいるような芝居は好きだ!
観ていて楽しくなるし、元気になれる。
前回作品を女友達と観劇したときは、「演じてる人は楽しそうだけど、私はイマイチ」と言っていた。
この辺りは、好き嫌いの話なのかな。
私はこの舞台の世界の中に飛び込めたが、置いてきぼりになると、確かに辛いかも。。
(すぐに舞台の世界に自ら飛び込んでしまったので、惹き込まれる内容なのかは分からない。。)

誰でも知っている曲(懐メロ)で気分を盛り上げる構成は楽しめた。
最後の「また会う日まで」も良かったな。
青山円形劇場よりも駅前劇場の方が持ち味が発揮されていた感じ!
この位のスペースの方が、舞台の熱気が凝縮されて伝わってきた。

<役者陣>
私が良かったと思ったのは、テロリスト役の赤浦優耶さん、署長の娘役の小幡記子さん、本署に帰りたい刑事役の保坂藍さん。

<改善した方が良いと思えた点>
私が観た回は5分以上開演が遅れたが、その時点では案内はなかった。
遅れるときは理由と何分程度かは案内した方が観客の心証は良いと思う。
ドンキーの翼

ドンキーの翼

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

邦二郎先生の人柄に触れた130分
なかなか楽しめた!
心暖まる家族愛を描いた物語。
上演時間2時間10分。

ネタバレBOX

始まってから30分くらい、あれあれ今回はもしかしてハズレ?まさか!?と疑いだした頃から面白くなってきた。少しスローな流れに感じたかな。

今回は「ペガサスの翼」という大ヒット作品を生み出した作家の物語ではあったが、夫婦愛、過去の浮気疑惑、隠し子騒動(勘違いであった)等、内容そのものは一般家庭でも起きうる話が中心であったと思えた。

ストーリーテラーの作品は、非常に分かり易く描いているのでとても好み。
少し冗長的な感じのところもあったが、邦二郎先生の暖かな人柄に触れ、気分よく劇場を後にできた。
アーサー・パイソン

アーサー・パイソン

.comet <ドットコメット>

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

うん、なかなか面白い!
劇中に劇団が演じる不条理劇が、「なんじゃこれ~」って感じで笑いがこみ上げて来る(笑)。
劇団座長の「この脚本、意味わからん」というセリフに思わず共感(笑)。
小劇場公演を裏側から見れる、自分にとっては観劇したかった内容で楽しめた!
上演時間2時間。

ネタバレBOX

小劇団の裏側の雰囲気を感じとれる作品。暗転がちょっと多いかも。

<あらすじ>
元劇団演出助手のあかねが田舎に帰り、就職しその後結婚。
旦那と一緒に、かつての劇団公演DVDを観て、昔を振り返る。
有名作家アーサー・パイソンの独占公演権を取得しながら、
プレビュー1公演のみで本公演は中止となった様子を描いた物語。

<脚本>
小劇場劇団の裏側を重い雰囲気を感じさせず、それでいてさりげなくスパイスをきかせて描いており、自分には好感がもてた。
アーサーパイソンと劇団の関係それ自体は有り得ず、ちょっと安っぽくも感じ、また劇中やや練習光景が冗長で間延びしている所もあったが。
(あと三日月まんじゅうだっけ?ちょっとくどく感じたかな)

<役者陣>
役者陣では、座長の里見陽介さん、俳優赤城役のミウラケンさんが、
劇団の雰囲気を感じさせ、良かった!
俳優常林寺役の長谷川友貴さんの不条理劇を演じるさまは、楽しめた(笑)。
演出助手あかり役の山本舞美さん、結婚後劇団を振り返るさま、劇団でドタバタやっているさまを好演。小百合役の吉岡麻弥さんも。

<その他>
・上演時間は事前にコリッチ等で事前告知して欲しいと思う。
・私の近くで観劇していた仲間同志の公演後の一言。
 「2時間はさすがに長かったね、ちょっと疲れた」、「足元が寒かったね」

全体的にコメディーでありながら、劇団の抱える問題を重くならずに
あちこちに散りばめていた。
特に「あかねが結婚後に劇団を振り返るさま」、「役者陣が年齢を重ね、いつかはぶつかるさま」、そして、「小劇場公演を観劇したことのないあかねの旦那が、劇団公演をみたいと自分で言っておきながら、DVDをみて寝てしまっているさま」を描いているところは、脚本家の地に足がついているさまを感じ、私には胸が熱くなった。
劇団の描く世界観を感じ取れ好感触。次回公演も観たい。
少しだけおまけで☆4つ。
応!~吠えろ!叫べ!打ち砕け!すべての軛を引きちぎれ!~

応!~吠えろ!叫べ!打ち砕け!すべての軛を引きちぎれ!~

A☆ct Stage

ブディストホール(東京都)

2013/04/16 (火) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★

まあまあ楽しめた。
ブディストホール初めてだったが、舞台が近くてなかなか観やすい。
上演時間90分。

ネタバレBOX

芝居として見た場合、ちょっと・・・という感じだった。
脚本も役者陣も。

ただ、脚本は物語が中途半端な構成のように思えたが、なんとなく色んな背景があって、結局こんな感じになったのかなとも感じた。

役者陣はアイドル公演っぽい感じが楽しめる公演なので、
それはそれで良いが、ちょっとバラツキがあったかも。

役者陣は大全役の役者さんが、舞台を引っ張っていた。
タレント陣ではオルフェーブル役の人、あと時を止めて死んでしまう役とその友人が舞台映えしていたように思う。
あと宇宙から来た人(笑)。

<その他>
・若い女性タレントが多い公演の場合、ただの芝居よりも劇中でダンスを踊ったり、歌を歌ったりする演出があった方が良いと思える。
もっと華やかな感じが増すと思える。
・出演者が多かったので、パンフレットに人物相関図があった方が良いと思う。

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