満足度★★★★★
原子力利用の現状を踏まえても
人間は人間が制御できる技術を利用することが大切です。
ネタバレBOX
1915年、1965年、2015年、50年ごとで変に頭を使わなくていいのが楽でいい。
机の上には丸い電球のようなものが常に置かれていて何だろう。時代が変わるごとに机の上には追加で、1915年は双翼飛行機、1965年がロケット、2015年がUFO型物体の模型が置かれ、当時の課題が象徴的に表されていました。
手に負えない技術はその時代が来るまで封印すべきだという大正時代の社長の考え方は意味深です。完璧な制御技術も無いのに原子力に手を出し、いずれ廃棄物処理技術が追いついてくるだろうという楽観的な現状を批判しています。原子力発電所で事故が起きたように、UFO型重力制御装置も昭和の社長さんたちを乗せたまま暴走して宇宙に行ってしまいました。
机の上の丸いものはUFO型重力制御装置を誘導する物体でした。八王子上空に国が新たに試作したUFO型重力制御装置が居続けるのはこの物体に引きつけられたせいでしょうか。そして反重力の及ぼす影響で八王子には病気が多発しています。避難させるなどの必要性があるはずなのに国の対応は遅れています。平成の人間にはまだこの技術に追いついていません。
いずれ技術が水準に達し、利用し切れる時代が来ることを願います。
ただ、当日パンフレットの相関図を見たりする音は耳障りでした。
満足度★★★★★
【小夏狂乱】原作愛
殺陣が素晴らしく、そして…
ネタバレBOX
本当に階段落ちがありました!
しかもヤスが落ちたのではなく銀ちゃんがです!切ったのは小夏!
殺陣は普通敵味方の攻防ですが、勤皇の志士、銀ちゃんの土方歳三、小夏の沖田総司の三つ巴の斬り合いは迫力がありました。刀のぶつかり合う音も良く聞こえました。
ヤスと小夏の長台詞は、ちょっと長過ぎる嫌いはありましたが気合が入っていました。それでいて、全編を通して銀ちゃんに焦点が当たっていたのが良かったと思います。何より全体を通して原作に対する尊敬の気持ちが現れていました。
オープニングの顔見せで、アズミの方が小夏かと思いました。アズミの方が大柄でより美形でした。
満足度★★★★
夢か現か
考えると悩ましくなります。
ネタバレBOX
小説に書いたことが本当に起きてしまう…、熱海温泉で殺人事件が発生、被害者の数や犯人の名前まで原稿と一致している等々。
原子同士がぶつかると原子の飛ぶ方向と力が決まり、次にどの原子にぶつかるか、またどの方向に飛んでいくかが決まるので、未来は既に決まっているという説があるそうで、未来を予想できることが一応もっともらしくもあります。
一方、最初の原子の持つ位置エネルギーと運動エネルギーは分けることができないのでこの説は否定されているとのことで、今度は熱海温泉の殺人犯が別の人だとニュースで流れたりして現実が混沌としてきます。
そして全ては幻か、彼が小説家になっているという現実自体が学生時代に死亡した友人が見た夢ではないかと思わせる、なるほど卒業後の登場人物に学生時代の関係者が多くいたなど思い当たるところもある、夢か現か面白かったです。
ところで、医者が直接薬を手渡すことはないだろうに、通夜の席で義母が受付係をすることもないだろうにとは思いました。
満足度★★★
薄っぺらく、
表面ズラをなぞっているだけのようでした。
ネタバレBOX
最初は大声で早口で何言っているのか聞き取れませんでした。即興も当然ですがウケ狙いばかり、進行に困ると客から集めた台詞を言うんじゃ受けても滑ってもつまらない。
死体をミンチにするというのも口先ばかり、脅すための大袈裟な表現ということではありましたが、先日の角角では本当にミキサーにかけていました。
何でも死刑だと、他人の罪を見逃すと今度は自分が死刑に問われかねないので、裏切り、密告の恐怖からどんどん深みにはまっていき、疑心暗鬼が新たな事件を起こす負のスパイラルに陥ってしまう。そんな話でしたが、だからそもそも罪を通報することが義務だと教育されてきた庶民がしかも市長の息子がいるときに見逃すなんてことするかー。少なくとも一回くらいはこの国らしい一連の流れを見せてからにしてほしかったです。
そして、権力者だって足元すくわれることがあるだろうに市長の息子などは全くの無警戒で悪のし放題、薄っぺらく現実味のない話でした。
階段を前にして他人の子を身ごもった女性と結婚するのは蒲田行進曲を思い起こさせ、ラストシーンの生首へのキスは正にサロメそのもの、オリジナリティが感じられませんでした。
満足度★★★★★
切ない!
