N9Qの観てきた!クチコミ一覧

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no.721

no.721

時速246億

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/04/24 (火) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★

空気を馬鹿にする方法
空気をバカにするシーンはどうもアドリブが多いシーンらしく少しづつ違っているみたい。
SFテーマではあるものの、それほど小難しいことはなくて判りやすい。
人食い一族の一員が登場するのだけど、彼が言う台詞はなかなか胸に迫る。
人が滅び行くことを人が選ぶならそれもひとつの道なんじゃないかと思うけど、「滅びないため」の道を模索するべく物語りは進む。

まだ何回か見に行く予定なのだけど、初回見たときと2回目見たときの感想が大分違ったのが自分として何故なのかまだよく判っていない。
面白かったんだけど、その面白さを理論立てて上手く説明できないと言うか。

ネタバレBOX

終盤まで三嶋博士以外には姿が見えなかった後藤は、ソニィの死ぬ瞬間は感じ取れたのに戦争の概念がどうやらなくなっているらしい世界に変えた改竄主がよく判っていないのがちょっと不思議。


ジョシ☆テキ

ジョシ☆テキ

緊急女子会

シアターシャイン(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

セツ子と杉○カ○ルと、カマキリの餌
フライヤーとUSTとで楽しそうと思った予想を裏切らず、女子的な色々が炸裂していました。
見に行ってよかったです。
全体的にピンクでまとまった舞台装置や小物、フリフリの文学少女アイドルの衣装、シースルーな袖と舞台を分けるカーテンを吊るポールもピンク。着替えもメイク落としも「シーン」なのでそれら差し支えないように着ているハートのトランクスにリボンのTシャツも実にジョシ的。

日々ジョシ同士でシノギ合いシビアに値踏みしあうジョシ。
自らが可愛くあることが至上命題なので、ルールはあって無きが如く、仁義なき飛び道具もコずるいトラップも辞さないジョシ渡世。
イケメンもブサメンもそういう意味ではジョシカマキリの餌でしかなくて、お金があろうとなかろうと見た目がどうだろうと、どっちでもいいのかもしれない。

ネタバレBOX

大幅にココアちゃんサイドな人生を歩んできた身としては、もうココアちゃんを見るのがいたたまれない場面も多いのですが、最後まで白樺ちゃん的に大変身しないのがいいなぁ!って思いました。
ココアちゃん役の方は終演後、かなり別人なので、あんなにぶさいくにするの大変だったんじゃないかしら・・・。かわいい娘さんでした。

誰かの想い人を奪い取っては捨てていくというココアの同居人なう子の姿は、ちょっと昔の杉田かおるさんのようだなと思って見た。
なう子がレズに目覚めたら怖かろうな、と思ったけど働き始めて狩られにくいオトナの男をなう子が狩ろうとするときは、教師だの学生だので培った手段は多分通用しないと思う・・・・。そこでなう子がどうするか見てみたい気もする。的確に落とせるってことは、恋してない相手だからってのが大きいんだろうな。

ココアを反面教師にして美少女になったセツ子。
セツ子をギュッと抱きしめてやりたし(笑)
ジョシが高望みになるのも「努力への当然の代償」ってのは判らなくもない。
プチっと切れて、矛盾に悩まなくなるといい感じに力が抜けてホントにいいオナゴになってほしいなセツ子。

そして、一時の餌としてのイケメン。
男子こそ本当は乙女じゃないかと思う。
根拠のない自信に満ち満ち見え透いたジョシの罠にやすやすと嵌まるなんて!自分をカッコイイと思ってないと無理だと思うから。
こんなに狩られやすい男子、最近少なくなってきてる気がする。
でも演じてるイケメンさんは説得力あるイケメンなので他のところで他の役してるところも見てみたい。

トークショーも面白かった。
持ち主、登場

持ち主、登場

ナイロン100℃

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2012/02/16 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★

冷たい雨が降った日の平日昼公演
全体が自分と同じか年上世代だろうなぁ、という客席は満杯で
なんとか当日補助券で滑り込みました。

フライヤーにあった「劇団の名前と事務所のお金を借りて放つ、渾身の一撃」
に なるほど、感。みんなスゴイ方たちなのに、大笑いでもなく
ずっと楽しかったのがすばらしいなぁと納得。
見にいけてよかった。

背水フォーメーションZ

背水フォーメーションZ

低気圧ボーイ(ズ)

nitehi works(神奈川県)

2012/01/27 (金) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

フォー!!
面白かったです。
ホラー系スプラッタ系が駄目なので有名どころの作品(ターミネーターとかエイリアンとか)も知らないまま拝見いたしましたが、問題なく楽しめました。
会場の「似て非Works」の形状をうまく生かした舞台装置(階段が舞台上にある)でした。
噛まれるとゾンビになってしまうウイルス(?)が蔓延し、安全だとされていた北海道でもとうとう「直ちに影響はない」と言っていた政府が外出時自粛や学校閉鎖を求めるに至ったという状況の とある映画好きのための喫茶店で繰り広げられるお話。

ネタバレBOX

夢見がちな感じの父としっかり者に見えて腐女子な娘、
娘に片思いしている常連客、マスターに文句を言いながらも入り浸る常連客とお気楽な働きっぷりのバイト、階下の住人、怪しい営業マンが登場。

片思されてる娘と父だけは片思いに気が付いてない様子が可笑しかった。
ラストで題名が判るようになっているんだけど、騒動の発端になったゾンビ化現象が収束したのかは謎。

腐女子を名乗る女子高生が登場するけど、それほど腐っていない駆け出し腐女子設定のようで、そのうち告白してきた常連客とそれなりにお付き合いしたりしそうな気がした。

低気圧ボーイ(ズ)を度々見てる人は予想できたのかも?な
とある「小道具」が実は小道具じゃなかったのがラストで判ります。
暗転で入れ替わったとかではなく、はじめから入ってるのだそうです。
ピクリともしないのって結構大変。
ここもすごいと思いました。

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