満足度★★★★★
文句なく面白かった!!
可哀そう、壮大な計画にはまっちゃいました。
ラストシーンも綺麗!!
ネタバレBOX
亀治郎さんがビデオでスケープゴートという言葉を使っていたのである程度予想がついていて、雨乞い、あるいは洪水防止のための人身御供かと思っていましたが、いつ起きるかも分からないことのために取り込むというのもありえなく、確かに藩存亡の危機を逃れるための壮大な計画だったのですね。
途中で疑ってみたりして緊張感を与えたりしながら飼い慣らしていく怖さ、本人も最初は色や欲のためだったのが、自分の言葉で人が動くことを知り、紅花栽培に意欲を持つようになったのに結局は切腹という形で殺されてしまう哀れさ。浮気をしないところなど本物よりもいい面もあったのですが、問屋の主人機関説のような最期でした。
都合の悪い人間をすぐに簡単に殺したり、亀治郎さんの所作を見るにつけ、歌舞伎の演目にしてもピッタリだと思いました。
たかお鷹さん、今回の役は良かったですね。親孝行の芸面白い!
ラストシーンは、『夕』、『向日葵の柩』のときのような衝撃。舞台奥の黒い幕が取り払われるとそこには黄色とだいだい色の紅花が一面に敷き詰められている中に何人もの農民が暗い影のように立っている風景、規模では今回がダントツ。美しかったです!
満足度★★★
うーん、
今回の台本は四万字を二万字に削ったということでしたが、確かにダイジェスト版という印象はありました。
ネタバレBOX
海外戯曲には海外戯曲のしゃべり方があるのかな、それとも古典だったからかな、独特のしゃべり方になりました。やはりそういう風になるもんなんですかね。それと全体にしゃべり急ぎ過ぎのように感じました。
本音を言おうとした男アルセストの話というよりも、八方美人が故に破綻するセリメーヌの話のようでした。
そのセリメーヌ役の黒沢佳奈さんは、目鼻立ちが顔の中心に集まるような秋吉久美子的愛嬌のある美人さんです。これからも楽しみ!
満足度★★★
何か
おおぎょうでした。
ネタバレBOX
クローン人間に本人が生きた当時の環境を与えることで、本人を再生しようというプロジェクトの初期の実験の様子を描いたもの。即ち、被験者にジャンヌ・ダルクが生きていた当時の思想などをインプットして、ジャンヌと同じような発想や行動を取るかどうかを調査する話。
ラストにこうしたことが明らかにされ全体の構図が理解できましたが、それまでは、ただジャンヌ・ダルクらしき女性や実験に携わる人間がとにかくおおぎょうにしゃべっていました。
クローン人間を作っても、環境が違えば同じような人間に育たないことは既に分かっています。恐らく、ヒトラーの再生を願うネオ・ナチ組織のようなところの話なのでしょう。
一ヶ所、白いジャンヌ・ダルクらしき女性が短い暗転中にさっと消えたのは素敵だなと思いました。
満足度★★★
あんまり
妖精と関係ないような気がしました。
ネタバレBOX
レーシック手術を受けた女性がお母さんの恋愛を応援するような話。
何となく可愛い子で良かったです。
ビニール傘を目に見立てて、レーシック手術を表現するのは面白いのですが、角膜を剥がすのに唾を吐きかけるのはいくら妖精でも気色悪いです。ファブリーズでも使ったら如何ですか。
満足度★★★★
斬新かな
演劇論のようなスタートでしたが、地理的・歴史的はちゃめちゃさが加わって意外と楽しかったです。
ネタバレBOX
私を定義しきれず、気分で私を設定し何人もの私が母を探す。場所もご都合で設定する。タイムトラベルも含めた同時進行パラレルワールド的物語。
役者は作者の言葉をしゃべるけど、観客は登場人物の言葉として受け取る。登場人物から観客も観客を演じるという話があったので私も観客を演じてみました。
松田聖子さんなりきり役の赤いスイートピー上手かったですね。いくらお母さんが夫の浮気相手が松田聖子似で聖子嫌いだからといって、あんなに上手に歌っているところにお母さんが音程がずれてハモリきれないがなり声で加わったのは少々邪魔でした。
満足度★★★★★
ドキドキして、切なくて、哀しくて、
四つの話がこうなったのか、こうなっていたのか、つくづく上手いなあと思います。
ネタバレBOX
『ホテルロンドン』を観た者として、元の方がギシギシしてドキドキしたことを憶えています。男女の役者も違っていました。しかし、前回では長逗留の詳細な理由が不明でしたが、今回のを観て三話から四話へこう繋がっていたのかと思わず感心してしまいました。そして、今回は女とゲイの男とのベッドインですからギシギシが無いのも当然でしょうし、10年後も男から女へ変わっていたので、前回は所詮男はいい加減さという風に解釈しましたが、今回は女が束縛から解放されたように感じ取れました。
というように、それぞれの話が少しずつ改変されているのでしょうが、それ故に全てが繋がって一つの素晴らしい作品に仕上がっていました。
さらに言うと、ゲイのレンが彼氏のアオイが多忙で最近会えていなかったんだという一話へ戻っていく永久に続くおとぎ話のようになっています。
お見事!!