生き生きと、そしてとても自然な演技で、切ない青春を描いた素晴らしい群像劇でした!
ネタバレBOX
同じ養護施設出身者が大半を占める町工場が舞台、一つの事故によって運命が変わってしまった男女を中心にそこで働く若者たちの群像劇。
高校生のとき、なんであのとき自分が最初に棒なんか持ってしまったんだろう。あれが無ければナオと順風満帆に行っていただろうに、悔やんでも悔やみ切れない思い。
友人とじゃれた際に友人の持った棒でナオが片方を失明してしまい、友人は償いの気持ちが次第に愛に変わり、二人は結婚することになり工場を辞めておじさんを頼って去っていく。本当は彼は今でもナオを愛しているのに追いかけることができない。
ふくこはナオの友だちで、元々はナオと結婚する男が好きだったのかな、ここはちょっと確信まではないけれど、ナオの事故によって結局男を盗られてしまったような形になったのかな。
送別会の後、ふくこはうじうじしている彼に水をぶっかけどろんこになりながらナオに告白する最後のチャンスだと言ってそそのかしますが彼は動かず、逆にお前も同じだろうと痛いところを突かれます。
二人がいなくなっても工場は稼働する。朝のラジオ体操、彼は吹っ切れずに泣いている、それでも日常は動き出すということです。
先日観た宝塚のトルストイ作『復活』では、償いの愛は負けました。このお芝居の彼にも真実の告白ができていれば別の展開になっていたでしょうが、それだけに切ないです。
役者さんの動きがとても自然体で素晴らしかったのと、廃墟マニアじゃないですが、工場のトタンの錆具合がなんとも美しかったです。そして、ふくこは細くて美人さんでした。
満足度★★★★
ブスとサーカス、
何ともこの単語が結びつきませんでしたが、こういう展開だったとは。
ネタバレBOX
ヤクザの舎弟ヒロシと彼と関係を持った女性たちが警備員を二人殺害して6億円を強奪、女性たちは潰れた元雀荘の建物に隠れてヒロシからの連絡を待っているという状況下で起きた出来事。
容姿には自信のない女性たちですが、基本的にはヒロシを自分だけのものにしたいと考えているところに、ヒロシが一人の女性と逃亡しようとしていることが判明した結果、最終的には嫉妬心から殺し合いが起こったという顛末。
警察を恐れながらも和気あいあい的な女子会風雰囲気から、徐々に裏切り者探しがエスカレートしていき、そして本当に殺してしまう、しかも次々と、驚愕の様を見せてくれました。面白かったです。特に内山奈々さんの執拗さが良かったです!!
サーカス?! 今でも意味が良く分かりませんが、見世物的な、サークル的な、そして繋がっている的な言葉として理解しました。
最後の犠牲的精神からの行動がレズだったからというのはちょっとオチとしてどうかなと思いました。そんな伏線みたいなものあったかなぁ、気付きませんでした。
当日パンフレットの順番も観終わってから見るとクスっと笑えました。
満足度★★★★
ちょっと拍子抜け
駆け引きも何となく中途半端、残念でした。
ネタバレBOX
役者たちと元役者の女将との騙し合いの面白さが売りなのでしょうが、そんなに面白くもなく、女将が一座に加わるという結果も見えていてちょっと拍子抜けでした。
満足度★★★★★
あゝ面白かった!
徹底した悪、醜悪の極み、こういうのも大好きです。
ネタバレBOX
徹底した暴力、通電って何のことかと思ったら電気を身体に流すこと、痛いんだろうな。徹底した言葉の暴力で連帯責任みたいにして逃げられなくしてしまう、追い詰められるとそうなってしまうのかな。
遺体を切り刻んだり、煮込んでジューサーで粉砕して捨てたり、遺体から油分を取り出してクリームを作ったり、醜悪!
