すたちの観てきた!クチコミ一覧

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HELLO!

HELLO!

表参道ベースメントシアター

表参道GROUND(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★

見えにくい
客席は平坦どころか、後ろに行くほど下に傾斜してるような印象(なぜか後ろ2列のみ少し小上がり。苦笑)で、中央ブロックの後方だと舞台の半分くらい見えなかった・・・。芸能事務所と小劇団のコラボというだけあって、所属タレントであるお二人それぞれの力量を作・演出の上野さんがよーく把握した上で人物設定をしているのが見え隠れ。周りを固める役者陣は期待通りの好演をしていたものの、全体としては印象の薄い感じは否定できない・・・。

さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

人間くさくて魅力的
当日券、もしくは当日引き換えの長い行列のためだろうか、なかなか始まらなかったのだが、開演した途端に世界観に引き込まれる。セット、音楽、ストーリー、演出・・・どれも決して斬新という訳ではないが、非常に小洒落ていて小気味よく、人間味あふれる魅力的な悪者を演じる俳優・女優陣の好演とともに素晴らしい相乗効果を生んでいて秀逸な舞台でした。3日間、計4回公演だけとはもったいなさすぎる。

ネタバレBOX

ブラジルらしい緩さのバランスも含め、緻密に作り上げられていただけに、ラストシーンの小さなアクシデントは少々痛恨。
INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR

インディペンデントシアタープロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

関西演劇界を垣間見る良い機会
30分一本勝負の一人舞台、演じる方も大変でしょうが、休憩入れつつも10本観る方もなかなかの体力勝負。とはいえ、ワンドリンク(ビールや缶チューハイもOKとは粋です!)付きで楽しい企画。芝居というよりコントか?と思うような作品も垣間見られる中で、非常に印象に残ったのは玉置玲央「いまさらキスシーン」、福山俊朗「頼むから静かに聴いて。」の2本が★5つ。中には★1つの作品もありましたが、イベント全体として楽しかったので少し繰り上げて★4つ。

ネタバレBOX

5年間分のイベントで上映された作品の中から選ばれた10作品とのことでしたが、それがコレ?というような作品も正直あったので、毎年は観る必要なさそうな・・・。
ヒューマンエラー

ヒューマンエラー

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2011/07/28 (木) ~ 2011/08/02 (火)公演終了

満足度★★★★

進化著しい
初めて観た数作前はただただうるさいタイプのドタバタコメディだったので、正直ここまで進化する劇団とは思ってなかった。作品の内容と展開が、ステージ構成や照明を使わない演出と巧く合っていてお見事でした。伊藤毅さんの演技が非常に良かった。

ネタバレBOX

ただ、チラシを始め、セットや小道具のセンスの無さ(安っぽさ)が個人的には非常に気になるところ・・・勿体なさすぎる。あとは、過去作品から思っていたが、ムダにキンキンとした叫び声で驚いたり、逆にもっと驚いても良さそうなシーンで不思議と驚かない女性など、女性の描き方に時々違和感を覚え、どのキャラクターにも賛同できない・・・。
荒野に立つ

荒野に立つ

阿佐ヶ谷スパイダース

シアタートラム(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★

・・・撃沈
役者さんは素晴らしいし、舞台の構成も素敵ではありましたが・・・私と同行者にとっては琴線に触れるものではありませんでした。

ネタバレBOX

観劇中のほとんどの時間、眉間にシワが寄っていた気がします。
ごんべい 江戸版/平成版

ごんべい 江戸版/平成版

ゲキバカ

吉祥寺シアター(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

両方観劇
できれば江戸版→平成版の順で観たかったのだが、日程の都合で平成版→江戸版で観劇したものの、結果的に大正解。個人的な好みではエンターテインメント性もストーリーも江戸版が圧勝の感。スッキリとした気分で帰途につけました。平成版★★★+江戸版★★★★★で平均して星4つ。しかし、同日に違う内容で2公演とはすごすぎます。

ネタバレBOX

平成版はひとりひとりのキャラクターは素敵で面白いんだけど、話がスッキリしないのと、もっともっと踊ってくれなくちゃ。その点、江戸版は観客との一体感もあったし、動くわ歌うわ戦うわで・・・本領発揮でした。江戸版もう1回観たい!!
サヨナラ【当日券有ります!!】

サヨナラ【当日券有ります!!】

双数姉妹

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/14 (木)公演終了

満足度★★★

緻密な即興劇
大切な感覚をひとつ欠くことでバランスを崩すコミュニケーションの不安定さを即興劇(風?)に興味深く作り上げた作品。ともするとコントのようにも見える点もたくさんあり、その割に(だからこそ?)間延びする部分もあり・・・、好き嫌いが分かれるのも頷ける。双数姉妹は初めてだったので正直戸惑ったが、既知の劇団だったらもっと面白く拝見できたかもしれない。元劇団員の明星真由美さんが素晴らしく、彼女の存在に依るところは大きい。とはいえ即興劇(風)だと知っていたら、観に行かなかったかも。