ラストの10年後のシーンが無ければより鮮明にそう思えたのかなとも思いましたが、即ち…、
『ストロベリー』普通の飲み会かと思っていたら、レズの三角関係やレンとアオイがゲイの関係だと分かったときの驚きと笑い、『ガールフレンド』レンの親友であるオタクの男に恋人ができたと同時に妖精が見えなくなる切なさ、『グロテスク』その恋人が家庭教師をしている家における父親と娘の異常な関係と殺人、『ホテルロンドン』父親を殺した娘が友達のアオイを頼ってしばらくホテルに潜伏した後出頭、(10年後に娘がホテルで誰かとセックス)、『ストロベリー』へ続く…
本編がとても素晴らしかったので、おまけは観ないことにして帰路に就きました。(前回で懲りました。)
満足度★★★
技術者のたぐいまれな能力と
食堂の兄ちゃんのパワーで、民間企業の活力が維持されました。驚きです。
ネタバレBOX
ヒーロー、警察、JAXA、親会社などが思惑は異なりながら宇宙開発局のロケット打ち上げに関わってくるドタバタ劇。
警察のミスリードによって、なかなか平和活動的テロリストに辿りつけなかったのが良かったと思います。ああ彼女がそうなのかなどと思ってしまいましたもの。
それにしても、国連が一回承認した打ち上げをうやむやのうちに阻止しようとするなんて、民間軽視のひどい話です。テロによる爆発を回避するためということで強引に発射させ、打ち上げは成功。宇宙開発局は解散したけれど、そこそこ再就職できたりしてのハッピーエンド、よござんした。
地元との約束事、ロケット打ち上げ前に鐘を鳴らすということを局長始め誰も憶えていないなんて…。緊急事態とはいえ、テロリストがやってくれたから良かったものの、放射能漏れを報告しない原子力発電所みたいですぞ。
宇宙飛行士養成体操良かったです!
満足度★★★★
凄い発見!
菅真紀さんというキャラの濃い女優さんの面白さ爆発!!
ネタバレBOX
婚活会場の控室で事前指導を受けて、チームワークの大切さや個人戦の厳しさを経験するうちに、参加者たちは隠し事のない本当の自分をアピールすることの重要性に気付くといういい話。
椅子取りゲームのアクションシーンは、ダンスパフォーマンスのようでした。
それにしても、乗せられて乗っていく菅真紀さんの芸人魂ともいえるテンションの上がり方は最高でした!机の上から後ろに倒れるなんて凄い!一人だけおばちゃんキャラで褒められるところが一つも無く、キング・オブ・ブスの連呼もノリノリで良かったです!
場所を間違えて控室に迷い込む日替わり男優は邪魔でした。話の腰は折るし、菅さんへの飛び蹴りなど、いくらいじられキャラ相手だからといってもパワハラ以外の何物でもありませんでした。非常に不愉快!!
満足度★★★★
うわぁーやだ!
感性の閾値がずれていてのけ反りました!
