満足度★★★★
純愛ロマンス、想像以上に感動的!
舞台や衣装も美しく、ヴァンパイヤ3人娘も良かったです。
ネタバレBOX
愛ゆえに過ちを犯してしまうことは、少なくとも不動産を買うときのような冷徹な目で婚約者を選ぶよりはましだと。うん、そうだ!!
愛ゆえの過ちを二人で清算する純愛ドラマでした。
松平健さんの低音で軽やかな歌声も良かったのですが、今井清隆さんの歌唱力が格の違いを見せ付けるほど抜きん出ていました。
それに対抗するには、やはり山口祐一郎さんがドラキュラ伯爵をやるか、あるいは、いっそのこと宝塚の舞台で観てみたいと思いました。
満足度★★★★
感動しました!
山中貞雄の生涯を全般的に明るく、前向きに、楽しく描いた音楽劇で、感動しました。
楽曲も良かったですね。
ネタバレBOX
それだけに、戦争によって終止符を打たれたことが残念です。悔しかったでしょう。最後はジーンときました。
「一筋、二ヌケ、三動作」、印象に残りました。
音楽劇だったこと、踊りもあったこと、一人が何役も演じたこと、さらに小林多喜二という言葉まで出てくると、こまつ座のお芝居かとつい思ってしまいました。
前作も観ましたが、幽霊物的に描くのが好きみたいですね。
ところで、最初の紹介のシーンで、京都市中京区を「なかきょうく」と発音していましたが、「なかぎょうく」と読むと思うのですが…。
満足度★★★
吠えたねー!
今日は眠らずに済みました。
役者さんは良かったですね。
ネタバレBOX
最初村上さんが眠るので眠る話かと思いましたが、やっぱり寝る話でした。
ということで、色々な男女が色々な性癖という程ではないものの、個性を掲げて大活躍することができました。
猥褻おじさん、拒まない女として話が進んでいて、最後に人の噂でした、チャンチャンって!?、拒まない方は若干その通りでしたが…。
最初のは雪でしたか? 人口雪? シャボン玉のような物?
最後の小道具のお片付けは凄かったですね。ちょっと時間は掛かったけど、音はしませんでした。
満足度★★★
観てきました!
人間性の回復の物語でした。
ネタバレBOX
ノストラダムスやマヤ云々の文章は不要です。全く関係がありません。余計な先入観が入って修正に時間が掛かります!!
日本海沖の、例えば粟島とか飛島のような島が舞台。
忌わしい島の因習を守る一部の住民、忌わしい児童虐待を行った長とその家族、巡査の家族、島へ逃げた自己破滅型犯罪者と引きずられた仲間たち、犯人を追う女性刑事…、盛り込みすぎか!?
あれは革命家じゃないし、5人が一緒に行動すること自体不思議です。主犯の狂気さも不足していました。
因習の描き方も中途半端でした。
事件を契機に壊れかけた人間関係が修復されていくところは作者の狙いなのでしょうが、人間性の回復として良かったと思います。
重実百合さんたちの小学生コンビは素敵でした。
満足度★★★
熱い!
主宰者が特に熱い!
ネタバレBOX
親子関係の再構築の話、熱かったです。
子を亡くして立ち直れない親が新しい命に救われる…、博多の親子を思い出しました。
会社人間の男は…、家庭から捨てられ、退職後は無縁社会を漂うことになるという現代社会を先読みしたような内容でした。
満足度★★★★
人類の進歩と調和やげなー!
中島淳彦さんの作品らしく、楽しく、最後はジーンときました!
役者さんたちも個性的でとても素晴らしかったです。
ネタバレBOX
男性が「よだきんぼう」といってだらだらしていても、女性がしっかり働いて生計を支えるなんて、日向(宮崎県)の男性がうらやましい。特にお父さんのよだきんぼう振りは最高!
あんな古臭い白黒テレビに昭和45年当時のビデオ映像が流れるなんて驚きでした!
日記を収めた箱は千葉県のニンジンのダンボール箱でしたが、千葉県産のニンジンが宮崎県まで流通していたのでしょうか!?
ラストの「人類の進歩と調和やげなー!」シーンは感動的でした。
ところで、チラシの束をビニール袋に入れて客席に置いてありましたが、お客さんが膝の上に置いて手で触ったりするので、カサカサガサガサ耳障りな音がして、非常に気になりました。
小さな親切、大きなお世話です!!
満足度★★★
どひゃあー!
前作も性に関する面白い言葉がありましたが、今回も…、
ネタバレBOX
今回も…、援助交際部という部活が登場、笑ってしまいました。
前作は不気味さが加味されていましたが、今回は空想上の出来事というよりは今を映しただけのようで、意外性が感じられませんでした。
現実の方がぶっ飛んでいるということでしょうか。
性欲が全てという感じの劇団です。それも有りでしょうが、何か違う一面も観たいものです。
それにしても、清水さん!可愛かったですね。
満足度★★★
音が心地よい!
