満足度★★★
様々なすれ違い!
人間関係の様々なすれ違い、夫婦、親子、上司と部下、恋が芽生えそうな友達関係、恋が結ばれそうもない友達関係、…、てんこ盛りでした。
ネタバレBOX
いくらがさつな女性でも、ペンションを経営していて40歳くらいになれば股を広げてあんな座り方をすることは無いでしょう。作り過ぎです!!
いくら生意気な20歳前後の若者でも、ペンションを見てきて、ペンションで暮らし、ペンションで働いているのなら、あんな口の聞き方はしないでしょう。
暗闇の道端で、少女と旅の詩人(ヒッピー)が話すシーン、今どき考えられません。いくら心優しい、我慢するけなげな少女でも、変な男がいることは学校でも教えられているはず、あり得ません!!
曲はできたけど歌詞がない、あの若者が歌詞を届け、ヒッピーが歌う…、声も上ずっていたし、曲もぱっとせず、気色悪い。そもそも道化役?を登場させる必要性があるのでしょうか、理解できませんでした。
年配の俳優さんが多く、10周年ということもあるので、皆さんベテランかなと思っていました。しかし、女性社長がゆっくり間を取りながら棒読み風にしゃべるので、まだまだ素人さんもいるんだなって思って観ていると舞台挨拶をされるではありませんか。えーっ主宰さんもしくは主宰格と知り、ちょっと驚きました。
満足度★★★
遠い昔、それとも遠い未来!?
化石燃料を消費している我々に対する皮肉ですね。
仕方ないとは思いますが、若い俳優さんが年配の学者を演じるのは難しいですね。声を張り上げたり、なんとかじゃがと言ってみたり、大変ですな。
ネタバレBOX
20万年前の食料を集めながら生活する家のあるホームレス…、もうすぐ食料が尽きてしまうなんて言いながらそれでも変わらず集め続ける、現在の我々の石油事情と同じですね。
それにしても、20万年というのは相当長い期間です。ちょっと設定が長すぎませんか!?
あの部屋が20万年前の部屋で無いとすると、登場人物は20万年後の人類。段ボール箱に書かれていた文字も違っていたし…。
発掘品の年代測定方法はもっと発達しているはずだし、そう簡単に偽装はできないのではとも思いましたが…。
最後の音は爆発音には聞こえませんでした。
満足度★★★★
一週間経つと、
題名からお芝居が浮かんできません。ごまのはえさんの名前を見て思い出しました。
さて、舞台装置は新鮮で良かったと思いますが、最前列の人はちらちらして見にくかったのかなと心配しました。
小窓があったくらいですから、右奥のドアは簡単なもので結構ですから設置しておいた方が良かったのではないかと思いました。
ネタバレBOX
「犯人が分かったぞーッ」って聞いて、教祖を殺した犯人が分かったのかなと思いました。でも、あれはやっぱり自殺だよなあ……、
……、そうか、「象復活」のポスターを貼った犯人のことかと気が付きました。
「象復活」のポスターが貼られたことは冒頭で言ってますが、さらっとしたものでしたし、新聞記者が来たのも確かにポスターのせいなんでしょうが、その現物が観客に示されていないので印象に残らないのではないかと思われます。
逆に、教祖の死について、色々憶測を流すものですから、自殺か他殺かといった方向に関心が行ってしまい、私などは謎解きおよび他殺の場合の犯人探しに躍起になってしまいました。
犯人というほどのこともないでしょう。ポスターを貼ったやつくらいでいいんじゃないでしょうか。
路上の女の子に真面目に返事するオーナー、視線は正確だし、女の子も馬鹿だし、関西風お笑いの真骨頂ですね。
土地開発を巡る壮大な背景があったとは、とても面白かったです!!
満足度★★
セクハラ演劇!パワハラ演劇!
観ていて、最後ちょっといやな気分になりました。
ネタバレBOX
プロデューサーが女子アナにセクハラしているのを皮肉っている割には、演出家だか古参俳優だかがオーディションに選ばれた若い女優に対してセクハラしているかパワハラしているようにしか思えませんでした。
話の筋として恋愛したのは分かりますが、舞台上であんな何回も、必要以上にチュッチュッチュッチュッやる必要があるのでしょうか!?