ネタバレBOX

作品自体もそうなのだが、客席への珍しい入り方は、観客が入る際の反応を試されているようにしか思えない・・・。
ローヤの休日

ローヤの休日

ゲキバカ

王子小劇場(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

行って良かった!
正直、劇団名で敬遠していた部分が若干あったのですが、客演で拝見した役者さんが良かったので初観劇(日程の都合で女囚バージョン)。噂に聞くだけあって、非常に良く出来ていた。動きキレキレで、ノリ良くて、勢いあって、想像力をかき立てられ、ストーリーも素晴らしい。大好きなタイプの劇団で本当に楽しめた。
また、当日リーフレットの挨拶文や、上演前・上演後の端々に主宰の方の真摯な姿勢を拝見して、好感が持てました。

怪物-カイブツ-

怪物-カイブツ-

ブラジル

駅前劇場(東京都)

2011/02/13 (日) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

サイコーです!
アテ書きをしたのかと思う程、役者固有のキャラとハマっており、感心しながらも大笑いしました。かと思えば、風刺が効いていて考えさせられる点もあり・・・。ありえねーー!って思うのに、すんなり観ることができるあたり、役者と作・演出の強烈な力量を感じました。

ネタバレBOX

キョーレツな赤ちゃんに驚いたものの・・・不思議なことに赤ちゃんにしか見えなかった。あの配役は反則スレスレだけど、納得させてしまう素晴らしい演技に圧倒されっぱなしでした。
愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

本痴気+乱痴気W堪能
本痴気(通常版)と乱痴気(全配役シャッフル)両方堪能。もちろん、どちらかだけでも十分楽しめるように出来ているが、両方観ることで面白さは倍増した。片方だけだったら★★★★だったかも。全員生き生きとしていて、躍動感も半端なく、演じてる方も観ている方もワクワクしているように感じた。さすがだなー。

ネタバレBOX

現在新しい劇団員を募集しているようだが、この6人(役者5人+主宰・作・演出1人)のバランスが絶妙なだけに、このままでいて欲しいような、変化も期待したいような複雑な心境。もしかすると6人での柿喰う客の公演は最後になるのかなぁ。だとしたら淋しすぎる。
時計じかけのオレンジ

時計じかけのオレンジ

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2011/01/02 (日) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★

すごかった、けど
役者も演技も演出も音楽も・・・どれも贅沢で個々には良かった。個人的に感心したのは舞台装置、これは良く出来ていてお見事でした。

ネタバレBOX

なのに不思議と勿体なさが残ったのも事実。これだけの役者を揃えて、この演目にする理由が判らなかったからだろうか? それとも原作を知らなかったからだろうか? 素晴らしい脇役陣なのに、メイクで誰が誰だか判りにくい部分も多々あって、これまた勿体なかった。チケット代を考えると評価が厳しくなってしまうのかもしれないけど・・・。
ドリルチョコレート「テスタロッサ」

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

MCR

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑って泣いた
強烈なキャラに絶妙なセリフ、泣くほど笑いました!6人全員ホントに素晴らしい中、特に代役初日の中川さんは秀逸で、初日とは思えないハマりっぷり。MCRも含め櫻井さんの作品は3本目の観劇ですが、一番ツボだらけで好きかも。斜に構えたようなセリフなのに内容はストレート・・・そのバランスがたまらない。それでいて、不意に出てくる直球のセリフに思わず感動して泣かされもした。笑ったり泣いたり忙しい。様々な愛の形、どれも素敵。

サンタクロースが歌ってくれた アナザーキャスト

サンタクロースが歌ってくれた アナザーキャスト

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2010/11/18 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★

なるほど
人気の高さを垣間見ました。ストーリーはよく出来ていて、再演される理由も納得です。オリジナルキャストを観たくなりますね。

ネタバレBOX

といっても、恐れていたとおり固定ファンが多くて、俳優を知らないと笑えない部分が多かった・・・。舞台上のテンションが一本調子なら、客席もホームな雰囲気で、アウェーな気分になりました。
合格写真館

合格写真館

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/16 (火)公演終了

満足度★★★★

面白かった!・・・のに
突拍子も無い設定も、くだらないやり取りも、ちょっと大げさな演出もあったりするのに、それも含めてとても笑えたし楽しめた。前公演もそうだったのだが、様々な人物が出てきてハチャメチャになりそうなのに、意外と無駄が無かったり、伏線が上手く敷かれていたりと、作り手の上手さを感じる。観終わった後に微笑ましい気分になるのは、この劇団の作風かな。

