紅の舞う丘
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2007/04/04 (水) ~ 2007/04/11 (水)公演終了
プロジェクトXとは、ちょっと違うけど
成長期を舞台に女性起業家、といわれると力強い成功譚かと思うと、ちょっと違う。強く純粋な想いは報われるという視点は青臭いといえば確かにそうなのだけど、そうあってほしいものなぁ。
強いコミカルさのあるキャラクタが数名、最初こそ違和感なのだけど、馴染んでしまうのは大したものだと思います。
泣いてもちゃんと前を向く、あるいは人生の途中の選択肢でそれまでとはまったく違う方向を選び取る女たちの力強さが、アタシは愛おしい。
癖
メタリック農家
劇場MOMO(東京都)
2007/03/28 (水) ~ 2007/04/03 (火)公演終了
すっきり
死んだり血糊だったりする物語の印象も強いけれど、物語がごちゃごちゃせずにすっきりと見やすくなっているのは格段の進歩だと思うのです。
作演を兼ねる葛木英に客演はキャリアが段違いな中田顕史郎を組み合わせた世界は物語に説得力を持たせている気がします。
問題があるとすれば、ほんの少し先を走る本谷有希子との立ち位置の差を何処に置くかではないかと思うのですが、今作は比べようと思わせるほど、ちゃんと作られているのです。
妻の家族
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/03/24 (土) ~ 2007/04/01 (日)公演終了
もっと、もっと。
もちろん水準ではあるのだけれど、それぞれの人生観を並列に陳列して見せているだけで終わってしまっている感が強いのです。もっと彼らなら出来るはず。
池も彼ららしい得意技なのだけど、あんなに使いすぎては残念な感じです。
一丁目二十三番地金子某の家にこぐまが居るといふ
トリのマーク(通称)
こぐま(東京都)
2007/03/21 (水) ~ 2007/03/21 (水)公演終了
TOMMY
キョードー東京
日生劇場(東京都)
2007/03/12 (月) ~ 2007/03/31 (土)公演終了
アタシは楽しい。
原曲への思い入れもなく、セリフのほとんどないオペラも不得意なのだけど、おそらくほとんど変えることを許されない制約の中でこれだけのものを作り出したのは見事だと思うのです。
中盤の物語の展開は見事。ピンボールはもっと派手にしてくれないとなぁと思ったり。終盤の展開は、雰囲気はわかるけれどどうしてそうなるのかはわかりにくい。日本語訳は見事だと思うけれど、あのスクリーンがあるのなら多分聞き取れなくても大丈夫、ということは原曲でやればいいじゃん、とおもったりもします。
ふたりが見た景色
play unit-fullfull
ギャラリーLE DECO(東京都)
2007/03/14 (水) ~ 2007/03/18 (日)公演終了
「ゼリーの空間」
空間ゼリー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2007/03/03 (土) ~ 2007/03/11 (日)公演終了
見目麗しい舞台だけに
目を奪われがちなオヤジなアタシですが、そこだけにとどまらず、ちゃんと物語も関係も作り出してるのです。
どう見てもあり得ない教室の構造は最初こそ違和感ありますが、なるほど、絶望感を感じさせるには効果的なんだと思います。
モロトフカクテル
タカハ劇団
早稲田大学学生会館(東京都)
2007/02/23 (金) ~ 2007/02/26 (月)公演終了
満足度★★★★★
骨太なのに繊細。
期待して観にいった本公演、予想を遙かに上回る出来。
60年代の学生運動の時代の熱さと、イマの時代のヌルさと、イマの時代に巣くう怪しげな活動家たちと、思い入れだけは強いオヤジたちと。それぞれにリスペクトを多少与えつつも、ちゃんと斬るところは斬る。
おやつの時間堂
時間堂
a-bridge(東京都)
2004/12/10 (金) ~ 2004/12/13 (月)公演終了
場所の魅力
緩い空気感で小さな物語だったりシーンだったりを取り混ぜたお得感。なによりa-bridgeという場所が凄くて三軒茶屋では普通あり得ないような風景がいくつも見られるこの場所を生かした芝居が印象に残ります。
空き地でおやつの時間堂
時間堂
八角 Hacchobori Square(八丁堀3丁目空き地)(東京都)