張本人は爽やかさを売りにしているのっぺりした佐々木蔵之介が陰湿になったような感じでした。
こういうお芝居をする劇団がいくつかあるので、観比べていきたいと思います。
満足度★★★★★
スケールの大きな
日本の抱える諸問題を取り込んだ超大作!感激!!
ネタバレBOX
早口の格好いいナレーションがあって、そろそろ終わりかな、意外に3時間早かったなと思っていたらセットも入れ替え数年後、第二幕が始まりました。
医療界と製薬会社の在り方を問う問題作!
配役の属性がしっかりしていて骨太で、新薬開発の問題点、医者のストレス問題や患者への心のケアが行き届かない現状を中心とした話かと思いきや、TPPに加盟後の日本、原発事故で甲状腺癌が多発しているという前提に立ったスケールの大きな近未来の話でした。
甲状腺癌治療のために新薬の認可に手心が加えられていたこと…、混合診療には国保が利かないという現状を踏まえ、それがアメリカの意向を受けたもので、TPP加盟で高額医療と民間保険依存がさらに進み、国保が崩壊寸前になっていること…、製薬会社が医療機関などにばらまいている金の流れを規制し、社会貢献するよう法律が改正されたものの、その法律が裏金作りをしていた当該製薬会社を追い詰めることになるなど、ホント凄かったです!!
癌細胞とタンパク質を結合させレーザーを照射する治療が再発には効かないというストーリーに、プリオンにみられるようなタンパク質の持つ不気味さがクローズアップされ印象的でした。
満足度★★★
垢抜けず
半音高い的な…。
ネタバレBOX
一生懸命さはありましたが、お母さんは半音高く、臨時の先生は評価対象外。
崖の途中にあるとはいえ梅子がひょいひょい枝を折ることができるくらいの梅の木、お父さんはなんで転落死しちゃったかなぁ。
これまで108冊も日記を書き続けてきた梅子が、その内の一冊、あるいは数冊を段ボール箱に入れて捨てようとするかなぁ。
しかし、天文部部長のスベリそうになっても物ともせず、ギャグとして確立していたところはさすがでした。
満足度★★★★
ソフトな恐怖SF
老若男女が楽しめるストーリーという感じでした。
ネタバレBOX
いなくなっても気付かれないようなニート系若者をネットで呼び寄せ、ペットとして自分の星に連れて行く宇宙人の話。
若者の中にも裏切り者がいるように思わせたり、最後は宇宙人に協力する形で身を守る若者のしたたかさがあったり、また人間を餌にするような残酷な設定は無いなど、みんなが楽しめるソフトな恐怖SFでした。
登場人物が多過ぎるのか、ちょっと冗長な面がありました。未成年者を連れ回すと誘拐になるとかの面倒くさい説明は邪魔で、それなら二十歳にしてしまえばいいじゃんと思いました。
歓迎会の席に地元の人が箸を持って来るのを忘れたけれどツマミなので箸が無くても別に構わないというシーンがありました。あそこは宇宙人なので箸が使えないということなのでしょうが、実際に奇妙な指使いでツマミを食べるなどの具体的なシーンが無かったのでそういう真相や不気味さが上手く伝わって来ませんでした。
満足度★★★★
吉原炎上
漫画、漫画、劇画!!童貞の妄想と現実のギャップに笑う。
ネタバレBOX
差別される童貞たち、そんな中で人気を博した世田谷童貞機構が左翼に利用され暴動が起きてしまい、童貞を捨てて解散、美意識に生きる、即ち美意識に死ぬという話かな。
特攻に行く直前のような、好きな人と、または思い出の中の彼女と、あるいは立たねばケーキにぶち込んで…。
ロックラジオ体操、カッコ良くて、エロ可愛かったです。
櫻井さんはときどきサクライさん、本井さんはメガネがなかったので別人かと思いました。
満足度★★★★
目を覚ませ!!
