ユヤマモノミの観てきた!クチコミ一覧

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中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

これを見ないのは勿体無い!
バルトーク版の大筋しか知らなかったので
どの辺が白井さんの演出なのか分からなかったものの、
とりあえず、見てよかった!楽しかった!
こういうの大好き。

なんで観客に若い人が少ないのか、本当に勿体無い。
もうごちゃごちゃ言わず、なんとかしてぜひとも
見てもらいたいです。

ネタバレBOX

何度も大駱駝鑑メンバーの身体に魅入ってしまってもう大変でした。
そして高山のえみさんの身体も満開。
身体身体言うてますが、
本当に身体に目が奪われるんです。。。

耳も奪われたのでCDを買ってしまい
脳みそも奪われたので頭がぽっぽして
お金も奪われたので手元にパンフが残っています。
音楽劇 三文オペラ

音楽劇 三文オペラ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/04/05 (日) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★

久しぶりに良い刺激。
ブレヒト作品勉強にうってつけと、宮元亜門演出に期待して。
あえて大筋以外は特に予備知識持たずに見てきましたが
色々な面で戯曲を読んでみたくなりました。

デーモン閣下の言葉が大変聞き取り易かったことに感心しながらも
ま、聞き取れない人の歌はじゃぁあえて聞き取れないままに
受け取ってみるか、という気すらしたのは演出効果かもとも
戯曲の雰囲気かもとも思ったり。

とりあえず、私は見て大変良かったなという思いです。

ネタバレBOX

ブレヒト作品のブレヒト臭さをたらしめているのは
やっぱり特定の台詞なのかなぁと。

顔面白塗りは嫌いでないのですが、最近この効果というのが
どうもあまり感覚として自分に得られない気がする。。。
アングラっぽいのは大変好きなのに、
そろそろもうひとつ乗り越えた新アングラが見たい気も。。。

三上さんの衣装が大変良い感じ。
道成寺

道成寺

劇団山の手事情社

赤坂RED/THEATER(東京都)

2007/10/30 (火) ~ 2007/11/01 (木)公演終了

満足度★★★

もうちょっと
「道成寺」という物語がもともと好きなのと、DVDも持っていたので
本物のほうもと思って観劇。見た目に楽しめるところ多いです。
期待するところが大きいせいもあるのですが、
何度も再演している作品にしては完成度が高い、
といいきれない印象だったのがちょっと惜しい。

ネタバレBOX

よっぱらいのシーン、キレ(?)があって良かったです。
シールを貼られる女性と怪獣ごっこ的な男性の戯れのシーンは
DVDのときよりも解釈をしやすいと思いました。
THE BEE

THE BEE

NODA・MAP

シアタートラム(東京都)

2007/06/22 (金) ~ 2007/07/29 (日)公演終了

満足度★★★

ロンドンver.
舞台美術が楽しめたロンドンバージョン。
もともとが短編の話だからか70分は短く感じました。
のめりこんだのは無言のシーン。
同じことが繰返されるかのようにみえて、
少しずつ何かが崩れていく。

でも6500円は高い。
良いのか悪いのか分からないけれど
見終わっても釈然としない何かがある。

ネタバレBOX

マスコミの場面。
輪ゴムを使った演出で、
井戸(キャサリン・ハンター)がマスコミ陣から
伸びたゴムで物理的な攻撃を受ける!
そう思ってました。
バシッって。
アイタッって。

実際はそんなことはありません。。。
五月大歌舞伎

五月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2007/05/01 (火) ~ 2007/05/25 (金)公演終了

満足度★★★★

鬼平犯科帳、釣女もなかなか。
鳴神目当てのところ、鬼平犯科帳、釣女が
なかなか面白いの解り易いのでこれはけっこうなもうけモンでした。
さらに鬼平のイヤホンガイドの方も◎。
鳴神って結構アクロバットな作品だったんですねぇ。
後半は見てて楽しいです。

コペンハーゲン

コペンハーゲン

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2007/03/01 (木) ~ 2007/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

知的興奮。
知的興奮、まさにその通り。何をおいても戯曲がすんごい。
3時間でしたが常に頭に刺激を感じていたように思います。
3人の役柄は絶妙。役者も最高ですし。村井さん素晴らしいです。
静かに、でもその存在感を確かに感じさせ、観客の物語解釈を
助けてもくれる舞台美術と照明にも拍手。
観に行けて良かった…。

ネタバレBOX

3人とも既に死者ということで慌てることもなく、臆することもなく
ゆっくり確実に真実に近づいていくという設定が魅力的。

専門用語などが当然のように出てくるのですが、
その点は科学者でない妻のマルグレーテにも解り易い言葉で、と
3度ほど繰り返される「謎の一日」の再現の中でやさしく実行され、
観客と舞台との温度が常に意識されているようにも思えて嬉しく思いました。
ロープ

ロープ

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2006/12/05 (火) ~ 2007/01/31 (水)公演終了

満足度★★★

『ロープ』自分の中の矛盾
宮沢りえさんの声が気になったせいか、
自分がしばらく物語を遠巻きに見ていたような気がします。
演出などは「をを」と思うところ多く、そういうのはさすが野田さん。
楽しめます。

でも演出やら俳優やらについてしかどうだこうだ言えてない時点で
私はまだ物語を真に真正面から向き合ってないないなと軽くウツ。
ちょっと反省して、ネタバレの方にて物語と顔をあわせてみます。

ネタバレBOX

ストレートでした。
これは、力がやがて戦争へと成長する過程の物語とも言えると思いました。
こういったテーマを抱く作品を多くの観客に届けるために
盛り込まれる笑い。確かに楽しいです。笑えました。
しかし後半で、それまでせき止められていた水が
連続的な大波となって押し寄せる。
波が落ち着いてくると一見何事も無かったかのように静まりかえる。
残されたのは見えない傷。
さっき楽しんだ気持ちがそのまま楽しんだ分だけ傷になって返ってくる。
そんな感じ。
なんだかもう今後こういう作品を観に行くのは、
定期的にその傷を確認、維持して塞がらないようにしていく行為に
なるのかもしれないと思ったり。

でもラストが希望を託したいという感じにされたのは解るようで、
物足りなも感じてしまうところに自分への恐怖を感じるのです。

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