はじめ ゆうが投票した舞台芸術アワード！
投票年
1
ジャパニーズ・スリーピング/世界でいちばん眠い場所
遊園地再生事業団
洗練された舞台美術に、極めてよく構成された進行。それだけでなく
非常に「社会」的で現代的な作品と感じ、この作品を一番としました。
2
峯の雪
劇団民藝
台詞も立ち居振る舞いも全て美しかった。
凛としていて、決して折れることが無い、芯を持った、それでいて
どこか可笑しみのある三好十郎の舞台がそこにありました。
3
ガラスの葉
世田谷パブリックシアター
４人だけのシンプルな舞台を、あれだけ印象深く魅せることに
成功した白井氏の演出手腕に拍手。当然役者も良いし、音楽も
素晴らしかった!
4
ザ・キャラクター
NODA・MAP
5
ダーウィンの城
文学座
6
歸國
富良野GROUP
7
東京ノート
BeSeTo演劇祭
8
覇王歌行(はおうかこう)
BeSeTo演劇祭
9
プランクトンの踊り場
イキウメ
10
やわらかいヒビ
カムヰヤッセン
総評
今目の前にある「現実」と向き合い格闘する作品、観客を楽しませるプロとしての
作品。この二つに加えて、どこか「世界が狭い」作品が多く見え隠れしてきたのが
非常に気になるところです。
いくら上手くても、役者の動きが素晴らしくても、舞台は目の前に観衆が
存在していて、いわば彼らとの真剣勝負です。 その場は決して「劇団・
役者の自己満足の場」「アピールの場」であってはならないと思います。
それを忘れた作品はいずれは真価を見抜かれ、厳しく吟味されることは
免れ得ないでしょう。演劇は、舞台は、逆説的ではありますが、「個」を
消さなくてはならない、独りよがりであってはならないのです。
作品。この二つに加えて、どこか「世界が狭い」作品が多く見え隠れしてきたのが
非常に気になるところです。
いくら上手くても、役者の動きが素晴らしくても、舞台は目の前に観衆が
存在していて、いわば彼らとの真剣勝負です。 その場は決して「劇団・
役者の自己満足の場」「アピールの場」であってはならないと思います。
それを忘れた作品はいずれは真価を見抜かれ、厳しく吟味されることは
免れ得ないでしょう。演劇は、舞台は、逆説的ではありますが、「個」を
消さなくてはならない、独りよがりであってはならないのです。