オセロ中島に見せてやりたい。
ネタバレBOX
開放されてすぐの一言が仕事探さなきゃって、いったい。そりゃ信楽焼のタヌキが御託宣をのたまうという妄想から解放されただけで、日常から解放されたわけじゃないから当然ですが。
でもタヌキは日常からの開放をと言って楽園に誘ったのにね。それを考えるとなんか寂しい。
細かいところで大阪っぽい所作があって面白かったです。
満足度★★★★★
幸せ!!蘭とむさん、いい!!
『復活』、ちょっと理不尽な裁判物、感動的でスケールの大きな話。『カノン』も素晴らしく、とても幸せになれました。
ネタバレBOX
『復活』、95分。恋、償いによる愛、愛、大きな愛。婚約を破棄して、財産を使い果たしてまでも再審請求に賭け、プロポーズするも実らず。凄い、なんてこと。
大切な人に順番を付けるときは自分を一番にしなさいという叔母さんのアドバイスは素敵でした。償いによる結婚では幸せにはなれません。
男革命家と結婚してしまった彼女、女革命家が少しでも男に興味があったなら違っていただろうに、早い段階でわざわざ男に興味がないことを強調していたのはこのためなのね。
明日は20世紀、前向きな願いで終わりましたが、もうすぐロシア革命、公爵家にとっては大変な時代になっていくでしょう。もっとも彼は農地を手放しているので友人を頼ってパリに行っているのかもしれませんが、20世紀という言葉に普段感じていたほどの高揚感は無く、むしろ暗い響きを感じ取りました。
蘭とむさん、いいですね。同じように見えてしまう男役の中で蘭とむさんはパッと分かります。
レビュー『カノン』は感動的でした。音楽もダンスも衣装も素晴らしかったです。途中の背景の赤い月が印象的でした。
満足度★★★★★
【Fチーム】
劇団の立ち上げって大変なんだろうなと思わせる千秋楽挨拶
ネタバレBOX
どこがリレイヤーのシナリオか、どこまでがそれをやっている練習風景か、どこが練習の合間のフリートークなのか、どこが今なのか、混乱しながら観ていました。
素人は舞台に立つべきではない、そう思います。でもいつかは立てるようになる時期が来るのだと思います、自己判断で。
プロとしての脚本家、制作者、役者と、それを取り巻くなりたて役者の図、それを見つめる主役はボテッとしたところが鴻上さんぽくて、面白かったです。
千秋楽の挨拶で、主宰の宇賀神さんがグッと来たと言っては何度も詰まっていましたが、そのように見えないところが印象的でした。
ところで、おでこの広がり具合から宇賀神さんは松重豊さん、曽田役の高槻さんはマジで磯川家の島岡さんが改名したのかと思っていました。
満足度★★★★
ベタな内容
ベタなんですが、それでも感動しました。
ネタバレBOX
野球は振ってナンボ、恋愛は振られてナンボ、不治の病、相手のことを考えての嘘は許される、レギュラーになったという嘘くらいは。ベタですね。
力まずに振ればホームランバッターになれる素質があるならアドバイスしてやれよって、初恋の思い出とこち亀の恩義で一球ボールっていったい。最後ホームラン打たせてあげたかったな。
わざわざ劇場に出掛けて行っているのですから、凝縮した60分というのなら納得しますが、ハーフと言われると60分一本では少し寂しいかな、二本同時にやればいいじゃないかと思いました。
満足度★★★★
衝撃のメルヘン第一章
みんなの思いが伝わる心温まるメルヘン、そして衝撃のラストシーンでした。
ネタバレBOX
隣国の王子との結婚を断ったために滅ぼされた王国のお姫様が国を再興するおとぎ話の第一章というような話。
国王機関説的立場に立てばお姫様が自由恋愛をすることは許されません。勝手に妊娠して隣国の王子との結婚を断るなんてあり得ないことですが、わがままだけど宮廷のみんなから愛されていたお姫様は城が攻撃される前にみんなの犠牲のもと逃げ延びることができました。ジーンと来ます。
最後に出てきて、姫が私の希望と言っていたのはおバカな宮廷道化のフールだったのでしょうか。姫の身代わりになって殺されるはずが、偶然助かったのかと一瞬思いました。しかし、それは違います。すぐに何とも上手くできたシナリオだと感心させられました。