断りきれない女優さんに対するおっさんの堂々としたいやらしさを感じました。
商店街振興策も、せっかくテレビが来てくれたのに利用もしないなんて、もったいない限りです。
満足度★★★★
詐欺師に感情移入!
典型的な詐欺師の行動パターンなのに詐欺師に感情移入してしまいます。
ネタバレBOX
いい人振って老婆に親切にするのは、正に詐欺的訪問販売員がお年寄りを騙す方法です。
ストックフォルム症候群のせいか、あるいは、隣人を空襲から救い、逃走して金を手にすることもできたのに成りすましのまま戦争に行くという状況のためでしょうか、老婆たちだけでなく私も次第に詐欺師に感情移入していきました。
赤の他人同士が一つ屋根の下で暮らすうちに、やくざな若者が真人間になって家族関係が築かれていくというのは、まるで古今亭今輔の落語のようでした。
最後に、かげぜんという言葉が出てきて、はっとして感動しました。
ただ、盗人が特高の拷問に耐えてまでそれほど親しくない盗人仲間を売らないなんてことが本当に有るのかは疑問でした。
満足度★★★
地域興し的演劇!
下北沢のケーキ屋さんを巻き込んだアイデアは良かったのではないでしょうか!
八百屋のお姉さんの方、うん、きょろきょろって、頭と目の動かし方が可愛かったです!!
ネタバレBOX
ジャック・バウアーならぬジャック馬場、死にそうになってもしぶとく生き抜くというタイプかと思いきや、単なるスパイで簡単に捕まってしまって、大げさなわりには何だろかって感じ。
最後のどんでん返し、もし大統領が死んだら、パティシエは逮捕されたり、国際問題になったりと、本当はとんでもなく恐ろしい含みを持っているはずなのに、なぜかそれが感じられませんでした。
確かに停電があったり、伏線があったのは認めますが、最後の一言だけではインパクトがありません。
私がパティシエの気持ちになってハッピーエンドを願っていたからなのか、すぐお菓子の販売を始めたからか、恐ろしい現実を考える時間がありませんでした。
満足度★★★★
はっとしました!!
社長の弟さんや男性従業員の演技は素晴らしかったと思います。
女優陣はちょっと自然さが不足していたように思いました。
途中ではっとしてから、急に奥深いものになりました。
ネタバレBOX
所謂幽霊物の一つです。ただし、生きている人です。別の場所にいる人がそこに居るように存在して会話をするという方法でした。
この場合は二人で会話をしているうちは私たちには分かりません。
第三者が存在して初めて異様さに気づきます。
この種明かしを受けて、はっとしました。素晴らしかったです!
そうだよなあ、鈴が鳴ったときの対応が何か変だったよなとか急に分かり始め、作品の奥深さが感じられました。
ところで、社長の弟さん、スピードワゴンに似ていましたね!!
満足度★★★★
もやもやしています!
野田作品が観られて良かったと思っています!!
ネタバレBOX
本番への入り方について…、
もちろん、「半神」の方が先輩ですが、「ガラスの仮面」も、客席からチワーッスって感じで舞台に上がって、柔軟体操などして、だらだらと本番に入っていったように記憶しています。
「コーストオブユートピア」は、楽屋で役者が無駄話をしているところから、一気に本番に変わったのが驚きでした。
導入部における変な小手先の遊びはうっとうしいと思う私ですが、本作品は、途中、最後まで、お芝居の練習風景だったのが新鮮でした。
腕を組んでいるだけなのに、二人がつながっているように感じられました!
助かったのは誰かもやもやしています。それでいいのですが…、
結論は、とりあえずは、頭が良くて美人だったのでしょうか??
さらに言うと、二人とも助かったのでしょうか??時差があるとしても。
満足度★★★★
観ましたよ!