ネタバレBOX
先生にも私情によって生徒の進路を妨害したという重大な非はありますが、朱が交わってきてまっ赤っかになった人生、凄い転落振りに空恐ろしくなりました。
感性の閾値がずれている人の行動には驚きました。教え子のヒモ男のずうずうしさには早く警察に電話しろよーってイライラ、金渡しちゃあダメでしょうとイライラ、婚約者が教え子を自宅に連れていこうとするのには思わずのけ反ってしまいました。教え子の誘惑でキャバクラ通いして親しくなったというのも困った話ですが、のっけから恋人の下着を無表情であまりにも丁寧に畳んでいる姿も確かに少し変でした。
ところで、冒頭の二人の会話シーンですが、今から思うと全体を包むイライラ感を醸し出すための予兆だったのかなとも考えられますが、例えば「それで」と聞いても「えっ」という感じで、何のことを聞いているのかくらい観客だって分かるのに、いくら万引き主婦から逃げてきて動揺していたとはいえ恋人同士の阿吽の呼吸のようなものが一切感じられず、ちぐはぐで不自然過ぎました。
あそこでノリ切れなかったのが残念でした!
満足度★★★
えっ!
スカートと靴の模様が同じだったのが印象的でした。
ネタバレBOX
何かから隠れていますが、何から隠れているのでしょうか。テロリスト?とにかくみんなが逃げるから逃げたということなので良く分かりません。
新しい人が来て、透明のゾンビだと言います。噛まれた人も同じく透明のゾンビになるらしいのですが、なぜかは知りませんがその人は携帯電話の存在を知らず、そんな人の言葉には信憑性がありません。
隠れている女性は出会い系サイトからの10万円での誘いには弱く、隠れ家から出てしまい、ゾンビを伝えた人は咳き込んだ後に消えてしまいます。そして誰もいなくなった。
…という話でしたが、70分に満たず、えっ!もう終わりって感じでした。
満足度★★★★
最愛、野菜愛!
ダンスパフォーマンス楽し。
ネタバレBOX
野菜嫌いで登校拒否の女子高生が野菜たちにロミオとジュリエット、夏の夜の夢、オセローを演技指導した結果野菜好きになり、母を亡くして崩壊しそうになった家庭も救ったという話。
ピーマン、タマネギ、ニンニク、ニンジン、ブロッコリー、トマト、ナス、レンコンの着ぐるみが登場したときはビックリしましたが、馴染むと楽しくなりました。
ニンニクのキャラ、ナスのアコーデオンなども良かったですが、何よりお父さんのくねくねダンスは秀逸でした。
満足度★★★
『Recover』大丈夫でした!
ぬいぐるみのお話、一本の長編にしてほしいと思いました。
ネタバレBOX
内臓摘出手術はシアタートラムで観た『アンダーグラウンド』以来でしたが、遠くて良く見えませんでした。そして、いかにもダイコンを切っているようで、もう少し本物らしくても良かったです。
初っ端、しっかり見えていました。揺れていました。それはまずいでしょうと思いました。
満足度★★★★
『Loss』恋のサバイバルゲーム!
説明口調で話しながら日常生活を演じる冒頭シーンが好きでした。
ネタバレBOX
夢の中で見たサバイバルゲームを経て、彼氏を恋人と意識した若いOLの話。
サバイバルゲームは、テーブルに座って生き残っている全員の番号と名前を述べると脱出できるというものですが、二進法と十進法に従って、初めに一人いるところに、掲示板の数字が1で1人、10で2人、100で4人、1000で8人という風に参加者が増え続けるので、なるべく早く人減らしした方が成功する確率が高くなります。
ゲームは、緊張感があり、参加者も頭を使っていたようにも思えましたが、結局は犠牲的精神の持ち主や自殺者のおかげで二人が脱出できた訳で、もう少し論理的に考えて脱出できる人が多くなるとか、シビアな殺し合いがあっても良かったと思いました。
楽園に集められたのは日本人で、なぜか日本人という点を強調していましたが、犠牲的精神などを考えると日本人じゃないとこの話は成立しないのかもしれませんね。
ただ、脱出しようが全滅しようが、そんなことおかまいなしにまた人が集められゲームは始まるようです。番号と名前を述べないといけないので全く頭を使わないという訳にはいきませんが、論理的に考えようが、本能の赴くままに行動しようが、何百回かに一度成功すれば良いのだと思います。
まるで、精子の生き様のようであり、受精のようでもあり、身につまされました。
恋のサバイバルゲームに勝った彼女は成功者、恋人のできない人は何度もゲームに参加するのですね。
ところで、川添美和さんのキーワードが、『時間創造部』(時間の有効活用に関するセミナーのお芝居)に出られたこともあってか、時間を気にするというものだったのが面白かったです。
満足度★★★★★
やっぱり人間はいいなあ!
