bakuの観てきた!クチコミ一覧

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アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

(やっぱり)でっかい芝居だった
ここ数年、演劇の魅力に取り憑かれたもうすぐ50歳間近の者です。
なんで演劇は身近なことをねちねち大声で語っているんだろうという疑念が高校時代にトラウマのようにあったからだったんですが、でかい演劇ってのがあるというのを知りました(見ているものはごく一部なのですが)
野田地図と谷賢一の芝居は比べちゃどちらにも失礼なんでしょうけど。
オリジナルの脚本でもここまで持って行けるってのは流石(ちょっと褒めすぎですけど、必見の演劇でしょう)
プレビュー公演と、本公演では変わりそうなシーンがちょっとありそうな予感がするので、また見に行きたい。
(同じ芝居は2期はみない主義なんですが、これは見る価値ある)

ネタバレBOX

1982年生まれ
この特異な現象をこのような描写はすごい。
今回は、つかこうへいのパロディ?というところとか、役者さんも笑ってしまうようなシーンもあったりと魅力山積でしたが、タイトルの意味はエンディングにわかりました。
あの水槽(っていっちゃいけないのかな)、終わったら観客にプレゼントということだけはやめて欲しい(^_^)
今年は50本ほど芝居を見たけど、印象に残った5本の一つであることは間違いないです。
前回のDULL-COLORED POPの「黒ネコちゃんとベージュネコちゃん」のお母さん役があんなに憑依できることと、ワニとトリの道化役が核心に迫るあたりが流石(しかもあのシーンで)。
獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

イキウメ
イキウメというか前川知大の芝居は太陽以来見ている。去年、奇っ怪を三軒茶屋でも見たし、『The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)』の続編だと思い込んでいた私には、話が随分ちがっていたのでちょっと戸惑った。
大きい(テーマを扱った)芝居は日本には少ないと感じていたけど、このテーマは「大きい」ものに挑戦している数少ないものだと感心した。
池田成志はやっぱり怪しい役やらせたら「3本の指」に入りそうなそんな人だけに話をどんどん転がしてくれて気持ちよかった。

ネタバレBOX

これだけ長期間の公演を打てるというのはすごい劇団だなと感心する反面、あまり笑って欲しくないところで「大声で笑う」方が近隣にいるため「興ざめ」となってしまった。
確かに、わらいどころで笑う分には自由なんだけど、それが「物語への集中」をそいでしまいました。前日に「プルーフ」を風姿花伝で見たからということもあって、本来いい作品だったハズのものが「残念」な感じになってしまいました。
「デウス・エクス・マキナ」が「隕石・柱」・「二階堂望」の2本立で登場するあたりは、ちょっと反則な気もするけど、それも含めて演劇の楽しさなんだとは思うので。
プルーフ/証明(谷 演出ver.)

プルーフ/証明(谷 演出ver.)

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい
谷賢一演出という芝居は見つけ次第予約、見に行っているんですが、これは全く気がつかなかった。手塚さんのFBを見て慌てて予約をしました。
結構長い芝居だったような気もしますが、そんなことを思わせないたたみかけるような迫力あるあっという間の芝居でした。
このハイクオリティな芝居が4年前にあったというのが、私にとって驚きです。
前回の演出とどの辺が変わったのか興味もありますが、今回は対決バージョンということ、別演出の回も是非みてみたいです。
しかし、役者全員見事にはまっていたと思います。今年見た芝居で一番の印象を植え付けられてしまいました。ストレンジフルーツも見て、満足したのですが、やっぱり大きな劇場では役者の「熱気」が薄れるって感じなのかもしれません。

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