ネバーランドには色々な住人がいました…。
空を飛ぶということ…。
ネタバレBOX
登場人物は一人の私と、10人の別の私、母、私のことを想ってくれている男子。
役者さんへの配慮もあるのでしょうが、10人の私を全部説明したために冗長になってしまったのが残念です。
最初、人魚がごほごほやっているので面白いなと思いましたが、水泳で失敗した私。
ちょっと物悲しい小玉さんのタイガァァー・リリーは外せませんが、父親がいないのを隠す私。
あと、友達を信頼しなかった私、それを謝りたいのになかなかできない私。
孤独な私。
でも、あんないいお母さんがいるのに、孤独なんて!?
ピーターパンが空を飛ぶというと、空を自由に飛ぶというイメージでしたが、見事に打ち壊してくれました。
ネバーランドの女の子が可愛かったですね。
満足度★★★★
鈴木瑞穂さんの存在感!!
人の絆だけでは金属部品加工工場は成り立たないから現実の厳しさがあるのですが…。
それはさておき、日本の中小企業、町工場っていいなぁって思います。
鈴木瑞穂さんの存在感に圧倒されます。重厚な演技を目に焼き付けておきたいと思いました。
ネタバレBOX
息子の方針が間違っていたような描き方ですが、現実は決してそうではありません。
熟練工とNC加工機の組み合わせで複雑な形状の加工ができるのも事実ですが、そのような仕事は少なく、実際は単純な部品が多く、値引き要請が強くて苦労しているのです。
新規先の開拓もそう簡単ではありません。
そう思いながらも、感動しました!!!
満足度★★★★
安定感あり!
ベテラン俳優陣による演技で安心して観ることができました。
都会暮らしと田舎暮らし、家族の絆を採り上げたヒューマンコメディで、前作よりも説教臭さが少なかったのが良かったと思います。
ちょっとしたコネタも面白かったです。
ネタバレBOX
前作では、一人がこんこんと正論を唱えているときに、他の人が立ったまま硬直して聞い入るというシーンが延々と続いていましたが、今回はその時間が短かったのが良かったです。
ベテランが多く安定感はあるのですが、何か突き破る感が感じられないのは私の高望みなのでしょうか?!
満足度★★★★★
絶賛!!!今年第一位!
緊迫感の連続!!
人の心の不気味さではらはらどきどき!!
出演陣も最高!!
ネタバレBOX
リフレインで少しずつ謎が解明されていく過程が心地よく同じ場でぱっぱと別の人と会話して異空間・異時間を小気味良く表現する手法が素晴らしいと思いました。
elePHANTMoonの永山智啓さんが出演していることもあってか、ナイフを持って、衣服が地で染まるところはelePHANTMoonですね。
ただ、堤の奥さんが女優真壁涼子の後をつけて、書店に入って出てこなかったとのことですが、涼子の住所をどうして知り得たのかが疑問です。
探偵から教えてもらったのでしょうか?そこまで踏み込んだシーンはなかったような気がします。
満足度★★★★
2週続けて「つか作品」!
先週観た「サイコパス 木村伝兵衛の自殺―熱海殺人事件―」との共通点多し。
過激な台詞もあり。
ただ、もう時代も変わったし、何でもかんでも殴ればいいってもんでもないだろ!
大江裕君の歌もありましたが、北区と北島つながりかなって考えながら聴いていました。
ネタバレBOX
どちらも原子力関連の事故がらみ。
「そんなに安全なら皇居に原子力発電所を作ればいい」という台詞を新橋演舞場で聞けるとは感激でした!
東幹久さんのコマーシャルネタは面白く、かーちゃんというやつと、アデランスの禿は誰でしょうダンスは受けました。
最後、みんなが倒れていくところはジーンと感動しました。
フィナーレは、赤いドレスの黒木メイサさんよりも、「売春捜査官」の黒谷友香さんの白いドレス姿の方が美しかったです!!
満足度★★★
夢か現か、現か夢か
これぞ奇譚!
ネタバレBOX
最後まで奇譚!とことん奇譚!
変身したままで終了。
主人公も幻。主人公は消えるかもしれないが、ホテルは船となって漂い続ける…。
中途半端に目覚めることなく、永遠に続くファンタジーに徹底しているところが良い!