青春の事情は色々あれど、初心忘るべからず、ですね。
ネタバレBOX
高校を出て10年、お笑いを志したものの将来に悩み、地元のお祭りを機に田舎に戻った男が、自分だけでなく同級生たちも色々な問題を抱えながら生活していることを知り、また友情を育みお笑いを目指すきっかけとなった高校時代のエピソードを思い出し、再起一転、頑張ろうとする話。
同じ病室が舞台、現在と過去を行き来しながら友情や恋心が少しずつ分かっていくところなど切なく胸キュンでした。役者さんたちも現在と高校時代を上手く演じ分けていました。
病室での漫才ですが、一度冒頭でやった漫才は相方の怪我のせいということにしてすぐに止め、代わって高校時代にやった漫才を再演するという方向へ持って行く一連の流れは本当に素晴らしかったです。
ボケとツッコミを入れ替えての再起は、コンビとしてもその方が良かったのでしょうが、観客に飽きさせないという意味でも良かったです。
この作品は青春事情の3人の友情物語であり、役者を志してから現在に至るまでの葛藤の話だと思います。2006年の初演のときと比べて2011年の今の方が登場人物たちの気持ちがより一層理解できたのではないでしょうか。
藤吉みわさんの、「これまで自分の決断で一つの人生を生きてきたが、将来はいくつもある」は、いくつかの選択肢の中から自分の判断で選んできて、それが正解だったかどうかは未だ分からず、歳を経る毎に将来の幅がどんどん狭くなっているように思える私には切ない言葉でした。
やっぱり、いくつかのプログラムで行動するロボットより細かい感情を持つ人間の方がいいなあ!
満足度★★★★
面白いけど疲れるー!
「ある男の人生の記憶を、繰り返し、反復し、陽気に躍り続け演じる」のも大変ですが、それを見守る方も大変です。
ネタバレBOX
最初に役者さんたちが飛び出してきましたが、あれってずーっとあそこに隠れていたんですよね!
底が奈落に繋がっているのかなとも思いましたが、どうもそんなこともなさそうで、開演までの15分程お疲れっす!!それで開場が遅れたのね!そしてフクロウがうろうろすることで注意を反らすようにして。
さてお芝居の方はというと、同じようなシーンを、例えば家の前の喧嘩はやくざだったり相撲取りだったり少しずつ違うのですが、それを3回ぐらい繰り返すものですから、面白いっていえば面白いのですが、観ている方はあああと2回やるんだなと思ってしまったらもう大変、苦行でしかありません。
私はレミゼを何回も観るというようなタイプではなく、1回観たらそれでいいという方なので特にいらいら感が募りました。
演者たちはそれを知ってか知らないでか、もうどんどんどんどん調子に乗ってやるものですから、最前列の傍若無人な学級崩壊おばさんなんか、シャメで何度も写真は撮るし、コンビニ袋をがさがさ言わせて飲み物は飲むし、開演前にトイレに行ったのに途中でまたトイレには行くし(病気だったらごめんなさい)、役者がビニールボールをプールに入れるのを勝手に一人で手伝ったりはするしで、このおばさんいったい何なんだと、さらにいらいらしました。
そんな全体を含めてピーチャム・カンパニーらしく、くそーッ、楽しんだことになるのかな。
満足度★★★★
ラスト、
父と娘の和解というか、
ネタバレBOX
娘の誤解、思い込みが解けて良かったですね。そして、汚名も晴れて…。
世間からは悪い噂のある元機長、娘としては事故の関係者にばかり目を向け、自分のことは何も考えてくれなかったと恨みに思ってきた父親が亡くなり、不思議な弔問客が集まる中、一人雪ん子というハンドルネームの女性が来ず、ふむふむ、もうすでに登場人物の中にいるのではないかと思わせるあたりがいい感じでした。
次女が事故の生存者で、実の父母を事故で亡くし、後に機長の養子になったことが明らかになってから、一気に解決編となりました。
不時着する際に後方が勢いよく地面に接したため後方に死者が多く、機長は自分の命を守るためにそのような着地をしたのではないかと非難され続けましたが終生言い訳をしなかったようです。
娘が小学生のときにピアノで弾いたへたくそなテネシーワルツのテープが全ての謎を明らかにしました。機長だった父は航空機事故のときもその後も常にテープを携帯しており、娘のことが大好きだったし、事故のときはへたくそをネタにして寒い中の生存者を元気づけました。
それにしても、テープのことを今更叔父さんから聞かされるというのもどうかなと正直思いました。
銀行強盗はやけになって死に、撃たれた頭取が奇跡的に助かるというのも何か腑に落ちず、ましてやJAMホールディングスがJAM銀行とJAM航空を傘下に持つというのもありえねーと思いました。
次女の婚約者とコスプレ女の中村さんが良かったですね。特に婚約者はボケに徹していて好感が持てました。
猿山のぼるさんは『Desperate Broadway』以来ダンスづいていました。
満足度★★★★
そういう関係だったのね!