2005/10/10 (月) ~ 2005/10/10 (月)公演終了
性能のよい
COLLOL
王子小劇場(東京都)
2006/01/06 (金) ~ 2006/01/09 (月)公演終了
編んでいる毛糸の美しさ
身体指向の彼女たち、物語やテキストは原作を引きながらあれこれリミックスというのは、あまり得意ではないのです。
が、王子小劇場の床を埋め尽くすような毛糸と編み物、脇で編んでいる女達の舞台の美しさは何時までも記憶に残ります。
繭文
黒色綺譚カナリア派
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/13 (火)公演終了
背負うもの
アングラというより昭和の背景が必要なものがたり。
が、中身は樋口一葉の明治から本谷有希子の現代にいたるまで、背負う気持ちをもった女性たちの話。笑いは少ないし、芝居は大仰なところがありますが、それが苦にならないぐらい骨太に編まれています。おもしろかったす。
ぬけがら
横浜未来演劇人シアター
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了
12(twelve)〜「十二人の怒れる男」より〜
SHOW-GO produce
新宿シアタートップス(東京都)
2007/01/31 (水) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
出ずっぱり。
映画は細かく撮影するのでしょうが、同じような密室を舞台の上でしっかりと再現するというのは、袖に引っ込めないわけで緊張を強いる舞台です。
映画と同じ物語。出ずっぱりという凄さはあるにせよ、独自の部分がちょっと欲しい
シフト
サンプル
アトリエ春風舎(東京都)
2007/01/26 (金) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
肖像 オフィーリア
シアターオルト Theatre Ort
自由学園明日館 講堂(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
膨大な引用は、私の無教養をさらす。
わからないのです。だから、ちょっと辛い。
断片の会話は面白いのだけど、これは原作の力。構成し編むのが今作での作家の役割なのだけど、「作家には世界がこう見えている」ということをもっと感じたい、のだけれど。
場所の力は確かにあります。
Black Jack Pizza
仁3プロデュース
OFF OFFシアター(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
男三人、坐っている。
嘔吐の声から始まる芝居。心に受けた傷や圧迫が吐き気に繋がるという全体が見えてくるスリリングな感じ。
もっともっと笑いがあるといいなと思うのですが。
えっと、おいらは誰だっけ?~Cash on Delivery~
Me&Herコーポレーション
青山円形劇場(東京都)
2007/01/24 (水) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
気楽に面白い。
スタンダードなシットコム。台詞に翻訳臭さはないけれど、欧米固有の濃さと、潔癖さがあります。
演出のありかたが、東京乾電池な感じで、役者の年齢には合わない感じもするのですが、ずっと笑い続けていられるのはそれはそれで素敵な時間で。
銀髪
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2007/01/24 (水) ~ 2007/01/28 (日)公演終了
物語がちゃんとある。
ひょっとこ乱舞を最近見はじめたので、見せ方のスタイリッシュさスピードは強みだと思いつつ、アタシはもっと物語が観たいと思っていました。
初期作品の再演という今作には、ちゃんと物語や作家の想いが濃密に込められている気がします。客演陣のはまり具合も素敵。
7の椅子 3
7の椅子
劇場MOMO(東京都)
2007/01/24 (水) ~ 2007/01/28 (日)公演終了
笑うし息を呑む。
シリアスな話をベースにしつつ、笑いをちゃんと取るオムニバス3本。
もう、ほんとうに芝居に慣れない人でも、誰でも楽しめること請け合い。小劇場の小さい椅子に座って、テレビ的有名人なんか居なくても面白い芝居ってのを見てみたい、と思う方は是非。