ただ、大正ロマン風なんでしょうが、和服っぽい着物が安っぽかったのが残念でした。
満足度★★★★
30度⊿
の舞台で、陰鬱で淫靡な世界を、語り芝居とダンスで表現したようなところは素晴らしかったと思います。
ネタバレBOX
男優さんたちはみんな同じ衣装で、消防団の帽子まで被っていて、誰が誰だか分かりませんでした。役と男優が1対1に対応していたのかも良く分かりません。
村人の中で一番目立たないどうでもいい九十郎が、一番目立つ体格のいい男優というのも何か変!
ダンスパフォーマンスとしては、衣装を統一した方が良いのでしょうが、私としては、役柄に合った衣装でそれぞれの性格に合った演技をしてほしかったところです。
30度の傾斜の舞台というのも見ていて面白く、特にそこに垂直に立った場面は良かったです!
満足度★★★★
良かった!!
ロバートの秋山さんと、アリとキリギリスの石井さんが出ているのかと思いました(笑))。
話の筋が知りたくて観に行ったのですが、中身の濃い内容で満足しました。
皆さん、長台詞もほぼ無難にこなされました。
最前列は唾が飛んでくる恐れがあるのでご注意を!!
ネタバレBOX
原発事故で島が封鎖、これが「鉄塔13」の背景になったのかも。
歴史的なお芝居は押さえておかなければいけませんね。本家取りにも気が付かないで素通りしてしまいます。
嗚呼、木村伝兵衛死んじゃった。ラストの水野婦警の絶叫も良かった!
満足度★★★★
色々な愛のかたち!
すばらしいバレー風のダンスパフォーマンスが印象的でした。
ネタバレBOX
愛したくて愛したくて苦しむ愛獣の紙粘土?の面も印象的!!
愛に臆病…、言い寄られると逃げてしまう寅さんと、未練の気持ちを手紙で確認するうじうじした幸せの黄色いハンカチを一緒にしたような男。
盲目的になりすぎる愛、愛の思い出に生きる女、子を思う母の愛、同性愛的愛とそれに応えられない男、…、色々あります愛獣!!
満足度★★★★
戦時下の悲劇!
鶴瓶さんのような中尉殿、迫力ありました。
ネタバレBOX
パンダを巡る話かと思っていましたが、やはり非常処置要項を中心とした話でした。
ラスト近くの狂気、哀しみのこもった狂気だけにつらいですね。
あの時代、人の命と動物の処分とどちらが重要か?
大木さんたちは動物と毎日接していて動物側に立つのは分かりますが、事務所シーンしか見ていない観客にはもう一つ動物側に立てませんでした。おとなしいカバを見ていたら、また違った感想になったかも知れません。
満足度★★★★
切ない!
出口の無い格差社会の底辺にいる若者の究極の選択、切ない!
アンドロイドという友達との生活、切ない!
ネタバレBOX
人間をお世話するアンドロイドが存在する近未来。
そんな繁栄とは全く縁の無いスラム街に住む、仕事もない、もしかすると名前すらないかもしれない若い女性が選択した道は…。
用意された部屋の中で危険薬の臨床試験と引き換えに莫大な金を手に入れ、アンドロイドを買って世話をさせながら贅沢な暮らしをするというもの。
貧困で死ぬか、死ぬかもしれないが贅沢するか、他に選択肢は無いのか、悲しい!
ところで、当初丁寧語で話すくらいですから、購入する段階ではアンドロイドはきちんとしているはず。何が言いたいかっていうと、髪型がぼさぼさのはずはないってこと!!執事的髪型のはずです。
桜、ゆかたときて、春夏秋冬、『F』はFour Seasonsだと思いました。
そして、冬がラストシーンになることが分かってしまい、ああつまらない!
ゆかたの着付けは勉強になりましたが、長すぎです!
薬が見たことのあるマーブルチョコレートのようなお菓子では緊迫感が出ませんでした。
満足度★★★
大団円的フィナーレ!
狡猾な刑務所長や職員たちもいっしょになってにこやかにダンスをしたりしたのが印象的でした。
石井さんはカバちゃんっぽく見えました。
金さんの蜘蛛っぽい衣装、良かったです!
ネタバレBOX
石井さんと浦井さんがどの時点で気を許しあったのか判然としませんでした。