あれは姫の子供です。と言うことは、姫の恋愛相手はおバカな宮廷道化だったということで、まさかの展開に驚いてしまいました。
そして彼が国を再興することになるのでしょう。衝撃のメルヘンの第一章でした。
ところで、踊りを練習するシーンでヨタヨタしていた人が数人いました。練習だから下手で当然なのか、やっぱり練習不足なのかどっちなんでしょう。そして、全体を通して皆さんヘタウマなのですが、優しい気持ちが伝わる素敵なお芝居でした。
満足度★★★★
小道具の意味
役に立ちもので戦場でも必要だろうと思いつつ、上手い例えと感心もしました。
ネタバレBOX
今頃気づきました、トリポッドが三脚だということを。
インドで襲撃され死の恐怖を味わい、それ以上に自分に向けてシャッターを押し続けるカメラマンの存在を目の当たりにして戦場カメラマンを辞めた達(たつる)に、枠から飛び出さなくなったお前にはピッタリだろうと自分の三脚を預けて戦場カメラマンに再チャレンジした宮崎。
その宮崎が戦場で死に、葬式の前夜に学生時代の仲間たちと酒を飲み、過去を振り返り、現状を顧みて酔いつぶれ、戦場カメラマンへの復帰を決意して三脚を宮崎に返そうとする達を中心とした物語。
葬式に出掛ける直前の、一言で述べた達の決意に対して、妻の何と長ったらしい返答だったことでしょう。慣れない営業マンになった夫の満足しない日常を見るにつけ、私ももう一度思いっきりやってみたらとずーっと言おうと思っていたの云々と…、あのいい場面でうるさい、しつこい!一言、「そう」とだけ言えばいいものを!と思ってしまいました。
宮崎の元婚約者の女性の心情が描けていたとは思えませんでした。
劇場に入り、セットがしっかりしていることに驚きました。それだけに、流しの上に掛けてあった布巾らしき布で床を拭いたのにはゾッとしました。元の場所に戻さなかったのでホッとはしましたが。場面転換のためとはいえ、飲んだビールを冷蔵庫に戻すのも変だなあと思いながら見ていました。
満足度★★★★
【黒の章】『黒髪と魚の足とプレシオサウルス』
プリンプリン!そしてプリンプリン!
ネタバレBOX
前回は『黒髪と魚の足とプレシオサウルス』が含まれていた黒の方が、『dogma』が含まれていた赤よりも面白かったと思いましたが、今回は逆でした。
肝心の『黒髪と魚の足とプレシオサウルス』が70分程度で、上手く膨らますことができず長編化できなかったようです。本当に切る種明かしが早過ぎるような気がします。
女性陣のお尻プリンプリンは魅力的でしたが、川添さんの腰振りクリックリッは前回の方がクリックリッだったような気がしました。で、その妖艶シーンも最初だけで、もう一回くらい見たかったです。
10分休憩後の『ほんの遊び心』は刑事ドラマ風、人気刑事を演じた俳優名を叫ぶシーンの渡辺徹の微妙さが良かったですが、究極の選択と本編を上手く結びつけた青の章の構成には敵いませんでした。
満足度★★★★
典型的
とても典型的な死後の世界を扱ったお芝居だなと思いました。
ネタバレBOX
豊島区の対応と渋谷区の対応があまりにも異なるのが面白かったです。特別区の権限、都の権限はどうなっているんでしょうね、橋下さんに教えてあげなくっちゃ。
後半のエレベーターシーンでは死因を確認するシーンがありましたが最初のエレベーターシーンにはありませんでした。樹の精霊が紛れ込んだ件と、階段利用の彼氏とエレベーター利用の彼女の関係でこうなったのは分かりますが、何となく順番が違うのではないかという気がしました。
妊娠したお母さんの胎児が実のお母さんの生まれ変わりとは切ないですね。
生まれ変わることを希望する人、希望しない人、いますよね。
人類誕生から現在の何十億人への人口増加を考えると、基本、生まれ変わりでは需要は賄い切れません。こういうお芝居を見る度に世の中には生まれ変わりが好きな人が多いのだなとつくづく思います。