ネタバレBOX

なのに、大事なキャストのひとりが噛むこと噛むこと・・・もったいない!小気味良い会話劇のテンポが乱れ、しかも噛んだ後に顔に出るという噛み方もよろしくなかった。公演期間も中盤だというのにいただけない。ただただ残念。
必ず訪れる日~石鹸工場~

必ず訪れる日~石鹸工場~

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★

ファンタジー?
タイトルや説明から想像するイメージとはまったく違ったものの、面白く観た。折しも仕事で疲労困憊しており、ちょっとでも間延びしたら落ちてしまうこと間違いない状況でしたが、落ちることもなかった。少し判断力も乏しい頭だったせいか、つじつまとか気にしないでホンワリ観ていたので、ファンタジーを観ているような気分だったかも。

ネタバレBOX

石鹸の箱詰め作業をしながらの演技は大変そうでしたが、不自然さもなく、むしろ微笑ましかった。パチョリさんがキャラクター設定にも恵まれたこともあるけど、素晴らしいアクセントになってました。
気付かない奴は最強

気付かない奴は最強

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

じわじわと効いてくる
隅々まで舞台装置にこだわりながら、光と闇を操って、シーンが脳裏に焼き付くほど印象的。リアリティのある会話が、不自然さのかけらもない役者陣たちによって繰り広げられ、観終わったあとも心地よいしびれが残った。みなさん素晴らしかったですが、個人的には須貝さんが良かった!

バニラ

バニラ

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2010/09/29 (水) ~ 2010/10/05 (火)公演終了

満足度★★★★

赤組
ここでの高評価に後押しされて、赤組を観劇。多少?なポイントはありつつも、ストーリーがなかなかよく構成されていたし、前回公演よりも面白かった。
香りを含めた演出も新鮮で、あのスペースだからそこ楽しめる作品。
メインキャストは演技もしっかりしていて、アドリブすら楽しんでいる雰囲気でしたが、端役については演技力に差も感じられ、少し勿体なかったかも。★3.5。

やわらかいヒビ

やわらかいヒビ

カムヰヤッセン

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

引き込まれました
念願のカムヰヤッセンを初観劇。印象的な舞台装置と舞台転換の巧みさもさることながら、緻密なシナリオ、そして心にしみ込むメッセージ性でグッときました。泣けたー。
キャストも素晴らしい。客演陣が普段とはまったく違った印象で、役作りに苦労しただろうと想像。でもその大変さをも昇華しており、お見事の一言に尽きる。
劇場が近かったら、絶対もう一度観るのになー。

幸福な職場

幸福な職場

劇団 東京フェスティバル

小劇場 楽園(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

じんわり温かく
前回公演のシチュエーションコメディに高得点をつけ、気になっていた劇団の再演もの。前回公演との違いに驚きつつ、こちらも良かった。
公演挨拶には、この作品をサザンオールスターズの曲に例えるなら「いとしのエリー」であると書かれていたが、個人的には「希望の轍」であったような気がした。
いかにも泣かせます、といった恣意的なものは抑えられ、必要最小限の俳優とエピソードでまとめられた分、リアルさに欠ける部分はあったかもしれないが、きちんと伝えたいことが正しく伝わる良い作品。
明日への希望を感じるじんわりと温かい気持ちになれる舞台。

ネタバレBOX

知的障害者という言葉ではなく、偏見の意味を持った言葉が使われていた時代に、彼らと一緒に働く喜びを知った人々を描いた、まじめな題材に真摯に向き合った好作品。
ただ・・・エピローグシーンが少々突飛な感もあり、頭の中で必死に計算してしまったので、少し感情がついて行かなかったのが惜しまれた。
ザ・キャラクター

ザ・キャラクター

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

感慨深い
抵抗感のあった野田作品を初観劇。評判の高さを思い知る。セリフもセットも演出も、もちろん演技も素晴らしかった。古田さんはどんな舞台でも存在感すごい。宮沢りえさんは完全にノドやられててすこぶる残念。チョウソンハさんの躍動感ステキでした。
時を同じく観劇していたクロムモリブデンの「恋する剥製」を思い出す。似たような題材でも描き方でこんなに違うのだと、改めて演劇の奥深さにしびれました。

ネタバレBOX

でも、観終わった後、不思議な重圧を身体全体から感じ、その足で軽妙なクロムモリブデンをもう1回観に行ってしまいました。リピート割りで値段6分の1以下・・・演劇って不思議すぎる。

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