いかにも因習物というこてこてした衣装でなかったので、因習物があまり好きではない私も楽しめました。
ネタバレBOX
裾が赤く染まった女性ははなよめの資格あり、裾が白い女性はまだ子供。地域の人は裸足、外の人間は靴を履いている…。視覚的にも象徴的でした。
ダンスや床を叩く音が素晴らしく、心地よさが残っています。
断片的にキーワードが出てきて、少しずつ事情が分かってきました。シャーマンを育て上げる風習があり、差別が温存されている地域の話。最後は開放されたのでしょうか?!
シャーマンとか大嫌いな私ですが、今回は吉田小夏さんの演技を見るのが目的でしたから素晴らしい演技に大満足です。
満足度★★★★
第三部観劇
菅原伝授手習鑑、道明寺(どうみょうじ)
木像が大活躍。菅丞相の仁左衛門さん、しらーっとあまり早くない早代わり。
文珠菩薩花石橋、石橋(しゃっきょう)
富十郎さんと鷹之資さんの親子競演では、天王寺屋の大向こうに対して若天王の大向こうがあり、ちょっと笑いました。鷹之資さんにも天王寺屋と言う人がいて、私的にはそれで良いと思いました。
満足度★★★
難解でしたが
2時間超を飽きることなく観ることができました。
役者さんの真剣な演技も光っていました。
ネタバレBOX
男の嫉妬で、別の男を殺してしまったのか。刑務所なのか、出たいのか、出たくないのか。
髭の伸び方で日数を計る、つい感心してしまいました。
満足度★★★★
臨場感がありました!
旅行者のそれぞれの事情が丁寧に描かれており、素晴らしい群像劇でした。
ネタバレBOX
一期一会を大切にしながらも、自分の判断で行動する旅行者の判断の素早さなど、真に迫っていました。
チンポコ国王が統治する国。緩い国かと思うと、王様、王様とからかわれていた人がオサマと知り、中東情勢に緊張感が走ります。
後半の不気味さ、怖さ、緊迫感は見事でした。
ただ、あの泥祭りのような終わり方が良かったかどうかは微妙です。
満足度★★★
観てきました!
個性的な夫たち(三兄弟)と個性的な妻たちを中心とした話、シュールで面白かったです。
ネタバレBOX
「舞踏会へ向かう三人の農夫」という本があったとは知りませんでした。
最初に出かけたのは農夫でした。妻の方だったら、「農婦」でいいのですから。
町って何だろう、無知ってなんだろう、知識ってなんだろう。
ラストの衝撃的な「武闘会」シーンは特にシュールでした!
満足度★★★★
二つで一つ!
作品のメッセージがしっかり伝わってきました。
ネタバレBOX
二つの作品は別々のものですが、趣旨は同じで、うまく繋がるように構成されていました。
今の自分に自信を持って前向きに生きようと思いました。
今日もマチ・ソワです!
ところで、後半の主人公は仕事で空回りしてちょっと疲れた女性です。もしかしたら夜の散歩でなく白日夢だったのかもしれません。白のブラウスにブルーのスカート姿も有りかなとは思いますが、もし職場で自己主張して受け入れられないキャリアウーマンという設定であれば、女性の戦闘服・勝負服といった色合いの上下のスーツ姿でも良いのかなと思いました。
満足度★★★
多部ちゃん可愛い!!
ずばり多部未華子さん目当てで観た作品。
少しふっくらされましたか!?
ネタバレBOX
多部さんの髪型、後が膨らんでいて、ちょっと不思議少女で可愛かったです。
「乳触るなーッ!」って頑張っていました。
トラとか猫とかがシャーッって威嚇するときの手のポーズは、彼女の指の表現が特に秀逸で、山崎一さんの同じポーズよりも遥かに恐怖感がありました。
東京と農業の語呂が似ているなんて強引。
食べて体臭だかウンコだかの臭いを消すお米、そんなに体臭臭いのか、誰とは言いませんが。
気分に流され飽きっぽい人間ということで、ナチスを取り上げ、そのお米「農業少女」も売れなくなったとか。
内容的にはダジャレと反戦が入っていて、いつもと一緒かって感じでした。
満足度★★★★
東北地方の民話のような
女の本性を窺い知ることのできる物語でした。
当日は土曜ワイド劇場の温泉宿仕掛人で温泉に浸かっている俳優さんも来ていらっしゃいました。
ネタバレBOX
病魔に侵された作家の話のように進行しながら、実はしたたかな姉妹の本性を表現したお芝居でした。
身寄りの無い死にそうな作家の男に家を貸し、男の世話をするようでいて家屋の保全をしている。姉妹で男を奪い合うような確執をみせるが、二人の単なる冷めたゲーム。
姉妹は食事を出して片付けて、男は食べて糞をして死に近づいていく日々。
山姥(やまんば)伝説のような、カッコウの生態のような、蟻地獄のようでもあり、姉妹に魅入られたら男は全てを吸い取られてしまいます。
そんなことを覚らせない姉妹なので、男は幸せです。私も憧れます!!