いつもより多く踊っています♭
ネタバレBOX
少年社中『天守物語』の鷹と本作品のフクロウとは比べる必要もないが緩さが面白い。
先生との痴話喧嘩と、今後どうしようかと悩んだが故に「クレヨン王国」に迷い込んだ女子高生の話。
他人の親子関係の修復にはアドバイスできても、いざ自分の立場となるとなかなか上手くいきません。
ラストシーンも義理の母親ではなく先生が出てきてしまい、親子関係の修復は難しいようです。
満足度★★★★
世間では何が起きているのだ?!
事象の背景をずーっと考えながら観ていました。
ネタバレBOX
音も無く後ろに消えるのは面白かったですが、それが『いないいない』だとしたらつまらない、だからどうしたという感じです。
世間から『いないいない』…、身を隠すアンネの日記的な話です。
何から逃れようとしているのでしょうか?!何の通知が届いたのか。昨日『BENT』を観た影響もあって、様々な差別から収容所送りになる通知だろうか?、召集令状?、バトルロワイヤル的人口削減手段?、はたまた宇宙人の餌になる通知?、色々考えました。
閉所暮らしで気が狂った人が大声を出し続けたらどうするのか、自殺してしまったらどうするのか、いらいらが募って殺人でも起きたらどうするのかなど、その兆候はありましたが、寸止めでした。
満足度★★★★★
美しい!
鷹の羽の動きがとても綺麗でした。役者の妖しげな美しさと表現力に感服!
ネタバレBOX
あやかしは人を殺すと鳥になると云う。あやかしを恨む弟によってあやかしはあらかた殺され、今では絶滅してしまい見ることはできない。そして人は、悩みながら、協力しながら黙々と生き続けている。
それにしても、少年社中のビジュアルは素敵です。色合いといい、容赦なく傷つけ、容赦なく殺す、歌舞伎の世界のような美しさを堪能しました。
満足度★★★★
いやあ~ビックリ!
前半は新喜劇みたいな感じ、後半の展開には驚きました!
ネタバレBOX
新婦が別れようとする理由が子供が産めない身体だから。婚姻届も出さずにそっと一人で去っていくなんて、モンキーダンスが流行った頃の東京ではあり得ないと思いました。国籍がないとか、それこそ鬼籍とか、そういう理由かなと思っていました。
お父さんが色気づいた頃からのドタバタ騒動から後半の幽霊とりつき騒動へと予想を越えた展開には本当に驚きました!
ライトが反射して眩しいなと思っていましたが、そりゃそうだよね、そうでもなければ本物の鏡をあそこに掛けるはずないものね。ああコワー!!
正直、前半の梅宮さんはしっくり来ませんでしたが、後半の幽霊はぴったり来ました。
夫の目付きが次第に変わる様子、あの目の座り方は秀逸でした。
夫の好みなんでしょうか、再婚相手も細かったですね。暗転後に、座っていた再婚相手が同じ洋服のまま梅宮さんに入れ替わったりしたらもっと怖かっただろうにと思いました。