ところで、箸の持ち方についてですが、男の持ち方が美しかっただけに姉妹の持ち方が気になりました。
男の箸の持ち方は実に美しく、非の打ち所はありませんでした。
姉は、まあ普通ですが、特段綺麗とは思えませんでした。
妹の持ち方は、親指が上に突き出てしまっていて全くだめでした。
親指、人差し指、中指が一点に集まるように持たなければ美しくありません。
食べることが重要なお芝居では、こうした細かいところへの配慮も必要だと感じました。
満足度★★★
素人っぽすぎ!
少女の病名は意外でした。
数日前に楽曲のことで思うところがあったので、楽曲使用料の話は面白かったです。
ネタバレBOX
素人が病人のために芝居をするという設定なので素人っぽい演技は必要なのですが、全編を通じて素人っぽくなくも良いのでは…。
結局、兄新一だけが取り残されてしまったのですね。自殺まで考えていたのに、騒動があったので死にたい気持ちがなくなっってしまったのでしょうか。
そこのところのケアが無かったように思えます。
中東問題までに広げましたが、こちらもほったらかしでした。
満足度★★★
不思議な感覚
社会の成り立ちについて、不思議な感覚にとらわれました。
ネタバレBOX
出てくる人々には顔が無く、白いお面を被っているような感じでした。
誰でもいい、与えられた役割をこなせばいい…。人でもタンスでも…。
ただ殺人だけは許さないという風に作者は考えているらしく、そうした社会規範を作者はシステムと名付け、舞台監督にやらせているところが興味深いところでした。
満足度★★★
観てきました!
解離性同一性障害(多重人格障害)を取り扱うのは難しいですね。
三田村邦彦さんの二役切り替えはコミカルではありましたが、ちょっと軽薄にも思えました。
ネタバレBOX
実際にそのような人を見たこともありませんし、最近もブレーキが利かなかったと嘘を付いた人がいたように、解離性同一性障害の存在自体が疑われることもあります。そういう人が本当にいるんだと意識して見始めないといけません。
青江三奈の「あなたがもうひとりいればいい」という曲が開演時、ダンスの時などに流れていました。横浜での舞台なので伊勢佐木町ブルースの青江三奈の曲を使ったのかなと思いましたが、今調べたらジェームス三木さんご自身の作詞だったので使ったのですね。
歌詞はなんとなくストーリーに合っているようにも思えましたが、曲の感じが暗く、今一合っていませんでした。音楽にお金を掛けないというか、劇作家にお金が入るようしたということでしょうか。何かもっといい曲があったろうにと思いました。
青江さんの曲のせいもあってか、時代が不明でした。診療室にはパソコンもなく、昭和として描いたのでしょうか?ランドマークホール(ランドマークタワー)でやるお芝居です。現在を描いてほしいですね。
別人格直美が診療室の棚にあるブランデーを要求したとき、医者が「奢ってあげよう」と言いましたが、違和感を覚えました。
奢るというのは、相手のために第三者にお金を払うことです。相手のために自分の食料を提供するときは、「ご馳走してあげよう」とか他の言い方が適切ではないかと思いました。
裁判で解離性同一性障害を正面から取り上げるのかと思ったら正当防衛で処理して、ちょっと安易。
直美に会う方法も医者が酔っ払うこととはちょっと陳腐と感じました。
満足度★★★★
シリーズ制覇
今回も休憩入れて6時間半。シリーズ無事終了しました。
ネタバレBOX
神々といっても一つの族にすぎず、この物語には小人族、巨人族、人間族、神族が登場しています。
神族には不老不死の林檎を栽培できるフライアという女神がいたことで永遠の命があっただけ。
色々ありましたが、神族のブリュンヒルデが不老不死を捨てて人間として愛に生きると決めたこと、主神ヴォータンも林檎を口にしなくなったこと、災いの元だった黄金の指輪を小人に返したことで、神々の時代が終焉して人間の時代が始まるということでした。
ところで、義兄弟の契りを交わすのに、お互いの血を酒に混ぜて飲んでいました。洋の東西を問わず、こういう因習があったのですね。
満足度★★★
技術者倫理を問う話!
画期的発明が軍需産業に利用される怖さ…、でも、そう単純でもない。GPSは逆に軍のシステムが民間に解放されたものだから。
ネタバレBOX
基本的な技術がいったん軍から目を付けられると、足抜けが困難なことが良く分かりました。例え本人がその組織を辞めても誰かが引き継いでいくことになる現実。
真の技術者倫理とは何か、武器開発のみならず、トヨタの問題なども含めて問われているのです。
上空からの電波を要せず、飛行体間の情報伝達によって進むべき方向を自分で判断できる飛行体を研究していた主人公、大量殺人兵器に応用可能なことなど兄に指摘されるまでもなく理解できるのではありませんか!?
兄との会話から軍との共同研究を止めたいと思ったというのはちょっとどうかなと思いました。